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公開番号2024139161
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049979
出願日2023-03-27
発明の名称活物質分散液の製造方法
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01M 4/139 20100101AFI20241002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 活物質を溶媒に分散して活物質分散液を製造する際、品質値の制御された活物質分散液を取得する方法を提供する。
【解決手段】 少なくとも活物質及び溶媒を含む活物質混合液を分散機に連続的に供給して分散し、得られた活物質分散液を分散機から連続的に排出する活物質分散液の製造方法であって、
分散機の出口ラインに設置したセンサーを用いて分散機から排出される活物質分散液の品質値を所定時間間隔で計測し、
直近複数点の品質値計測値から品質値の増減傾向を算出し、
算出された増減傾向に応じて分散機への活物質混合液の供給速度及び/又は分散機の動力を調整することを特徴とする活物質分散液の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも活物質及び溶媒を含む活物質混合液を分散機に連続的に供給して分散し、得られた活物質分散液を分散機から連続的に排出する活物質分散液の製造方法であって、
分散機の出口ラインに設置したセンサーを用いて分散機から排出される活物質分散液の品質値を所定時間間隔で計測し、
直近複数点の品質値計測値から品質値の増減傾向を算出し、
算出された増減傾向に応じて分散機への活物質混合液の供給速度及び/又は分散機の動力を調整する
ことを特徴とする活物質分散液の製造方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記品質値が、粒子分布のメディアン径である請求項1に記載の活物質分散液の製造方法。
【請求項3】
前記粒子分布のメディアン径が、レーザー回折法により測定される請求項2に記載の活物質分散液の製造方法。
【請求項4】
前記粒子分布のメディアン径の測定を、分散機から排出される活物質分散液の一部を分散機からの出口ラインにて試料として採取し、採取された試料をレーザー回折装置に投入することにより行う請求項3に記載の活物質分散液の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも活物質及び溶媒を含む活物質分散液の製造方法に関する。本発明で製造される活物質分散液は、リチウムイオン二次電池極板用スラリーとして利用できる。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池極板用スラリーの製造方法、リチウムイオン二次電池用カーボンブラック分散液の製造方法として種々の方法が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、リチウムイオン二次電池用正極活物質、結着材、導電材及び有機溶媒を含むリチウムイオン二次電池用正極スラリーの製造方法であって、次の工程(1):リチウムイオン二次電池用正極活物質の少なくとも一部と結着剤の少なくとも一部と有機溶媒の少なくとも一部とを最初に混合し始める時から少なくともリチウムイオン二次電池用正極活物質の全部と結着剤の全部とを混合し終わる時までの間、結着材及び有機溶媒を含む貯蔵弾性応力測定用結着材溶液の貯蔵弾性応力が所定低減域を満足する所定温度で、少なくともリチウムイオン二次電池用正極活物質と結着材と有機溶媒とを混合する工程、を含む
ことを特徴とするリチウムイオン二次電池用正極スラリーの製造方法が開示されている。
【0004】
特許文献2には、カーボンブラック、N-メチル-2-ピロリドン、ポリフッ化ビニリデン系ポリマーおよび分散剤を含んでなる電池用カーボンブラック分散液の製造方法であって、カーボンブラックの含有量が分散液100質量部に対して10~30質量部、分散剤の含有量がカーボンブラック100質量部に対して1~6質量部、ポリフッ化ビニリデン系ポリマーの含有量xが、カーボンブラック100質量部に対して20質量部以下、かつ、x=a/Mw(ただし、aは、11×10

≦a≦22×10

の範囲内である数、Mwはポリフッ化ビニリデン系ポリマーの重量平均分子量)であって、分散液の粘度がせん断速度1/s以上100/s未満の範囲内で0.1~3Pa・sの粘度の極小値を示すようにせん断型分散機を用いて分散させる電池用カーボンブラック分散液の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-174535号公報(特許請求の範囲、他)
特開2017-135062号公報(特許請求の範囲、他)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
微粒子を水に分散させるためには、分散剤を使用して撹拌機を用いて撹拌することが一般に行われるが、活物質を含有する混合液は、粘性を有していて分散が容易でない。特に、混合液が高濃度になると、高性能の撹拌機を用いても均質な分散液を継続して生産することは容易ではない。
【0007】
微粒子の分散液を得るための工程において、目的の物性に到達させるために、分散液組成、実験、経験などに基づいて工程の機器の稼働条件を調整し、最終的に出来た分散液の物性を測定して確認を行うことが一般的に行われる。しかしながら、最終的に出来た分散液の物性が目的のものと一致しないことがあり、製造と並行して分散液の物性を制御することが求められる。
【0008】
また、分散液が高粘度であると、送液が困難であり、低速での送液による製造(分散)を強いられることとなり、品質の制御が著しく難しくなる。無理に短時間で分散を完遂させようとすると、工程の機器全体に過剰な圧力や動力面の負荷がかかり、故障などのリスクが高くなり、好ましくない。
【0009】
分散液が高粘度かつ高濃度で固化し易い場合であると、このような確認方法では正確な測定自体が困難であるので、閉鎖密封された工程から分散液を出さずに測定・確認が可能な方法を採らなければならないという課題もある。
【0010】
本発明の解決すべき課題は、活物質を溶媒に分散して活物質分散液を製造する際、品質値の制御された活物質分散液を取得する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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