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公開番号
2024137389
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023048896
出願日
2023-03-24
発明の名称
データ処理装置
出願人
株式会社Preferred Networks
,
国立大学法人神戸大学
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
9/30 20180101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約
【課題】命令を並列に実行する複数の実行回路を有するデータ処理装置に発生する電源ノイズを低減し、データ処理装置の誤動作を抑制する。
【解決手段】データ処理装置は、命令を発行する命令発行部と、前記命令発行部から発行された命令を並列に実行する複数の実行回路と、前記命令発行部と前記複数の実行回路との間に配置され、前記命令発行部から受ける命令の前記実行回路への到達を遅延させる複数の遅延部と、を有し、前記複数の実行回路の少なくとも2つに供給される命令の到達タイミングは互いに異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
命令を発行する命令発行部と、
前記命令発行部から発行された命令を並列に実行する複数の実行回路と、
前記命令発行部と前記複数の実行回路との間に配置され、前記命令発行部から受ける命令の前記実行回路への到達を遅延させる複数の遅延部と、を有し、
前記複数の実行回路の少なくとも2つに供給される命令の到達タイミングは互いに異なる
データ処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記複数の遅延部の遅延量の差は、前記複数の実行回路が同時に動作を開始するときに発生する電源ノイズの波形の周期の2分の1の整数倍である
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
複数の遅延量の各々が設定される前記遅延部の数は、ほぼ等しい
請求項2に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記複数の遅延部に設定する遅延量を示す遅延量情報を保持する遅延量保持部を有し、
前記複数の遅延部の各々に設定される遅延量は、前記遅延量保持部が保持する遅延量情報に応じて設定される
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
前記複数の遅延部の各々は、直列に接続可能な複数のフリップフロップを有し、
前記フリップフロップの直列の接続数は、前記遅延量保持部が保持する遅延量情報に応じて設定される
請求項4に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
前記複数の遅延部の各々は、ライトポインタとリードポインタとにより制御され、メモリで構成されたFIFOを有し、
前記FIFOへの命令の格納毎に、前記ライトポインタと前記リードポインタとが連動して更新され、
前記ライトポインタの値と前記リードポインタの値との差により、前記複数の遅延部の各々遅延量が設定される
請求項4に記載のデータ処理装置。
【請求項7】
前記複数の実行回路は、第1の周波数を有するクロックに同期してそれぞれ動作し、
前記複数の遅延部の少なくとも2つによって遅延された命令が前記実行回路にそれぞれ到達する時間差は、前記クロックの少なくとも1周期分の時間である
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【請求項8】
前記命令発行部は、演算命令を発行し、
前記複数の実行回路の各々は、前記演算命令に基づいて演算を実行する演算器である
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【請求項9】
前記命令発行部は、データ転送命令を発行し、
前記複数の実行回路の各々は、前記データ転送命令に基づいてデータ転送を実行するデータ転送実行回路である
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【請求項10】
前記命令発行部と前記複数の実行回路と前記複数の遅延部とは、1つの半導体チップ内に搭載される
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、データ処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体プロセスの進化に伴い、半導体デバイスの消費電力は増加する傾向にある。昨今では、消費電力が500Wを超える半導体デバイスも開発されている。消費電力が大きい半導体デバイスに搭載される内部回路を同時に動作させ、又は動作を同時に停止させると、消費電力が急激に増加又は減少する。消費電力が急激に増加又は減少すると、瞬間的に電圧降下又は電圧上昇が発生するおそれがあり、電源ノイズが発生するおそれがある。電源ノイズは、消費電力が大きい半導体デバイスほど大きくなりやすい。また、複数の半導体デバイスが搭載される装置においても、搭載される半導体デバイスの消費電力が大きいほど電源ノイズが大きくなりやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示では、命令を並列に実行する複数の実行回路を有するデータ処理装置に発生する電源ノイズを低減し、データ処理装置の誤動作を抑制する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態のデータ処理装置は、命令を発行する命令発行部と、前記命令発行部から発行された命令を並列に実行する複数の実行回路と、前記命令発行部と前記複数の実行回路との間に配置され、前記命令発行部から受ける命令の前記実行回路への到達を遅延させる複数の遅延部と、を有し、前記複数の実行回路の少なくとも2つに供給される命令の到達タイミングは互いに異なる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本発明のデータ処理装置の一形態であるプロセッサの構成の一例を示すブロック図である。
図1の遅延部の例を示す回路図である。
図1の遅延部の別の例を示す回路図である。
図1の遅延部のさらなる別の例を示す回路図である。
図4の遅延部の動作の一例を示す説明図である。
図1の遅延部の遅延量の一例を示す説明図である。
図1の各遅延部の遅延量の決定方法の一例を示す説明図である。
本発明のデータ処理装置の別の形態であるプロセッサの構成の一例を示すブロック図である。
図8の遅延部の一例を示す回路図である。
本発明のデータ処理装置の別の形態であるDMACの構成の一例を示すブロック図である。
本発明のデータ処理装置のさらなる別の形態を示すブロック図である。
図1に示したプロセッサが搭載される計算機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、信号が伝達される信号線には、信号名と同じ符号を使用する。特に限定されないが、以下で説明するプロセッサは、サーバ等のコンピュータに搭載され、プログラムを実行することで、ディープニューラルネットワークの訓練又は推論において畳み込み演算等を実行する。なお、以下で説明するプロセッサは、科学技術計算などに使用されてもよい。
【0007】
図1は、本発明のデータ処理装置の一形態であるプロセッサの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すプロセッサ100は、命令フェッチ部110、命令発行部120、複数の遅延部130、複数の演算器140及び複数のレジスタファイル150を有する。なお、命令フェッチ部110、命令発行部120及び遅延部130は、命令フェッチ回路110、命令発行回路120及び遅延回路130として実現されてもよい。
【0008】
例えば、プロセッサ100は、SIMD(Single Instruction Multiple Data)型プロセッサ又はSIMT(Single Instruction Multiple Threads)型プロセッサである。プロセッサ100は、データを処理するデータ処理装置の一例である。なお、図1は、プロセッサ100のうち、主にプロセッサコアに含まれる要素を記載している。プロセッサ100は、図1に示す要素以外にも、命令キャッシュ、データキャッシュ、内蔵メモリ等を有してもよい。
【0009】
命令フェッチ部110の出力は、命令発行部120の入力に接続される。命令フェッチ部110は、図示しないメモリ又は命令キャッシュ等に保持された命令をフェッチし、フェッチした命令を命令発行部120に転送する。
【0010】
命令発行部120の出力は、複数の遅延部130の入力のそれぞれに共通に接続される。命令発行部120は、命令フェッチ部110から転送される命令を複数の遅延部130に並列に出力する。例えば、命令発行部120から出力される命令は、演算器140及びレジスタファイル150を制御する制御信号として遅延部130に出力される。
(【0011】以降は省略されています)
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