TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024136342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047436
出願日2023-03-24
発明の名称搬送システム及び無人飛行体
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08G 5/00 20060101AFI20240927BHJP(信号)
要約【課題】無人飛行体(1)が搬送物を搬送中に火災等の不測の事態が発生した場合、当該不測の事態に対処する搬送システムを得ることができる。
【解決手段】搬送システムは、無人飛行体(1)と、サーバ(2)と、を備え、サーバ(2)には、無人飛行体(1)を識別するID、駆動方式、及び搬送物の種別を含む飛行計画情報が、事前に登録されており、無人飛行体(1)は、搬送中に不測の事態を検知した場合、サーバ(2)に、自機のID及び不測の事態に関する状態情報を送信し、サーバ(2)は、状態情報、及び事前に登録されている飛行計画情報に基づいて、避難先となる複数の避難場所の中から適切な避難場所を選定し、無人飛行体(1)に、選定した適切な避難場所まで飛行することを指示する飛行指令を送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送物を搬送する無人飛行体と、
前記無人飛行体と通信可能なサーバと、
を備え、
前記サーバには、前記無人飛行体に関して、無人飛行体を識別するID、駆動方式、及び前記搬送物の種別を含む飛行計画情報が、事前に登録されており、
前記無人飛行体は、搬送中に不測の事態を検知した場合、前記サーバに、自機のID及び前記不測の事態に関する状態情報を送信し、
前記サーバは、前記ID及び前記状態情報を受信すると、当該状態情報、及び事前に登録されている前記飛行計画情報に基づいて、避難先となる複数の避難場所の中から適切な避難場所を選定し、前記無人飛行体に、選定した前記適切な避難場所まで飛行することを指示する飛行指令を送信し、
前記無人飛行体は、前記状態情報に対する返信として受信した前記飛行指令に基づいて、前記適切な避難場所まで飛行する、
搬送システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記避難場所には、前記無人飛行体の着地のときに、前記無人飛行体を装置内部に収容する収容装置が設けられている、
請求項1に記載の搬送システム。
【請求項3】
前記収容装置は、前記装置内部を密閉する蓋部を有しており、前記無人飛行体を収容した後に前記蓋部を閉じることで、前記無人飛行体を前記装置内部に密閉する、
請求項2に記載の搬送システム。
【請求項4】
前記サーバには、前記複数の避難場所のそれぞれに準備されている消火設備に関する消火設備情報が登録されており、
前記サーバは、当該状態情報及び前記飛行計画情報に基づいて前記適切な避難場所を選定する際に、前記飛行計画情報に含まれている前記駆動方式及び前記搬送物の種別に基づいて消火方法を決定し、決定した消火方法に対応する消火設備を備えた避難場所を、前記消火設備情報を参照することで選定する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送システム。
【請求項5】
前記サーバは、消防署に、選定した前記避難場所の位置情報を通知するとともに、火災の発生を通報する、
請求項4に記載の搬送システム。
【請求項6】
前記無人飛行体は、搬送中に不測の事態を検知した場合、前記サーバに、現在位置を特定する情報である飛行体位置情報をさらに送信し、
前記サーバは、複数の避難場所を候補として選定した場合、前記飛行体位置情報に基づいて、前記無人飛行体の前記現在位置から最も近い地点の避難場所を、最終的な避難場所として選定する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送システム。
【請求項7】
前記サーバは、前記飛行指令を送信した後に、他の前記無人飛行体から前記ID及び前記状態情報を受信した場合、当該他の無人飛行体の避難先となる避難場所が、既に飛行指令を送信した無人飛行体の避難場所として選定したものと同じである場合、当該避難場所を除外した上で、前記他の無人飛行体の避難先となる避難場所の再選定を行う、
請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送システム。
【請求項8】
前記無人飛行体には、避難先となる複数の前記避難場所の位置情報のリストが予め記憶されており、
前記無人飛行体は、前記サーバとの通信が途絶えて前記飛行指令を受信できない場合、現在位置と前記リストとを照らし合わせることにより、前記現在位置から最も近い地点の避難場所を前記適切な避難場所として選定し、当該適切な避難場所まで飛行する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送システム。
【請求項9】
搬送物を搬送する無人飛行体であって、
搬送中に不測の事態が自機に発生した場合の避難先となる複数の避難場所の位置を示す位置情報リストを予め記憶する記憶部と、
搬送中に不測の事態が発生したか否かを検知する検知部と、
前記検知部により、搬送中に不測の事態が発生したと検知された場合、現在位置と、前記記憶部に記憶されている前記位置情報リストとを照らし合わせることにより、前記現在位置から最も近い地点の避難場所を、適切な避難場所として選定し、当該適切な避難場所までの飛行を制御する制御部と、
