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公開番号
2024146029
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058692
出願日
2023-03-31
発明の名称
繰出容器及びリフィル容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A45D
40/14 20060101AFI20241004BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】内容物を有効に使い切ることができる繰出容器及びリフィル容器を提供する。
【解決手段】本発明に係る態様の繰出容器は、中皿本体の底壁部上に配置された押上片を有し、中皿に相対回転不能に設けられた押上部材と、外装筒の内側に外装筒に対して容器軸回りに回転可能に設けられた回転部材と、回転部材に相対回転不能で、かつ回転部材に対して上下動可能に設けられ、貫通筒に連係する螺旋軸と、を備えている。押上部材は、螺旋軸に対する貫通筒の容器軸回りの回転に伴い、中皿本体の内側を押上片が上下動可能に構成されている。外装筒は、回転部材を径方向の外側から覆う閉塞位置、及び回転部材を径方向の外側に露出させる開放位置間を切替可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器軸に沿って配置された外装筒と、
前記容器軸回りに延びる第1螺旋溝を有し、前記外装筒の内側に前記外装筒に相対回転不能に設けられた螺旋部材と、
前記第1螺旋溝に係合する第1係合部を有し、前記螺旋部材に対する前記容器軸回りに回転に伴い上下動する可動部材と、
棒状内容物の下端部を収容可能な筒状に形成され、前記可動部材の上下動に伴い前記外装筒に対して上下動する中皿と、
前記外装筒の内側で前記中皿及び前記螺旋部材の周囲を取り囲むとともに、前記螺旋部材に対して回転可能に構成された収容筒部材と、
前記中皿の内側に配置されて前記棒状内容物を前記棒状内容物の下方から支持する押上片、及び前記押上片から下方に延びる貫通部を有し、前記中皿に相対回転不能に設けられた押上部材と、
前記外装筒の内側に前記外装筒に対して前記容器軸回りに回転可能に設けられた回転部材と、
前記回転部材に相対回転不能で、かつ前記回転部材に対して上下動可能に設けられ、前記貫通部に連係する螺旋軸と、を備え、
前記押上部材及び前記螺旋軸には、前記螺旋軸に対する前記貫通部の前記容器軸回りの回転に伴い、前記中皿の内側で前記押上片を上下動させる螺旋状の係合部が形成され、
前記外装筒は、前記回転部材を径方向の外側から覆う閉塞位置、及び前記回転部材を径方向の外側に露出させる開放位置間を切替可能に構成されている繰出容器。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記可動部材は、
内周面に形成された前記第1係合部、及び外周面に形成された前記容器軸回りに延びる第2螺旋溝を有する内筒と、
前記第2螺旋溝に係合する第2係合部を有し、前記内筒の周囲を取り囲むとともに、前記中皿に接続された外筒と、を備えている請求項1に記載の繰出容器。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の繰出容器に対して前記棒状内容物を詰替可能に保持するリフィル容器であって、
開口部を通じて前記棒状内容物を突出させた状態で、前記棒状内容物を保持する保持筒と、
前記保持筒に連なるとともに、前記棒状内容物の外周面から離間した状態で、前記保持筒の軸方向に延びるガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、当該リフィル容器と前記繰出容器とを組み合わせた状態で、前記棒状内容物のうち前記保持筒から突出した部分を前記中皿の内側に進入させた状態で前記中皿の周囲を取り囲むリフィル容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繰出容器及びリフィル容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
繰出容器は、筒状の外装筒と、外装筒の内側に容器軸回りに回転可能に支持された収容筒部材と、収容筒部材の内側に設けられて棒状内容物を保持する中皿と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。繰出容器では、外装筒と収容筒部材とを相対回転させると、収容筒部材の内側で中皿が上下動することで、収容筒部材を通じて棒状内容物が進退する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-183464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、繰出容器において、棒状内容物は、下端部が有底筒状の中皿内に装填された状態で、中皿に保持されている。そのため、従来技術にあっては、棒状内容物のうち、中皿内に装填された部分が残存してしまい、棒状内容物を有効に使い切ることができなかった。特に、棒状内容物をリフィル可能な繰出容器の場合には、リフィル前の棒状内容物を完全に使い切ることが好ましい。
