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公開番号
2024140083
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051077
出願日
2023-03-28
発明の名称
物品搬送設備
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B65G
1/00 20060101AFI20241003BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】非稼働状態において、走行フロアで待機中の搬送車が適切に充電を行うことが可能な物品搬送設備を実現する。
【解決手段】走行フロアFに、少なくとも4本の走行経路Rが互いに並列に且つ互いに隣接して配置された特定エリアAが含まれる。特定エリアAには、複数の搬送車1が待機する待機場所として使用できる待機可能経路Rwと、待機場所としての使用が禁止される走行専用経路Rrと、が設定されている。特定エリアAにおける2本の走行経路Rは、走行専用経路Rrに設定され、特定エリアAにおける走行専用経路Rr以外の走行経路Rは、待機可能経路Rwに設定される。2本の走行専用経路Rrのそれぞれは、充電ステーション6に繋がるように設定される。全ての待機可能経路Rwが、経路幅方向Dwの少なくとも一方側に走行専用経路Rrが隣接するように設定される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を搬送する複数の搬送車と、
前記搬送車の走行経路が形成された走行フロアと、
前記走行フロア上の前記搬送車に電力を供給する充電ステーションと、を備えた物品搬送設備であって、
前記走行フロアに、少なくとも4本の前記走行経路が互いに並列に且つ互いに隣接して配置された特定エリアが含まれ、
前記特定エリアには、複数の前記搬送車が待機する待機場所として使用できる待機可能経路と、前記待機場所としての使用が禁止される走行専用経路と、が設定され、
前記特定エリアにおける2本の前記走行経路は、前記走行専用経路に設定され、前記特定エリアにおける前記走行専用経路以外の前記走行経路は、前記待機可能経路に設定され、
2本の前記走行専用経路のそれぞれは、前記充電ステーションに繋がるように設定され、
前記特定エリアにおける前記走行経路の延在方向を経路延在方向とし、前記走行フロアに沿う方向であって前記経路延在方向に直交する方向を経路幅方向として、
全ての前記待機可能経路が、前記経路幅方向の少なくとも一方側に前記走行専用経路が隣接するように設定される、物品搬送設備。
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【請求項2】
前記待機可能経路と前記走行専用経路とを入れ替える経路入替処理が実行され、
前記経路入替処理の実行後は、全ての前記待機可能経路のそれぞれに対して前記経路幅方向の少なくとも一方側に前記走行専用経路が隣接するように配置される、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記経路入替処理では、いずれかの前記走行専用経路において前記搬送車が異常停止した場合に、当該搬送車の停止場所を含む前記走行専用経路を前記待機可能経路とし、いずれかの前記待機可能経路を前記走行専用経路とする、請求項2に記載の物品搬送設備。
【請求項4】
2本の前記走行専用経路のそれぞれでは、前記搬送車の走行する向きが、一方側に制限されると共に互いに反対向きである、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項5】
2本の前記走行専用経路を前記経路幅方向に繋ぐ幅方向走行専用経路が、前記特定エリアに少なくとも2本設定されており、
前記走行専用経路及び前記幅方向走行専用経路の少なくとも一部が、前記走行フロアの外縁部に位置するように設定される、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項6】
前記搬送車に前記物品を供給する物品供給部と、
前記搬送車により搬送される前記物品を受け入れる物品受入部と、を備え、
前記充電ステーションが複数設けられ、
前記走行経路は、前記物品供給部と前記物品受入部とを周回する周回走行経路を含み、
前記周回走行経路に沿う前記搬送車の単位走行距離あたりに存在する前記充電ステーションの数が、前記物品供給部に近づくことに応じて多くなるように、複数の前記充電ステーションが配置されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の物品搬送設備。
【請求項7】
物品を搬送する複数の搬送車と、
前記搬送車の走行経路が形成された走行フロアと、
前記走行フロア上の前記搬送車に電力を供給する充電ステーションと、を備えた物品搬送設備であって、
前記走行フロアに、3本の前記走行経路が互いに並列に且つ互いに隣接して配置された特定エリアが含まれ、
前記特定エリアには、複数の前記搬送車が待機する待機場所として使用できる待機可能経路と、前記待機場所としての使用が禁止される走行専用経路と、が設定され、
前記特定エリアにおける、3本の前記走行経路のうち中央の1本の前記走行経路は、前記待機可能経路に設定され、前記待機可能経路を挟んで両側に隣接する2本の前記走行経路は、前記走行専用経路に設定され、
2本の前記走行専用経路のそれぞれは、前記充電ステーションに繋がるように設定され、
2本の前記走行専用経路のそれぞれでは、前記搬送車の走行する向きが、一方側に制限さると共に互いに反対向きである、物品搬送設備。
【請求項8】
第1階層の前記走行フロアである第1走行フロアと、
第2階層の前記走行フロアである第2走行フロアと、
前記第1走行フロアと前記第2走行フロアとの間で前記搬送車を昇降させると共に、互いに水平方向に離間して配置された第1リフタ及び第2リフタと、
