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公開番号
2024139030
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023049804
出願日
2023-03-27
発明の名称
シャッター
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
E06B
9/174 20060101AFI20241002BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】シャッターの軸体から延びるケーブル及びケーブル同士の結線部の水濡れ防止とケーブル及びケーブル同士の結線部のシャッターカーテンとの干渉防止とを簡単に行う。
【解決手段】シャッター1は、シャッターカーテンと、シャッターカーテンを巻き取る軸体40と、軸体40の側方に位置する側板部30を含み、軸体40及び軸体40に巻き取られたシャッターカーテンを収容するシャッターケース2と、シャッターケース2に取り付けられて軸体40を支持する支持材50を備える。支持材50は、シャッターケース2の側板部30との間にケーブル60、63及びケーブル60、63同士の結線部64を収容する収容スペースK2を形成し、かつ、軸体40と収容スペースK2の間で延びるケーブル60を挿通させる挿通孔を有する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シャッターカーテンと、前記シャッターカーテンを巻き取る軸体と、前記軸体の側方に位置する側板部を含み、前記軸体及び前記軸体に巻き取られたシャッターカーテンを収容するシャッターケースと、前記シャッターケースに取り付けられて前記軸体を支持する支持材と、を備えたシャッターであって、
前記支持材は、前記シャッターケースの前記側板部との間にケーブル及びケーブル同士の結線部を収容する収容スペースを形成し、かつ、前記軸体と前記収容スペースの間で延びる前記ケーブルを挿通させる挿通孔を有するシャッター。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
請求項1に記載されたシャッターにおいて、
前記支持材は、前記シャッターケースとの間に、前記ケーブル及び前記ケーブル同士の結線部を前記収容スペースの外部と内部とに通過させる通過部を形成するシャッター。
【請求項3】
請求項2に記載されたシャッターにおいて、
前記支持材は、前記シャッターケースの内部における前記軸体に巻き取られたシャッターカーテンよりも外側となる箇所に前記通過部を形成するシャッター。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載されたシャッターにおいて、
前記挿通孔は、前記軸体に巻き取られたシャッターカーテンよりも前記軸体の軸心側の位置に配置されるシャッター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャッターカーテンを巻き取る軸体を備えたシャッターに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電動式のシャッターでは、軸体がシャッターケースの内部に設けられて、軸体に巻き取られたシャッターカーテンがシャッターケースの内部に収容される。また、モータにより駆動されて、軸体へのシャッターカーテンの巻き取りと軸体からのシャッターカーテンの繰り出しとが行われる。シャッターケース内には、軸体から延びる各種のケーブル(例えば、モータに接続するケーブル)が配置されるとともに、ケーブル同士の結線部が配置される。このようなケーブル及びケーブル同士の結線部については、シャッターの正常な動作を維持するため、水濡れ及びシャッターカーテンとの干渉を回避しつつ、シャッターケース内に設けることが求められる。これに対し、従来、3つのカバーを用いて、ケーブル等を保護する電動シャッターが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された従来の電動シャッターの3つのカバーは、フレームの側板に固定されて、ケーブル等を覆う。しかしながら、従来の電動シャッターでは、巻付軸及びシャッターカーテンの側方の狭いスペースでカバーを固定する必要があり、カバーの固定作業に手間がかかる。また、ケーブル等をカバーの内部に収容する作業も行い難い。そのため、従来の電動シャッターについては、作業性の観点から、改良の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5069708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、シャッターの軸体から延びるケーブル及びケーブル同士の結線部の水濡れ防止とケーブル及びケーブル同士の結線部のシャッターカーテンとの干渉防止とを簡単に行うことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
シャッターカーテンと、前記シャッターカーテンを巻き取る軸体と、前記軸体の側方に位置する側板部を含み、前記軸体及び前記軸体に巻き取られたシャッターカーテンを収容するシャッターケースと、前記シャッターケースに取り付けられて前記軸体を支持する支持材と、を備えたシャッターであって、
前記支持材は、前記シャッターケースの前記側板部との間にケーブル及びケーブル同士の結線部を収容する収容スペースを形成し、かつ、前記軸体と前記収容スペースの間で延びる前記ケーブルを挿通させる挿通孔を有するシャッターである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シャッターの軸体から延びるケーブル及びケーブル同士の結線部の水濡れ防止とケーブル及びケーブル同士の結線部のシャッターカーテンとの干渉防止とを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態のシャッターを示す正面図である。
本実施形態の建具に設けられたシャッターを示す縦断面部である。
本実施形態の建具及びシャッターを分解して示す斜視図である。
図1に示す本実施形態のシャッターの上部を拡大して示す正面図である。
本実施形態のシャッターの軸体、支持材、及び、シャッターケースの側板部を示す斜視図である。
本実施形態のシャッターの支持材を左右方向における軸体側からみた図である。
本実施形態のシャッターの支持材とシャッターケースの側板部を左右方向における軸体側からみた図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のシャッターの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のシャッターは、電動式のシャッター装置(電動シャッター)であり、電気を動力として電力により駆動される。以下では、スライド式の障子を備えた建具を例にとり、建具に設けられた建物用(建具用)のシャッターについて説明する。シャッター及び建具は、建物の外壁で、建物の室内(屋内)と室外(屋外)の間に設置される。
【0010】
図1は、本実施形態のシャッター1を示す正面図であり、閉じた状態のシャッター1を室外側からみて示している。
図示のように、シャッター1は、建具の上部に設置されるシャッターケース2と、建具の室外側で移動可能(昇降可能)なシャッターカーテン3と、一対のガイドレール4を備えている。シャッターケース2は、箱状のケーシング(シャッターボックス)である。シャッターカーテン3は、上下方向Rに移動して開閉する。
(【0011】以降は省略されています)
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