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公開番号2024140719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052020
出願日2023-03-28
発明の名称立て掛け足場
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E06C 1/04 20060101AFI20241003BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】柱に立て掛けて用いられ、高所作業を好適に行うことが可能な立て掛け足場を提供する。
【解決手段】立て掛け足場1は、上下方向に長尺な柱B1に立て掛けて、柱又は柱周辺における高所作業を行うために用いられる。立て掛け足場1は、上下方向に長尺に延びており、作業者が高所に登るための梯子部材10と、梯子部材の上端部に取り付けられ、梯子部材の上端部から水平方向に突出し、作業者の足場となる天板部材20とを備えている。天板部材20の外縁部のうち、梯子部材10側の一端部とは反対側の他端部には、一端部側に窪むように窪み部21が形成されている。窪み部21は、柱B1の外形に沿わせた横断面形状を有している。立て掛け足場1が柱B2に立て掛けられたときに、天板部材20の他端部が柱B2に対向し、かつ、窪み部21が柱に面接触するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に長尺な柱に立て掛けて用いられ、前記柱又は前記柱周辺における高所作業を行うための立て掛け足場であって、
上下方向に長尺に延びており、作業者が高所に登るための梯子部材と、
前記梯子部材の上端部に取り付けられ、前記梯子部材の上端部から水平方向に突出し、前記作業者の足場となる天板部材と、を備え、
前記天板部材の外縁部のうち、前記梯子部材側の一端部とは反対側の他端部には、前記一端部側に窪むように窪み部が形成され、
前記窪み部は、前記柱の外形に沿わせた横断面形状を有し、
前記立て掛け足場が前記柱に立て掛けられたときに、前記天板部材の前記他端部が前記柱に対向し、かつ、前記窪み部が前記柱に面接触するように構成されていることを特徴とする立て掛け足場。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記立て掛け足場は、建物の躯体の出隅部に設けられた前記柱又は前記柱周辺における高所作業を行うために用いられ、
前記梯子部材は、前記躯体の出隅部に設けられた床部材上に設置され、
前記窪み部は、前記柱の角部の外形に沿わせた横断面形状を有し、
前記立て掛け足場が前記柱に立て掛けられたときに、前記天板部材の前記他端部が前記柱の内側の角部に対向し、かつ、前記窪み部が前記柱の内側の対向面に面接触し、前記柱の内側の角部を挟むように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の立て掛け足場。
【請求項3】
前記天板部材に取り付けられ、前記柱に着脱可能に固定される柱固定部材をさらに備え、
前記柱固定部材は、前記立て掛け足場が前記柱に立て掛けられた状態で、前記柱に対向し、前記柱を囲むようにして前記柱に固定されることを特徴とする請求項2に記載の立て掛け足場。
【請求項4】
前記柱固定部材は、
前記天板部材の上面にそれぞれ設けられ、互いに対向するように配置され、前記柱を囲むように連結される第1固定部材及び第2固定部材と、
前記第1固定部材、前記第2固定部材それぞれの基端部を連結するとともに、前記天板部材に軸支される連結軸と、
前記第1固定部材、前記第2固定部材それぞれの先端部を着脱可能に取り付ける着脱部材と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の立て掛け足場。
【請求項5】
前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、枠状となるように連結され、かつ、前記柱の全周を囲むようにして連結され、
前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、前記窪み部よりも上方位置に配置され、
前記第1固定部材及び前記第2固定部材によって囲まれる内部領域と、前記窪み部によって形成される内部領域とが、上面視において重なるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の立て掛け足場。
【請求項6】
前記第1固定部材、前記第2固定部材それぞれの先端部は、互いに対向し、互いに重なり合うように配置され、
前記着脱部材は、前記第1固定部材及び/又は前記第2固定部材に設けられた永久磁石を用いて、前記第1固定部材、前記第2固定部材それぞれの先端部を着脱可能に取り付けることを特徴とする請求項4に記載の立て掛け足場。
【請求項7】
前記第1固定部材、前記第2固定部材それぞれの先端部は、互いに対向し、互いに重なり合うように配置され、
前記着脱部材は、前記第1固定部材の先端部及び前記第2固定部材の先端部の一方に設けられた係合部と、前記第1固定部材の先端部及び前記第2固定部材の先端部の他方に設けられ、前記係合部に着脱可能に係合する被係合部と、を有し、
前記係合部は、前記一方に対して第1状態と第2状態で切り替え可能に取り付けられ、
前記係合部は、
前記第1状態のときに前記第1固定部材の先端部と、前記第2固定部材の先端部とを重ね合わせることで前記被係合部に係合し、
前記係合部が前記被係合部に係合した状態のときに前記第1状態から前記第2状態に切り替わることで前記被係合部にロックされることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の立て掛け足場。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、立て掛け足場に係り、特に、上下方向に長尺な柱に立て掛けて用いられ、柱又は柱周辺における高所作業を行うための立て掛け足場に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物の施工時において柱及び梁の接合作業のような高所作業を行うために、脚立や梯子が用いられている。
