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公開番号
2024141998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053928
出願日
2023-03-29
発明の名称
塵芥投入箱および塵芥収集車
出願人
新明和工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65F
3/00 20060101AFI20241003BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】後半の操作力を軽減でき、かつ、コンパクトな扉の開閉機構を有する塵芥投入箱
【解決手段】塵芥投入箱20は、投入口21aを上下方向に開閉する扉22と、第1アーム31と、第2アーム32と、第1アーム31を投入箱本体21に回転可能に連結する第1連結部33と、第1アーム31と第2アーム32とを回転可能に連結する第2連結部34と、第2アーム32と扉22の上端部とを回転可能に連結する第3連結部35と、第2アーム32と投入箱本体21とに連結された付勢部材40と、を備える。扉22が閉状態のときの第3連結部35における扉22の法線を第1法線N1と、開状態のときの同法線を第2法線N2とするとき、第1連結部33は、第1法線N1と第2法線N2との間に配置される。第2連結部34は、第1法線N1と第2法線N2との間に位置し、かつ、少なくとも扉22が閉状態のとき第1連結部33よりも第1法線N1寄りに位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
投入口が形成された箱状の投入箱本体と、
前記投入口を上下方向に開閉する扉と、
前記投入口に沿って上下方向に延在し、前記扉の移動を案内するガイド部と、
前記扉および前記ガイド部よりも前記投入箱本体の内方に配置された第1アームと、
前記扉および前記ガイド部よりも前記投入箱本体の内方に配置された第2アームと、
前記第1アームの一端を前記投入箱本体に回転可能に連結する第1連結部と、
前記第1アームの他端と前記第2アームの一端とを回転可能に連結する第2連結部と、
前記第2アームの他端と前記扉の上端部とを回転可能に連結する第3連結部と、
前記第2アームに一端が連結され、前記投入箱本体のうち前記第2アームよりも上方部分に他端が連結された付勢部材と、を備え、
側方視において、前記扉が閉状態のときの前記第3連結部における前記扉の法線を第1法線と、前記扉が開状態のときの前記第3連結部における前記扉の法線を第2法線とするとき、
側方視において、前記第1連結部は、前記第1法線と前記第2法線との間に配置され、
側方視において、前記第2連結部は、前記扉が閉状態、開状態、および閉状態と開状態との中間のとき前記第1法線と前記第2法線との間に位置し、かつ、少なくとも前記扉が閉状態のとき前記第1連結部よりも前記第1法線寄りに位置している、
塵芥投入箱。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記扉は、閉状態から開くと、前記第2連結部周りに上方に回動した後、前記第1連結部周りに上方に回動する、
請求項1に記載の塵芥投入箱。
【請求項3】
前記第1アームは、前記扉を閉状態から開くと、前記第1連結部周りに下方に回動するかまたは不動であった後、上方に回動する、
請求項2に記載の塵芥投入箱。
【請求項4】
前記第3連結部は、少なくとも前記第1アームが上方に回動するようになった後は、前記第2連結部よりも上方に位置する、
請求項3に記載の塵芥投入箱。
【請求項5】
前記第1連結部は、前記第1法線と前記第2法線との中央よりも前記第2法線寄りに配置されている、
請求項1に記載の塵芥投入箱。
【請求項6】
前記第2連結部は、前記扉が閉状態のとき、前記第1法線と前記第2法線との中央よりも前記第1法線寄りに位置する、
請求項1に記載の塵芥投入箱。
【請求項7】
前記第1アームは、前記第2アームよりも長い、
請求項1に記載の塵芥投入箱。
【請求項8】
前記付勢部材の前記一端は、前記第2アームのうち、前記第2連結部と前記第3連結部との中央よりも前記第2連結部寄りの部分に連結されている、
請求項1に記載の塵芥投入箱。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一つに記載の塵芥投入箱を備えた塵芥収集車。
【請求項10】
前記投入箱本体に接続された塵芥収容箱と、
前記投入口から前記投入箱本体に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む積込装置と、をさらに備え、
前記積込装置は、
前記投入箱本体の内部に配置され、上下方向に延びる摺動ガイドと、
前記摺動ガイドに沿って摺動可能に構成され、前記投入箱本体に投入された塵芥を巻き込んで移動させる摺動部材と、を備え、
前記第1アーム、前記第2アーム、前記第1連結部、前記第2連結部、前記第3連結部、および前記付勢部材は、側方視において、前記摺動ガイドと前記扉との間に配置されている、
請求項9に記載の塵芥収集車。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は塵芥投入箱、および、それを備えた塵芥収集車に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
