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公開番号2024143918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056868
出願日2023-03-31
発明の名称ミシン
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類D05B 55/14 20060101AFI20241004BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】針棒の位置検出を、軽量且つ小型の構成により実現することが可能なミシンを提供する。
【解決手段】ミシンは、縫針30が装着される針棒31と、針棒31を駆動する駆動ユニットと、針棒31に隣接するフレーム70と、フレーム70に設けられ、針棒31の軸方向と平行な検出面7Aにコイルを有する電磁誘導方式のセンサ7と、針棒31に固定され、検出面7Aと対向する金属性の金属板を有する検出体8と、センサ7の出力情報に基づき、検出面7Aに対する検出体8の位置を示す情報を出力する出力装置とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
縫針が装着される針棒と、
前記針棒を駆動する駆動ユニットと、
前記針棒に隣接するフレームと、
前記フレームに設けられ、前記針棒の軸方向と平行な検出面にコイルを有する電磁誘導方式のセンサと、
前記針棒に固定され、前記検出面と対向する導電性の被検出面を有する検出体と、
前記センサの出力情報に基づき、前記検出面に対する前記検出体の位置を示す情報を出力する出力装置と
を備えたことを特徴とするミシン。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記出力装置は表示装置であり、前記針棒の位置を示す情報を表示することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
【請求項3】
前記検出体は、
前記被検出面を支持する支持部と、
前記針棒に固定される固定具と、
前記支持部と前記固定具との間に亘って延びる延伸部と
を有することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
【請求項4】
前記延伸部に沿って前記固定具から前記支持部に向けて延びる方向は、前記針棒を中心とした半径方向に対して上方又は下方に傾斜することを特徴とする請求項3に記載のミシン。
【請求項5】
前記検出体は、
前記延伸部から前記針棒と平行に延びるピンを有し、
前記駆動ユニットは、
前記針棒に固定される針棒抱きと、
前記針棒抱きを上下方向に移動させることにより、前記針棒抱きを介して前記針棒を上下方向に移動させる駆動部と
を有し、
前記針棒抱きは、
前記ピンが係合する係合部を有することを特徴とする請求項3に記載のミシン。
【請求項6】
前記被検出面は長方形の形状を有し、上下方向の前記被検出面の長さは、上下方向と直交する方向の前記被検出面の長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載のミシン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシンに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
縫針が装着される針棒の上下方向の位置を検出することが可能なミシンが提案されている。特許文献1に記載のミシンは、ラックギヤ、ピニオンギヤ、及びポテンショメータを備える。ラックギヤは、針棒に設けられる。ピニオンギヤは、ポテンショメータの回転軸に取り付けられ、且つ、ラックギヤに噛み合う。針棒が駆動することに応じてラックギヤは上下動し、ピニオンギヤは回転する。ポテンショメータは、回転軸の回転量に応じた信号をコンピュータに出力する。コンピュータは、ポテンショメータが出力した信号に基づき、針棒の位置を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-23472号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ミシンによる縫製時、針棒は上下方向に高速で移動する。このため、針棒の位置を検出する為に針棒に設けられる機構は、ギヤ等の負荷が少なく軽量であることが好ましい。又、ミシン内のうち針棒の近傍には、他の機構部品が多数配置されている。このため、針棒の位置を検出する為に針棒に設けられる機構は、他の機構部品と接触しないように小さいことが好ましい。
【0005】
本発明の目的は、針棒の位置検出を、軽量且つ小型の構成により実現することが可能なミシンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るミシンは、縫針が装着される針棒と、前記針棒を駆動する駆動ユニットと、前記針棒に隣接するフレームと、前記フレームに設けられ、前記針棒の軸方向と平行な検出面にコイルを有する電磁誘導方式のセンサと、前記針棒に固定され、前記検出面と対向する導電性の被検出面を有する検出体と、前記センサの出力情報に基づき、前記検出面に対する前記検出体の位置を示す情報を出力する出力装置とを備えたことを特徴とする。
【0007】
ミシンは、針棒に固定された検出体の被検出面をセンサにより検出することで、針棒の上下方向の位置を検出する。ミシンは、電磁誘導式のセンサを用いることにより、検出対象となる被検出面を含む検出体を軽量且つ小型化できる。従って、ミシンは、針棒の駆動に過大な負荷をかけずに針棒の位置を検出できる。又、ミシンは、針棒近傍の他の機構部品に検出体が干渉することを防止できる。
【0008】
本発明において、前記出力装置は表示装置であり、前記針棒の位置を示す情報を表示してもよい。この場合、ミシンのユーザは、表示装置に表示された情報に基づき、針棒の位置を認識できる。
【0009】
本発明において、前記検出体は、前記被検出面を支持する支持部と、前記針棒に固定される固定具と、前記支持部と前記固定具との間に亘って延びる延伸部とを有してもよい。この場合、検出体は、針棒から離隔した位置に設けられるセンサの検出面に被検出面を近接させることができるので、センサによる被検出面の検出精度を高めることができる。
【0010】
本発明において、前記延伸部に沿って前記固定具から前記支持部に向けて延びる方向は、前記針棒を中心とした半径方向に対して上方又は下方に傾斜してもよい。ミシンは、センサに対して上方又は下方に他の機構部品が配置されている場合でも、検出体が他の機構部品に干渉することを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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