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公開番号
2024136537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023047682
出願日
2023-03-24
発明の名称
光路制御装置、及び表示装置
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02B
26/08 20060101AFI20240927BHJP(光学)
要約
【課題】適切に共振を回避することができる光路制御装置、及び表示装置を提供すること。
【解決手段】本開示に係る光路制御装置は、光路中に設けられた光学部の角度を変えて、投射される光の光路を変更する光路制御装置であって、第1軸部を中心に揺動可能な第1揺動部と、第2軸部を中心に揺動可能な第2揺動部と、を備え、前記第1揺動部と、前記第2揺動部のうちの一方の固有振動数は、他方の固有振動数の整数倍に対して所定の割合以上離れた値に設定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光路中に設けられた光学部材の角度を変えて、投射される光の光路を変更する光路制御装置であって、
第1軸部を中心に揺動可能な第1揺動部と、
第2軸部を中心に揺動可能な第2揺動部と、を備え、
前記第1揺動部と、前記第2揺動部の固有振動数のうちの大きい方の固有振動数が、もう一方の固有振動数の整数倍にならないように設定される、
光路制御装置。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記第1揺動部と、前記第2揺動部のうちの大きい方の固有振動数が小さい方の固有振動数の一倍にならないように設定される、
請求項1に記載の光路制御装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の光路制御装置と、
前記光学部材に光を投射する表示素子と、
を備える、表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光路制御装置、及び表示装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
光が入射する光学部を揺動させることで、光軸をずらす光学デバイスが知られている。例えば、下記の特許文献1、2には、光学部を揺動させて光学部を透過する光の光路をずらすことで、光変調装置の解像度よりも投射される画像の解像度を高くすることができる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-071232号公報
特開2020-077911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような光学デバイスでは、第一軸の固有振動数と第二軸の固有振動数が近接していると互いに共振するため不要な振動が生じてしまい、投射映像の画像品位が低下するという課題があった。
【0005】
本開示は上記課題を鑑み、適切に共振を回避することができる光路制御装置、及び表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る光路制御装置は、光路中に設けられた光学部の角度を変えて、投射される光の光路を変更する光路制御装置であって、第1軸部を中心に揺動可能な第1揺動部と、第2軸部を中心に揺動可能な第2揺動部と、を備え、前記第1揺動部と、前記第2揺動部の固有振動数のうちの大きい方の固有振動数が、もう一方の固有振動数の整数倍にならないように設定される。
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る表示装置は、光路制御装置と、光学部に光を投射する表示素子と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、適切に共振を回避することができる光路制御装置、及び表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示に係る表示装置の構造を模式的に示す図である。
図2は、本開示に係る表示装置の回路構成を模式的に示すブロック図である。
図3は、本開示に係る光路制御機構の平面図である。
図4は、本開示に係る光路制御機構のIV-IV断面図である。
図5は、本開示に係る光路制御機構のV-V断面図である。
図6は、本開示に係る光路制御機構の揺動部の斜視図である。
図7は、本開示に係る光路制御機構の駆動部の駆動信号の波形を説明するグラフである。
図8は、本開示に係る光学部の1軸揺動パターンを示す図である。
図9は、本開示に係る光学部の2軸揺動パターンを示す図である。
図10は、本開示に係る第1軸部と第2軸部の固有振動数が異なる場合の2軸揺動パターンを説明するグラフである。
図11は、第2実施形態に係る光路制御機構を表す断面図である。
図12は、表示装置の回路構成を模式的に表すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本開示が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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