例えば、特許文献1に記載の梯子は、建物の施工時において安全に高所作業を行うことを目的として、梯子を安定して昇降可能な梯子支持機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-124588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、建物の躯体の出隅部に設けられた柱又は柱周辺における高所作業を行う場合には、従来の脚立や梯子では好適に高所作業を行うことが困難であった。
例えば、上記高所作業では、躯体の出隅部にある床上に脚立を設置するところ、脚立を柱の近傍位置まで寄せて設置することができなかった。すなわち、脚立を柱の近傍位置まで寄せてしまうと、脚立が倒れて落下してしまう虞があった。そのため、柱及び梁の接合作業等を効率良く行うことが難しかった。
また、躯体の出隅部にある床上に梯子を安定して設置することも難しかった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、柱に立て掛けて用いられ、従来よりも高所作業を好適に行うことが可能な立て掛け足場を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、建物の施工中に用いられ、柱に容易に固定することが可能な立て掛け足場を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は、本発明の立て掛け足場によれば、上下方向に長尺な柱に立て掛けて用いられ、前記柱又は前記柱周辺における高所作業を行うための立て掛け足場であって、上下方向に長尺に延びており、作業者が高所に登るための梯子部材と、前記梯子部材の上端部に取り付けられ、前記梯子部材の上端部から水平方向に突出し、前記作業者の足場となる天板部材と、を備え、前記天板部材の外縁部のうち、前記梯子部材側の一端部とは反対側の他端部には、前記一端部側に窪むように窪み部が形成され、前記窪み部は、前記柱の外形に沿わせた横断面形状を有し、前記立て掛け足場が前記柱に立て掛けられたときに、前記天板部材の前記他端部が前記柱に対向し、かつ、前記窪み部が前記柱に面接触するように構成されていること、により解決される。
上記構成により、柱に立て掛けて用いられ、従来よりも高所作業を好適に行うことが可能な立て掛け足場を実現することができる。
詳しく述べると、立て掛け足場は、梯子部材と、天板部材とを備えており、天板部材の外縁部には、柱の外形に沿わせ横断面形状を有する窪み部が形成されている。そのため、立て掛け足場が柱に立て掛けられたときに、天板部材の窪み部を柱に面接触させることができる。すなわち、柱に安定して立て掛けることが可能な立て掛け足場を実現できる。
なお、柱の外形に沿わせた窪み部の形状とすることで、柱の外形や柱の向きに寄らず、柱に立て掛け足場を好適かつ容易に立て掛けることができる。
【0007】
このとき、前記立て掛け足場は、建物の躯体の出隅部に設けられた前記柱又は前記柱周辺における高所作業を行うために用いられ、前記梯子部材は、前記躯体の出隅部に設けられた床部材上に設置され、前記窪み部は、前記柱の角部の外形に沿わせた横断面形状を有し、前記立て掛け足場が前記柱に立て掛けられたときに、前記天板部材の前記他端部が前記柱の内側の角部に対向し、かつ、前記窪み部が前記柱の内側の対向面に面接触し、前記柱の内側の角部を挟むように構成されていると良い。
上記構成により、建物の躯体の出隅部において柱又は柱周辺における高所作業を行うときに、高所作業を好適に行うことが可能な立て掛け足場を実現できる。また、当該立て掛け足場であれば、躯体の出隅部に設けられた柱に容易に固定させることができる。
【0008】
このとき、前記天板部材に取り付けられ、前記柱に着脱可能に固定される柱固定部材をさらに備え、前記柱固定部材は、前記立て掛け足場が前記柱に立て掛けられた状態で、前記柱に対向し、前記柱を囲むようにして前記柱に固定されると良い。
上記のように柱固定部材を備えていることで、躯体の出隅部に設けられた柱に対し立て掛け足場を一層容易に固定させることができる。
【0009】
このとき、前記柱固定部材は、前記天板部材の上面にそれぞれ設けられ、互いに対向するように配置され、前記柱を囲むように連結される第1固定部材及び第2固定部材と、前記第1固定部材、前記第2固定部材それぞれの基端部を連結するとともに、前記天板部材に軸支される連結軸と、前記第1固定部材、前記第2固定部材それぞれの先端部を着脱可能に取り付ける着脱部材と、を備えていると良い。
上記構成により、躯体の出隅部に設けられた柱に対し柱固定部材を容易に取り付けることができ、また強固に取り付けることができる。
【0010】
このとき、前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、枠状となるように連結され、かつ、前記柱の全周を囲むようにして連結され、前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、前記窪み部よりも上方位置に配置され、前記第1固定部材及び前記第2固定部材によって囲まれる内部領域と、前記窪み部によって形成される内部領域とが、上面視において重なるように構成されていると良い。
上記構成により、作業者は、柱に対し天板部材(窪み部)を立て掛けて、そのまま天板部材上の柱固定部材を挟み込ませるように取り付けることができる。すなわち、作業者は上記作業を一連の作業で行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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