【0005】
本発明は、内容物を有効に使い切ることができる繰出容器及びリフィル容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示は以下の態様を採用した。
本開示の一態様に係る繰出容器は、容器軸に沿って配置された外装筒と、前記容器軸回りに延びる第1螺旋溝を有し、前記外装筒の内側に前記外装筒に相対回転不能に設けられた螺旋部材と、前記第1螺旋溝に係合する第1係合部を有し、前記螺旋部材に対する前記容器軸回りに回転に伴い上下動する可動部材と、棒状内容物の下端部を収容可能な筒状に形成され、前記可動部材の上下動に伴い前記外装筒に対して上下動する中皿と、前記外装筒の内側で前記中皿及び前記螺旋部材の周囲を取り囲むとともに、前記螺旋部材に対して回転可能に構成された収容筒部材と、記中皿の内側に配置されて前記棒状内容物を前記棒状内容物の下方から支持する押上片、及び前記押上片から下方に延びる貫通部を有し、前記中皿に相対回転不能に設けられた押上部材と、前記外装筒の内側に前記外装筒に対して前記容器軸回りに回転可能に設けられた回転部材と、前記回転部材に相対回転不能で、かつ前記回転部材に対して上下動可能に設けられ、前記貫通部に連係する螺旋軸と、を備え、前記押上部材及び前記螺旋軸には、前記螺旋軸に対する前記貫通部の前記容器軸回りの回転に伴い、前記中皿の内側で前記押上片を上下動させる螺旋状の係合部が形成され、前記外装筒は、前記回転部材を径方向の外側から覆う閉塞位置、及び前記回転部材を径方向の外側に露出させる開放位置間を切替可能に構成されている。
【0007】
本態様によれば、回転部材の回転によって中皿内で押上片を上昇させることで、棒状内容物のうち中皿内に収容された部分(装填部分)が中皿から押し上げられる。これにより、棒状内容物の装填部分を使用することができる。その結果、棒状内容物を有効に使い切ることができる。
特に、本態様において、外装筒は、回転部材を径方向の外側から覆う閉塞位置、及び回転部材を径方向の外側に露出させる開放位置間を切替可能に構成されている。そのため、棒状内容物のうち中皿から上方に突出した部分(突出部分)が残存している状態で、回転部材が予期せず回転して棒状内容物の装填部分が中皿から押し上げられることを抑制できる。これにより、棒状内容物の突出部分が十分に残っている状態において、中皿によって棒状内容物を安定して保持できる。その結果、棒状内容物の破損や脱落等を抑制して、棒状内容物を有効に使い切ることができる。
【0008】
上記態様に係る繰出容器において、前記可動部材は、内周面に形成された前記第1係合部、及び外周面に形成された前記容器軸回りに延びる第2螺旋溝を有する内筒と、前記第2螺旋溝に係合する第2係合部を有し、前記内筒の周囲を取り囲むとともに、前記中皿に接続された外筒と、を備えていることが好ましい。
本態様によれば、螺旋部材及び内筒間、並びに内筒及び外筒間でそれぞれ上下方向に相対移動が行われるので、繰出容器の上下方向での寸法を抑えた上で、中皿のストローク(最下端位置及び最上端位置間の距離)を確保し易い。
【0009】
本発明の一態様に係るリフィル容器は、上記態様に係る繰出容器に対して前記棒状内容物を詰替可能に保持するリフィル容器であって、開口部を通じて前記棒状内容物を突出させた状態で、前記棒状内容物を保持する保持筒と、前記保持筒に連なるとともに、前記棒状内容物の外周面から離間した状態で、前記保持筒の軸方向に延びるガイド部と、を備え、前記ガイド部は、当該リフィル容器と前記繰出容器とを組み合わせた状態で、前記棒状内容物のうち前記保持筒から突出した部分を前記中皿の内側に進入させた状態で前記中皿の周囲を取り囲む。
本態様によれば、新しい棒状内容物を中皿に装填するにあたって、ガイド部が中皿の周囲を取り囲むことで、繰出容器とリフィル容器との径方向への相対移動を規制できる。これにより、新しい棒状内容物を繰出容器に詰め替える際の詰替姿勢を安定させることができる。その結果、詰替時における棒状内容物の破損等を抑制できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、内容物を有効に使い切ることができる繰出容器及びリフィル容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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