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公開番号
2024138013
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2024114250,2020177899
出願日
2024-07-17,2020-10-23
発明の名称
回転伝達装置
出願人
東都興業株式会社
代理人
弁理士法人山名国際特許事務所
主分類
A01G
9/24 20060101AFI20240927BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】入力軸と出力軸の外周に嵌める軸受スリーブの中に不動構造のパッキンを設け、入力軸と出力軸の水密状態での回転を確保して水の侵入が防止された高品質な回転伝達装置を提供する。
【解決手段】入力軸1と出力軸2の外周には各々軸受スリーブ8が嵌められ、軸受スリーブ8の内周面81に内パッキン7が嵌まり込んで拘束される凹状の内パッキン拘束溝82が形成されており、その内パッキン拘束溝82に嵌まり込んだ不動構造の内パッキン7の内周に、入力軸1と出力軸2がそれぞれ水密状態で摺動自在に嵌挿されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状のケーシング内に、内接状態で配設され両端部を内方へ突出するように屈曲したフック部を有するコイル状のブレーキバネと、回転中心線上に配置された軸ピンの両端部に同軸ピンを中心として回転自在に相対峙する入力軸と出力軸が配設され、且つ前記入力軸及び出力軸の各内端から回転伝達部と被回転伝達部が軸ピンと平行配置で突出され、前記ブレーキバネの両端のフック部に対して、入力軸の回転伝達部はフック部の内側部に当接してブレーキバネを縮径させ、出力軸の被回転伝達部は前記フック部の外側部に当接してブレーキバネを拡径させる回転伝達装置において、
前記入力軸と出力軸の外周には各々軸受スリーブが嵌められ、前記軸受スリーブの内周面に環状の内パッキンが嵌まり込んで拘束される凹状の内パッキン拘束溝が形成されており、その内パッキン拘束溝に嵌まり込んだ不動構造の内パッキンの内周に、入力軸と出力軸がそれぞれ水密状態で摺動自在に嵌挿されていることを特徴とする回転伝達装置。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記軸受スリーブは、分割タイプの一対の軸受スリーブで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載した回転伝達装置。
【請求項3】
前記入力軸と出力軸の外周に各々嵌められる単体又は一対で成る軸受スリーブの外周面に環状の外パッキンを介在した状態で、前記入力軸と出力軸は前記ケーシング内に配設されていることを特徴とする、請求項1
又は2
に記載した回転伝達装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、図22に示したようなビニルハウスを覆うフィルムシートの巻き上げと巻き下げに使用される回転機の駆動部に適した回転伝達装置の技術分野に属する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
換気用開閉システムの操作に好適な回転機の駆動部として内蔵される回転伝達装置に関し、例えば下記特許文献1には、ケーシング20内に装填されるコイルばね30と、前記コイルばね30に形成された各フック部31、32の内側面間に位置するように配置され、回転することにより、側端面のいずれかが前記いずれかのフック部31、32の内側面に当接し、コイルばね30を巻き締める入力側作用片43を有する入力軸40と、前記コイルばね30に形成された各フック部31、32の外側面間であって、入力軸40の入力側作用片43の形成位置よりも軸心寄りに位置するように形成された出力側作用片53を有すると共に、該出力側作用片53の側端面に、外向きに突出させた鍔部56、57を有し、回転することにより、該鍔部56、57が前記いずれかのフック部31、32における屈曲部位寄りの外側面に当接してコイルばね30を巻き戻す出力軸50を具備する回転伝達機構10が記載されている(同文献1の請求項1参照)。
【0003】
また、本出願人は、下記特許文献2に記載のように、制動ドラム10の筒内部に、捻りコイルバネ11が、外径面を制動ドラム10の内周面に接する状態に設置され、該コイルバネ11の両端の被駆動端部11aは半径方向内方側へ、且つ円周方向に相対峙する向きの半円形状に湾曲され、入力軸12と出力軸23は軸ピン14の両端部に、回転自在に相対峙する配置とされ、それぞれの内端部から軸ピン14と平行する方向に突き出された回転伝達部12cと被回転伝達部13cは、捻りコイルバネ11の被駆動端部11aに対して、入力軸12の回転伝達部12cは半円形状の内周側へ当たってコイルバネ11を縮径させ、出力軸23の被回転伝達部13cは前記半円形状の外周側へ当たってコイルバネ11を拡径させる回転伝達装置を開発しているところである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-34353号公報
実用新案登録第3180597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