前記走行経路は、前記第1走行フロアと前記第2走行フロアとのそれぞれにおいて前記第1リフタと前記第2リフタとを繋ぐリフタ間経路を含み、
前記特定エリアにおける前記走行経路の延在方向を経路延在方向とし、前記走行フロアに沿う方向であって前記経路延在方向に直交する方向を経路幅方向として、
前記リフタ間経路の一部が、2本の前記走行専用経路を前記経路幅方向に繋ぐ幅方向走行専用経路を構成している、請求項7に記載の物品搬送設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を搬送する複数の搬送車と、前記搬送車の走行経路が形成された走行フロアと、前記走行フロア上の前記搬送車に電力を供給する充電ステーションと、を備えた物品搬送設備に関する。
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【背景技術】
【0002】
このような物品搬送設備の一例として、特開2022-050240号公報(特許文献1)には、無人搬送車を用いて荷物を搬送する荷物搬送システムが開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示される符号は、特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1に記載された設備では、搬送路(30)の全体は、搬送車(10)が走行可能なようにほぼ平滑に連続して繋がっている。搬送車(10)は、バッテリ(15)を搭載しており、バッテリ(15)からの電力を受けて動作するように構成されている。
【0004】
搬送車(10)は、コントロールシステムからの指令に従って、搬送エリア(A1)で所定の荷物をピックアップし、その荷物を作業エリア(A2)へ搬送する。搬送車(10)は、荷物の搬送を完了すると、待機ゾーン(Z4)へ移動し、次の指令があるまでそこで待機する。待機中の搬送車(10)は、バッテリ(15)の充電状態が所定値より低い場合には、充電ゾーン(Z3)へ移動して充電を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-050240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、このような物品搬送設備では、例えば夜間などに、物品の搬送が行われない非稼働状態となる場合がある。この非稼働状態では、次に設備が稼働状態となるまで、設備内の全ての搬送車を、予め定められた待機場所で待機させておくことになる。また、次に設備が稼働状態となるまでの間に、充電が必要な搬送車の充電を完了させておくことが好ましい。これら点について、特許文献1には詳細な記載が無い。
【0007】
上記実情に鑑みて、非稼働状態において、走行フロアで待機中の搬送車が適切に充電を行うことが可能な物品搬送設備の実現が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
物品を搬送する複数の搬送車と、
前記搬送車の走行経路が形成された走行フロアと、
前記走行フロア上の前記搬送車に電力を供給する充電ステーションと、を備えた物品搬送設備であって、
前記走行フロアに、少なくとも4本の前記走行経路が互いに並列に且つ互いに隣接して配置された特定エリアが含まれ、
前記特定エリアには、複数の前記搬送車が待機する待機場所として使用できる待機可能経路と、前記待機場所としての使用が禁止される走行専用経路と、が設定され、
前記特定エリアにおける2本の前記走行経路は、前記走行専用経路に設定され、前記特定エリアにおける前記走行専用経路以外の前記走行経路は、前記待機可能経路に設定され、
2本の前記走行専用経路のそれぞれは、前記充電ステーションに繋がるように設定され、
前記特定エリアにおける前記走行経路の延在方向を経路延在方向とし、前記走行フロアに沿う方向であって前記経路延在方向に直交する方向を経路幅方向として、
全ての前記待機可能経路が、前記経路幅方向の少なくとも一方側に前記走行専用経路が隣接するように設定される。
【0009】
他の構成として、
物品を搬送する複数の搬送車と、
前記搬送車の走行経路が形成された走行フロアと、
前記走行フロア上の前記搬送車に電力を供給する充電ステーションと、を備えた物品搬送設備であって、
前記走行フロアに、3本の前記走行経路が互いに並列に且つ互いに隣接して配置された特定エリアが含まれ、
前記特定エリアには、複数の前記搬送車が待機する待機場所として使用できる待機可能経路と、前記待機場所としての使用が禁止される走行専用経路と、が設定され、
前記特定エリアにおける、3本の前記走行経路のうち中央の1本の前記走行経路は、前記待機可能経路に設定され、前記待機可能経路を挟んで両側に隣接する2本の前記走行経路は、前記走行専用経路に設定され、
2本の前記走行専用経路のそれぞれは、前記充電ステーションに繋がるように設定され、
2本の前記走行専用経路のそれぞれでは、前記搬送車の走行する向きが、一方側に制限さると共に互いに反対向きである。
【0010】
上記の構成によれば、設備の非稼働状態において、待機可能経路に複数の搬送車を待機させておくことができる。走行専用経路は、待機可能経路に隣接していると共に、充電ステーションに繋がるように設定されている。そのため、待機可能経路のいずれの箇所に待機している搬送車であっても、待機可能経路に待機している他の搬送車によって妨げられることなく、走行専用経路を通って充電ステーションに向かうことができる。従って、上記の構成によれば、設備の非稼働状態において、走行フロアで待機中の搬送車が適切に充電を行うことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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