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公開番号2024137121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048513
出願日2023-03-24
発明の名称乗物用外装部品
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 45/00 20180101AFI20240927BHJP(照明)
要約【課題】レーダ装置から送信された電磁波同士の干渉によるレーダ装置の性能低下を抑制できる車両外装部品を提供する。
【解決手段】車両外装部品としてのエンブレム12は、乗物に搭載されたレーダ装置11におけるミリ波の送信方向の前方に位置するカバー13及びハウジング14を備える。ハウジング14は、カバー13におけるレーダ装置11側の面を覆うものである。ハウジング14は、カバー13の外縁に対応して位置するフランジ21を備える。フランジ21は、カバー13の外縁まで突出することにより、カバー13の外縁と繋がっている。フランジ21は、カバー13の外縁に近づくほどカバー13の中央から離れるよう傾斜している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗物に搭載されたレーダ装置における電磁波の送信方向の前方に位置するカバー及びハウジングを備え、
前記ハウジングは、前記カバーにおける前記レーダ装置側の面を覆うものであり、
前記ハウジングは、前記カバーまで突出するフランジを備え、
前記フランジは、前記カバーまで突出することにより、前記カバーと繋がっている乗物用外装部品において、
前記フランジは、その突出方向における前記カバーに近い箇所が前記カバーから遠い箇所よりも前記カバーの中央から離れている乗物用外装部品。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記フランジは、前記レーダ装置における電磁波の送信方向に延びる直線に対し、定められた傾斜角度をもって傾斜するものであり、
前記フランジの前記傾斜角度は、1°以上とされている請求項1に記載の乗物用外装部品。
【請求項3】
前記カバー及び前記ハウジングは、エンブレムを形成するカバー及びハウジングである請求項1又は2に記載の乗物用外装部品。
【請求項4】
前記カバーと前記ハウジングとの間には、入射した光を透過及び拡散させる板状の導光体が配置されており、
前記導光体と前記カバーとの間には、前記導光体に向けて光を発する発光部が設けられた透明基板が配置されている請求項3に記載の乗物用外装部品。
【請求項5】
前記透明基板の中央には孔が形成されている請求項4に記載の乗物用外装部品。
【請求項6】
前記導光体と前記ハウジングとの間には、前記導光体を透過した前記発光部からの光を反射させる光学反射材が配置されている請求項4に記載の乗物用外装部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用外装部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の乗物には、車外の物体を検出するためのミリ波等の電磁波を送受信するレーダ装置が搭載されている。レーダ装置は、上記電磁波を車外に向けて送信し、車外の物体に当たって反射した上記電磁波(反射波)を受信する。レーダ装置は、上記電磁波の送受信を通じて車外の物体を検出する。乗物におけるレーダ装置の電磁波の送信方向の前方には、レーダ装置を車外から見えにくくするため、特許文献1に示されるように乗物用外装部品を取り付けることが考えられる。
【0003】
上記乗物用外装部品は、レーダ装置における電磁波の送信方向の前方に位置するカバー及びハウジングを備えている。カバー及びハウジングは、上記電磁波を透過させることが可能な材料によって形成されている。ハウジングは、カバーにおけるレーダ装置側の面を覆うものである。ハウジングは、カバーの外縁に対応して位置するフランジを備えている。フランジは、カバーの外縁まで突出することにより、カバーの外縁と繋がっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-93378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
レーダ装置から車外に向けて送信された電磁波は、上記乗物用外装部品のハウジング及びカバーを通過する際、ハウジングのフランジに当たる。フランジは、電磁波を透過する材料によって形成されているとしても、上述したように電磁波が当たることによってある程度は上記電磁波を反射する。このようにフランジで反射した電磁波は、互いに接近するように進むため、車両外装部品におけるレーダ装置からの電磁波の送信方向の前方で電磁波同士の干渉が生じる。その結果、レーダ装置から車外に向けて送信された電磁波の減衰が大きくなるため、レーダ装置の性能が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
次に、上記課題を解決する乗物用外装部品の各態様について記載する。
(態様1)
乗物に搭載されたレーダ装置における電磁波の送信方向の前方に位置するカバー及びハウジングを備え、前記ハウジングは、前記カバーにおける前記レーダ装置側の面を覆うものであり、前記ハウジングは、前記カバーまで突出するフランジを備え、前記フランジは、前記カバーまで突出することにより、前記カバーと繋がっている乗物用外装部品において、前記フランジは、その突出方向における前記カバーに近い箇所が前記カバーから遠い箇所よりも前記カバーの中央から離れている乗物用外装部品。
【0007】
上記構成によれば、レーダ装置から送信された電磁波は、ハウジング及びカバーを通過する際、ハウジングのフランジに当たることによってある程度反射する。このように反射した電磁波が互いに接近することは、フランジの突出方向におけるカバーに近い箇所がカバーから遠い箇所よりもカバーの中央から離れていることによって抑制される。その結果、乗物用外装部品におけるレーダ装置からの電磁波の送信方向の前方で、電磁波同士の干渉が生じることを抑制できる。更に、そうした電磁波同士の干渉によってレーダ装置から送信された電磁波の減衰が大きくなることを抑制できるため、レーダ装置の性能が低下することを抑制できる。
【0008】
(態様2)
前記フランジは、前記レーダ装置における電磁波の送信方向に延びる直線に対し、定められた傾斜角度をもって傾斜するものであり、前記フランジの前記傾斜角度は、1°以上とされている(態様1)に記載の乗物用外装部品。
【0009】
上記構成によれば、フランジの傾斜角度を1°以上とすることにより、乗物用外装部品におけるレーダ装置からの電磁波の送信方向の前方で、電磁波同士の干渉が生じることを効果的に抑制できる。
【0010】
(態様3)
前記カバー及び前記ハウジングは、エンブレムを形成するカバー及びハウジングである(態様1)又は(態様2)に記載の乗物用外装部品。
(【0011】以降は省略されています)

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