塵芥の投入口に扉が設けられた塵芥収集車が従来から知られている。例えば特許文献1には、塵芥投入口を開閉するスライド式の投入口カバーと、一端が投入口カバーの上端部に回動可能に連結されたリンク部材と、一端がリンク部材の他端に回動可能に連結され、他端が塵芥投入箱の側壁に回動可能に連結されたアーム部と、アーム部と塵芥投入箱とに係止された引っ張りコイルバネと、を備えた塵芥収集車が記載されている。特許文献1に記載の塵芥収集車では、投入口カバーの開閉は、投入口カバーに取り付けられた取っ手を持った作業者が手動で行うこととされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-183027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたような塵芥収集箱では、塵芥の投入口の扉を開放する作業の前半では、引っ張りコイルばねのような付勢部材の補助により、適度な操作力で扉を開くことができる。しかし、扉を開放する作業の前半では、扉を持ち上げるための操作力が大きく増大する。本願発明者は、その理由を分析した。以下、図9および図10を利用して、本願発明者が見出した上記現象の理由を説明する。
【0005】
図9は、従来の塵芥投入箱120の断面図であって、テールゲート122を閉じた状態を示す図である。図10は、従来の塵芥投入箱120の断面図であって、テールゲート122を開いた状態を示す図である。図9に示すように、テールゲート122が閉状態またはそれに近い状態のときには、スプリング140がテールゲート122の移動を補助する力Fは、テールゲート122の移動方向と平行に近い角度に作用する。スプリング140の補助力Fは、アーム部131の回転軌道の接線方向に作用する。そのため、テールゲート122の開放操作当初、スプリング140による補助力Fの方向は、図9に示すように、テールゲート122の移動方向と平行に近い。これにより、テールゲート122の開放操作の前半において、作業者は少ない力でテールゲート122を上方に移動させることができる。
【0006】
しかし、テールゲート122が開状態に近づくと、スプリング140による補助力Fの方向とテールゲート122の移動方向とに大きな乖離が発生する。図10に示すように、テールゲート122が開状態に近づくと、アーム部131の回転軌道の接線方向、すなわち、補助力Fの方向は、テールゲート122の移動方向と大きく異なった方向となる。そのため、テールゲート122の開放操作の後半においては、スプリング140の補助が少なく、テールゲート122を持ち上げるための操作力が大きく増大する。図8のグラフG0は、従来の塵芥投入箱120におけるテールゲート122の開放操作時の操作力を示している。グラフG0に示すように、従来の塵芥投入箱120におけるテールゲート122の開放操時の操作力は、開放作業の中盤以降、急激に上昇する。
【0007】
アーム部131の根元側の連結部133の位置をより上方とすることにより、テールゲート122の開放作業の後半において操作力が大きくなることを抑制することはできる。しかし、かかる構成では、テールゲート122よりも上方にアーム部131およびリンク部材132が飛び出し、本来そこにあった部材の配置が難しくなる。また、アーム部131を長くすることによっても、開放作業の後半において操作力が大きくなることを抑制することができる。アーム部131を長くすれば、開放作業の後半においてもテールゲート122の開方向とスプリング140の補助力Fの方向との乖離が小さくなる。しかし、かかる構成では、アーム部131が長くなる分、塵芥投入箱120が大きくなる。または、塵芥投入箱120を大きくしないとすれば、アーム部131およびリンク部材132の収納が難しくなる。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、投入口の扉を開放する操作の後半における操作力を軽減でき、かつ、コンパクトな扉の開閉機構を有する塵芥投入箱を提案することである。また、かかる塵芥投入箱を備えた塵芥収集車を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の塵芥投入箱は、投入口が形成された箱状の投入箱本体と、前記投入口を上下方向に開閉する扉と、前記投入口に沿って上下方向に延在し、前記扉の移動を案内するガイド部と、前記扉および前記ガイド部よりも前記投入箱本体の内方に配置された第1アームと、前記扉および前記ガイド部よりも前記投入箱本体の内方に配置された第2アームと、前記第1アームの一端を前記投入箱本体に回転可能に連結する第1連結部と、前記第1アームの他端と前記第2アームの一端とを回転可能に連結する第2連結部と、前記第2アームの他端と前記扉の上端部とを回転可能に連結する第3連結部と、前記第2アームに一端が連結され、前記投入箱本体のうち前記第2アームよりも上方部分に他端が連結された付勢部材と、を備える。側方視において、前記扉が閉状態のときの前記第3連結部における前記扉の法線を第1法線と、前記扉が開状態のときの前記第3連結部における前記扉の法線を第2法線とするとき、側方視において、前記第1連結部は、前記第1法線と前記第2法線との間に配置されている。側方視において、前記第2連結部は、前記扉が閉状態、開状態、および閉状態と開状態との中間のとき前記第1法線と前記第2法線との間に位置する。かつ、前記第2連結部は、少なくとも前記扉が閉状態のとき前記第1連結部よりも前記第1法線寄りに位置する。
【0010】
上記塵芥投入箱によれば、扉が閉状態のとき、第2連結部は、第1法線上にある第3連結部よりも扉の開方向の前方に位置する。また、第2連結部は、扉が開状態のとき、第2法線上にある第3連結部よりも扉の開方向の後方に位置する。このように、第2アームの第3連結部に対する位置は、回動途中で、扉の開方向の前方から後方に変わる。これにより、回動途中から、付勢部材の補助力の方向と扉の開方向とを再び近づけることができる。そのため、投入口の扉を開放する操作の後半における操作力を軽減できる。かつ、上記塵芥投入箱によれば、第1連結部、第2連結部、および第3連結部の全てが常時、第1法線と第2法線との間に収まる。従って、第1アームおよび第2アームも常時、第1法線と第2法線との間に収まる。そのため、扉を開閉する機構をコンパクトにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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