を備える無人飛行体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無人飛行体が物を搬送中に火災等の不測の事態が発生した場合に、無人飛行体を適切な場所に誘導する搬送システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、宅配サービス、消火活動、探索などに、無人飛行体を活用した事例が増えてきている。
【0003】
また、無人飛行体を屋外で活用するため、無人飛行体の運航を管理する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る運航空域管理装置は、運航空域を分割し、この区画空域毎に無人飛行体の飛行を許可するか否かを設定することにより、運航空域の有効利用を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-129533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
無人飛行体の運航管理については、上記の特許文献1に開示されている手法など、様々な手法が検討されている。
【0006】
一方、無人飛行体が搬送物を搬送している最中に、無人飛行体または搬送物からの出火、出火に至る前の異常高温状態の発生、鳥などの飛行物との衝突によるトラブルなど、不測の事態が発生した場合、これらに対処する必要がある。
【0007】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、無人飛行体が物を搬送中に火災等の不測の事態が発生した場合、当該不測の事態に対処する搬送システム及び無人飛行体を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る搬送システムは、搬送物を搬送する無人飛行体と、無人飛行体と通信可能なサーバと、を備え、サーバには、無人飛行体に関して、無人飛行体を識別するID、駆動方式、及び搬送物の種別を含む飛行計画情報が、事前に登録されており、無人飛行体は、搬送中に不測の事態を検知した場合、サーバに、自機のID及び不測の事態に関する状態情報を送信し、サーバは、ID及び状態情報を受信すると、当該状態情報、及び事前に登録されている飛行計画情報に基づいて、避難先となる複数の避難場所の中から適切な避難場所を選定し、無人飛行体に、選定した適切な避難場所まで飛行することを指示する飛行指令を送信し、無人飛行体は、状態情報に対する返信として受信した飛行指令に基づいて、適切な避難場所まで飛行する。
【0009】
また、本開示に係る無人飛行体は、搬送物を搬送する無人飛行体であって、搬送中に不測の事態が自機に発生した場合の避難先となる複数の避難場所の位置を示す位置情報リストを記憶する記憶部と、搬送中に不測の事態が発生したか否かを検知する検知部と、検知部により、搬送中に不測の事態が発生したと検知された場合、現在位置と、記憶部に記憶されている位置情報リストとを照らし合わせることにより、現在位置から最も近い地点の避難場所を、適切な避難場所として選定し、当該適切な避難場所までの飛行を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、無人飛行体が搬送物を搬送中に火災等の不測の事態が発生した場合、当該不測の事態に対処する搬送システム及び無人飛行体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

能美防災株式会社
防災機器
19日前
能美防災株式会社
防災設備
19日前
能美防災株式会社
加煙試験器
19日前
能美防災株式会社
泡消火設備
19日前
能美防災株式会社
保守用電話機
5日前
能美防災株式会社
消火システム
19日前
能美防災株式会社
表示灯カバー
19日前
能美防災株式会社
防災システム
20日前
能美防災株式会社
避難誘導システム
20日前
能美防災株式会社
構造物劣化診断システム
19日前
能美防災株式会社
火災受信機又は防災表示装置
19日前
能美防災株式会社
液体アンモニアの蒸発拡散抑止方法及び装置
19日前
能美防災株式会社
液体アンモニアの蒸発拡散抑止方法及び装置
19日前
能美防災株式会社
液体アンモニアの蒸発拡散抑止方法及び装置
19日前
個人
火器使用警報装置
2か月前
ニッタン株式会社
煙感知器
25日前
大阪瓦斯株式会社
警報装置
2か月前
ニッタン株式会社
発信機
2か月前
ホーチキ株式会社
通報システム
2か月前
株式会社SUBARU
車載装置
2か月前
株式会社大林組
誘導装置
2か月前
能美防災株式会社
表示灯カバー
19日前
アズビル株式会社
測定システム
1か月前
株式会社小糸製作所
転倒検知装置
2か月前
ニッタン株式会社
煙感知器
2か月前
京セラ株式会社
案内システム及び案内方法
1か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
2か月前
株式会社日本製鋼所
センシング装置
2か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
2か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
2か月前
株式会社ブリッツ
車両情報処理装置
2か月前
日本無線株式会社
人物探索システム
1か月前
綜合警備保障株式会社
警備システム
2か月前
株式会社SUBARU
運転支援装置
2か月前
大阪瓦斯株式会社
音声出力システム
2か月前
能美防災株式会社
非常放送システム
20日前
続きを見る