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公開番号
2024145612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058048
出願日
2023-03-31
発明の名称
ミシン釜の給油装置
出願人
JUKI株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D05B
71/02 20060101AFI20241004BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】ミシン釜への給油量が安定するミシン釜の給油装置を実現する。
【解決手段】ミシン釜の給油装置100は、釜軸10の軸心に沿って形成されている油経路11と、油経路11に流れる潤滑油Jの流量を調節する油量調節ネジ30と、油経路11と連通している外釜1の油溜まり1aと、油溜まり1aから内釜2に潤滑油Jを導く油導入路1bと、釜軸10の油経路11に設置されている第二の浸透材40と、外釜1の油溜まり1aに設置されている第一の浸透材50と、を備えて構成されており、第一の浸透材50と第二の浸透材40には潤滑油Jが浸透可能な素材を用いるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
釜軸の一端部に連結され、所定方向に回転される外釜と、前記外釜に回転可能に内装されている内釜とを有するミシン釜に潤滑油を供給するミシン釜の給油装置であって、
前記釜軸の軸心に沿って形成されており、前記一端部側に開口を有して貫通している油経路と、
前記油経路に流れる潤滑油の流量を調節する油量調節部と、
前記外釜に設けられており、前記油経路と連通している油溜まりと、
前記油溜まりから前記内釜に前記潤滑油を導く油導入路と、
を備え、
前記潤滑油を浸透可能な第一の浸透材が、前記油溜まりに配設されていることを特徴とするミシン釜の給油装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記油溜まりは、前記釜軸よりもその径が大きな空間であることを特徴とする請求項1に記載のミシン釜の給油装置。
【請求項3】
前記潤滑油を浸透可能な第二の浸透材が、前記油経路に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン釜の給油装置。
【請求項4】
前記第二の浸透材から前記第一の浸透材に前記潤滑油を移動させることが可能な毛細管構造を有する軸部材を備えたことを特徴とする請求項3に記載のミシン釜の給油装置。
【請求項5】
前記軸部材は、その軸心に沿った狭小な貫通孔を有しており、
前記貫通孔の軸垂直断面形状は、複数に枝分かれした態様の分枝形状を呈していることを特徴とする請求項4に記載のミシン釜の給油装置。
【請求項6】
前記第二の浸透材にはその一端から突き出した突出部が設けられており、前記突出部が前記第一の浸透材に接触していることを特徴とする請求項3に記載のミシン釜の給油装置。
【請求項7】
前記第二の浸透材と前記軸部材の間に、前記第二の浸透材から前記軸部材に前記潤滑油を移動させることが可能な浸透部材が配設されていることを特徴とする請求項4に記載のミシン釜の給油装置。
【請求項8】
前記第二の浸透材と前記軸部材を内装して前記油経路に配設される筒状の取付金具を備え、
前記取付金具の一端には小孔が設けられており、その小孔から突き出した前記軸部材の端部が前記第一の浸透材に接触していることを特徴とする請求項4に記載のミシン釜の給油装置。
【請求項9】
前記第二の浸透材を内装して前記油経路に配設される筒状の取付金具を備え、
前記取付金具の一端には小孔が設けられており、その小孔から突き出した前記突出部が前記第一の浸透材に接触していることを特徴とする請求項6に記載のミシン釜の給油装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシン釜の給油装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ミシン釜における内釜と外釜の間の回転摺動部へ潤滑油を供給して、ミシン釜の発熱、焼付、摩耗を抑えるミシン釜の給油装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このミシン釜の給油装置は、ミシン釜を作動させる下軸(釜軸)の軸心に形成されている油路と、油路の終端部に備えられた油芯と、油路に流れる潤滑油の油量を調節する油量調節ネジ等を有しており、フィルター状の油芯に浸透した潤滑油が、下軸によって回転された外釜の遠心力によって内釜のレース面に供給されて給油されるようになっている。
また、ミシン釜の回転摺動部への給油量の調整は、油量調節ネジで油路に流れる潤滑油の油量を調節することによって行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平06-31683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1のミシン釜の給油装置の場合、油量調節ネジによって、ミシン釜の回転摺動部への給油量を調整するのが難いことがあった。
これは、ミシン釜への給油量は、フィルター状の油芯に作用する潤滑油の油圧がボトルネックになっているため、例えば、油路に流れる潤滑油の油量(油圧)が所定値未満であるとミシン釜への給油量がほとんど変化しないのに対し、油路に流れる潤滑油の油量(油圧)が所定値以上になると、潤滑油が油芯を通過し易くなってミシン釜への給油量が急激に増えることがあるので、その微調整が難しいという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、ミシン釜への給油量が安定するミシン釜の給油装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
釜軸の一端部に連結され、所定方向に回転される外釜と、前記外釜に回転可能に内装されている内釜とを有するミシン釜に潤滑油を供給するミシン釜の給油装置であって、
前記釜軸の軸心に沿って形成されており、前記一端部側に開口を有して貫通している油経路と、
前記油経路に流れる潤滑油の流量を調節する油量調節部と、
前記外釜に設けられており、前記油経路と連通している油溜まりと、
前記油溜まりから前記内釜に前記潤滑油を導く油導入路と、
を備え、
前記潤滑油を浸透可能な第一の浸透材が、前記油溜まりに配設されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシン釜の給油装置において、
前記油溜まりは、前記釜軸(前記油経路)よりもその径が大きな空間であることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のミシン釜の給油装置において、
前記潤滑油を浸透可能な第二の浸透材が、前記油経路に配設されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のミシン釜の給油装置において、
前記第二の浸透材から前記第一の浸透材に前記潤滑油を移動させることが可能な毛細管構造を有する軸部材を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のミシン釜の給油装置において、
前記軸部材は、その軸心に沿った狭小な貫通孔を有しており、
前記貫通孔の軸垂直断面形状は、複数に枝分かれした態様の分枝形状を呈していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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