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公開番号2024142624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054844
出願日2023-03-30
発明の名称生体物質抽出用磁性ビーズ
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C12N 15/10 20060101AFI20241003BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】生体物質の抽出効率が良好な生体物質抽出用磁性ビーズを提供すること。
【解決手段】磁性金属粉末と、前記磁性金属粉末の粒子表面を被覆し、無機酸化物を含む無機酸化物層と、前記無機酸化物層の表面を被覆し、金イオンの還元剤または金イオンの還元反応の触媒を含む下地層と、前記下地層の表面を被覆し、金を含む金層と、Au-S結合を介して前記金層の表面に結合されている、リガンドまたはリガンド結合部位を有する化合物を含む固定化層と、を有することを特徴とする生体物質抽出用磁性ビーズ。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
磁性金属粉末と、
前記磁性金属粉末の粒子表面を被覆し、無機酸化物を含む無機酸化物層と、
前記無機酸化物層の表面を被覆し、金イオンの還元剤または金イオンの還元反応の触媒を含む下地層と、
前記下地層の表面を被覆し、金を含む金層と、
Au-S結合を介して前記金層の表面に結合されている、リガンドまたはリガンド結合部位を有する化合物を含む固定化層と、
を有することを特徴とする生体物質抽出用磁性ビーズ。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記化合物は、下記式(1)で表されるチオール誘導体またはその塩と前記金層との反応生成物である請求項1に記載の生体物質抽出用磁性ビーズ。


-(CH



-(C



O)

-R

… (1)
[上記式(1)中、xは2以上18以下の整数であり、yは0以上100以下の整数である。また、上記式(1)中、R

はチオール基またはジスルフィド結合であり、R

は前記リガンドまたは前記リガンド結合部位である。]
【請求項3】
前記無機酸化物は、酸化ケイ素または酸化チタンである請求項1または2に記載の生体物質抽出用磁性ビーズ。
【請求項4】
前記下地層は、ニッケルを含む請求項1または2に記載の生体物質抽出用磁性ビーズ。
【請求項5】
前記無機酸化物層および前記下地層の合計の平均厚さが、10nm以上600nm以下である請求項1または2に記載の生体物質抽出用磁性ビーズ。
【請求項6】
平均粒径が0.5μm以上50μm以下である請求項1または2に記載の生体物質抽出用磁性ビーズ。
【請求項7】
前記磁性金属粉末の飽和磁化は、80emu/g以上であり、
前記磁性金属粉末の保磁力は、100A/m以下である請求項1または2に記載の生体物質抽出用磁性ビーズ。
【請求項8】
前記下地層の平均厚さは、前記無機酸化物層の平均厚さの1.2倍以上4.0倍以下である請求項1または2に記載の生体物質抽出用磁性ビーズ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体物質抽出用磁性ビーズに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医療分野における診断や生命科学の分野において、生体物質の検査需要が高まっている。生体物質検査手法のうち、PCR(Polymerase chain reaction)法は、DNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)等の核酸を抽出し、その核酸を特異的に増幅して検出する方法である。こうした生体物質を検査する過程では、まず、検体から検査対象の物質を抽出することが必要である。この生体物質の抽出には、例えば、生体物質に対する結合能を有する抽出担体が用いられる。
【0003】
特許文献1には、細胞表面受容体やウイルスに対する結合能を有する結合種として、リガンドを例示している。そして、リガンドを保持するコロイドを用いて生体分子を検出することが開示されている。また、金で被覆されている粒子の表面にチオールで構成された自己集合単層が形成されていること、および、自己集合単層がリガンドの結合パートナーを提示すること、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-122728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
生体物質の抽出においては、抽出担体に対し、様々な物理的および化学的な負荷が加わる。特許文献1に記載のリガンドを保持するコロイドは、このような負荷が加わったとき、抽出担体に結合している生体物質が脱離したり、抽出担体が凝集したりして、生体物質の抽出効率が低下することが懸念される。また、特許文献1に記載のコロイドは、分散媒に対する分散性において改善の余地がある。分散性が低い場合、生体物質の捕捉効率が低下するため、結果として生体物質の抽出効率が低下する。
【0006】
そこで、生体物質の抽出効率が良好な生体物質抽出用磁性ビーズの実現が課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の適用例に係る生体物質抽出用磁性ビーズは、
磁性金属粉末と、
前記磁性金属粉末の粒子表面を被覆し、無機酸化物を含む無機酸化物層と、
前記無機酸化物層の表面を被覆し、金イオンの還元剤または金イオンの還元反応の触媒を含む下地層と、
前記下地層の表面を被覆し、金を含む金層と、
Au-S結合を介して前記金層の表面に結合されている、リガンドまたはリガンド結合部位を有する化合物を含む固定化層と、
を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
生体物質抽出方法の一例を説明するための工程図である。
図1に示す生体物質抽出方法を説明するための模式図である。
図1に示す生体物質抽出方法を説明するための模式図である。
図1に示す生体物質抽出方法を説明するための模式図である。
実施形態に係る磁性ビーズを示す断面図である。
図5に示す被覆膜の部分拡大図である。
図5の磁性ビーズの変形例を示す断面図である。
機能性部位を有する化合物が、Au-S結合を介して金層に結合している状態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の生体物質抽出用磁性ビーズの好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
実施形態に係る生体物質抽出用磁性ビーズは、生体物質を吸着するとともに、その状態で磁気分離に用いられる粒子群である。磁気分離とは、生体物質抽出用磁性ビーズを含む固相と分散媒を含む液相とが入った容器に外部磁場を印加し、固相を磁気吸引することにより、固相と液相とを分離する技術である。なお、以下の説明では、生体物質抽出用磁性ビーズを、単に「磁性ビーズ」という場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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