回転伝達装置の基本構造は、出力軸の作動時に、バネはケーシングの中にあるので、バネは拡径しようとするとき、ケーシングの内壁に当たって止まる。一方、入力軸の作動時には、バネは縮径(収縮)する。この拡径と縮径に時間差(ロス)があると、拡径-縮径-拡径-縮径-を繰り返しガタガタする。よって、バネを緩める力を最小限にしつつ入力軸から出力軸に回転力を伝達することが課題となっている。
この点、上記した特許文献1に記載の回転伝達機構は、「入力軸」→「バネ」→「出力軸」というように、バネを介して出力軸を回していく構造である。そのため、バネにかかる力(応力)を解除する力を大きくする必要があって使い勝手が悪い。
すなわち、特許文献1に係る回転伝達機構は、入力軸から力を入れたときに、出力軸が内側に当たると、入力軸からの力が出力軸の内側に入っていくので、ロスが大きくなるため、鍔部56、57を出して同じ位置に当たるように入力軸と出力軸の関係を保ってはいるが、鍔部56、57が当たるところによっては、中のロスが変ってくる。また、ハウス奥行きが長い場合やシートが厚い場合、ハウスバンドの締め込み方が緩い場合等に起こる高負荷や、経年使用によって鍔部56、57が変形し、バランスを保てず回転が不安定になる恐れがある。
【0006】
上述した「入力軸」→「バネ」→「出力軸」というように、バネを介して出力軸を回していく構造は、特許文献2に記載の回転伝達装置についても同様のことがいえる。
また、例えば、上述した特許文献2に記載の入力軸12と出力軸23の外周に嵌められる軸受スリーブ15に、内外のパッキン(Oリング)G、Qを介在させて実施すると、図23に示したように、内パッキンGは、ただ軸受スリーブ15の内部に入力軸12(又は出力軸23)との間で揺動可能に収まっているだけで内パッキンG自体が圧迫されておらず、内パッキンGは横方向(軸方向)に動ける遊びがある構造である。これは図24に示した如く公知の内外のパッキンG’、Q’を、軸受スリーブZに入力軸Y(出力軸)を介在させて実施する当該リング状構造の内パッキンG’についても同様のことがいえる訳である。
それ故に、入力軸(12)と出力軸(23)の回転に応じて当該内パッキンG(G’)が動くと、その動いた隙間から装置の中に水が浸入してしまう。というのも、仮に内パッキンG(G’)を固く締めると、入力軸(12)と出力軸(23)が回転できなくなるので、そもそも圧力をかけられず、水の侵入を許容する構造となっている。そのため、回転伝達装置の中に水が浸入すると、部品が経年劣化したり、錆びてきしんだり、破損が生じる恐れがある問題も解決すべき課題となっている。
【0007】
また、従来の回転伝達装置の入力軸と出力軸は、経年使用の強度に耐える鉄製で製造しているが、アルミニウムで実施できれば、製作が容易で軽量化が図れる上、製造コストの低廉化が図れるので、それを実現するために入力軸と出力軸を改良して解決できないかが課題とされている。
【0008】
したがって、本発明の目的は、入力軸と出力軸の外周に嵌める軸受スリーブの中に不動構造のパッキンを設け、入力軸と出力軸の水密状態での回転を確保して水の侵入が防止された高品質な回転伝達装置を提供することである。
また、入力軸に段差部を設けてその中にブレーキバネのフック部を収納し、入力軸の回転時には、入力軸がまず最初に出力軸に当接され、その後時間差をあけないで即座にバネに当接する「入力軸」→「出力軸」→「バネ」という構造を実現し、入力軸から出力軸に直結させた後にバネを緩める力を最小限にして回転させて回転伝達効率が良好で使い勝手に優れた回転伝達装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決する手段として、請求項1に記載した発明は、筒状のケーシング4内に、内接状態で配設され両端部を内方へ突出するように屈曲したフック部30、31を有するコイル状のブレーキバネ3と、回転中心線上に配置された軸ピン5の両端部に同軸ピン5を中心として回転自在に相対峙する入力軸1と出力軸2が配設され、且つ前記入力軸1及び出力軸2の各内端から回転伝達部10と被回転伝達部20が軸ピン5と平行配置で突出され、前記ブレーキバネ3の両端のフック部30、31に対して、入力軸1の回転伝達部10はフック部30、31の内側部30a、31aに当接してブレーキバネ3を縮径させ、出力軸2の被回転伝達部20は前記フック部30、31の外側部30b、31bに当接してブレーキバネ3を拡径させる回転伝達装置において、
前記入力軸1と出力軸2の外周には各々軸受スリーブ8が嵌められ、前記軸受スリーブ8の内周面81に内パッキン7が嵌まり込んで拘束される凹状の内パッキン拘束溝82が形成されており、その内パッキン拘束溝82に嵌まり込んだ不動構造の内パッキン7の内周に、入力軸1と出力軸2がそれぞれ水密状態で摺動自在に嵌挿されていることを特徴とする回転伝達装置である。
【0010】
請求項2に記載した発明は、前記軸受スリーブ8は、分割タイプの一対の軸受スリーブ8A、8Bで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載した回転伝達装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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