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公開番号2024135988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046929
出願日2023-03-23
発明の名称バッテリ装置
出願人豊田鉄工株式会社,株式会社ナチュラニクス
代理人個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240927BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】冷却風の流入孔から異物が入り込むことを抑制できるバッテリ装置を提供する。
【解決手段】バッテリ装置は、バッテリ及びバッテリを収容するハウジングを有するバッテリモジュールと、充電器及び充電器を収容するケーシングを有する充電モジュールと、を備え、ハウジングは、バッテリが載置されるベースを備え、ベースは、冷却風を流入させる流入孔34と、冷却風を流出させる流出孔35と、流入孔34を開閉する第1弁体36と、流入孔34が閉ざされる側に第1弁体36を付勢する第1付勢部材37と、を備え、ケーシングは、ケーシングの内外を連通するとともに流入孔34に挿通可能な第1突出部16を有し、バッテリモジュールが充電モジュールに装着された装着状態においては、流入孔34に挿通された第1突出部16により第1付勢部材37の付勢力に抗して第1弁体36が押圧されることで流入孔34が開放される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリ及び前記バッテリを収容するハウジングを有するバッテリモジュールと、充電器及び前記充電器を収容するケーシングを有する充電モジュールと、を備え、前記バッテリモジュールが前記充電モジュールに装着された装着状態において前記充電器により前記バッテリが充電されるように構成されたバッテリ装置であって、
前記ハウジングは、前記バッテリが載置されるベースと、前記ベースが取り付けられる開口部を有し、前記バッテリを覆うカバーと、を備え、
前記ベースは、前記ハウジングの内部に冷却風を流入させる流入孔と、前記冷却風を前記ハウジングの外部に流出させる流出孔と、前記流入孔を開閉する弁体と、前記流入孔が閉ざされる側に前記弁体を付勢する付勢部材と、を備え、
前記ケーシングの内部には、前記冷却風を供給する冷却装置が設けられ、
前記ケーシングは、前記ケーシングの内外を連通するとともに前記流入孔に挿通可能な突出部を有し、
前記装着状態においては、前記流入孔に挿通された前記突出部により前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁体が押圧されることで前記流入孔が開放される、
バッテリ装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記弁体、前記付勢部材、及び前記突出部を、第1弁体、第1付勢部材、及び第1突出部とするとき、
前記ベースは、前記流出孔を開閉する第2弁体と、前記流出孔が閉ざされる側に前記第2弁体を付勢する第2付勢部材と、を備え、
前記ケーシングは、前記ケーシングの内外を連通するとともに前記流出孔に挿通可能な第2突出部を有し、
前記装着状態においては、前記流出孔に挿通された前記第2突出部により前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記弁体が押圧されることで前記流出孔が開放される、
請求項1に記載のバッテリ装置。
【請求項3】
複数の板状の前記バッテリを備え、
前記ベースは、複数の前記バッテリの基端部を収容する複数の収容溝を有し、
複数の前記収容溝は、当該収容溝の幅方向に並んでおり、
前記バッテリ同士の間には、隙間が設けられている、
請求項2に記載のバッテリ装置。
【請求項4】
前記ベースは、前記開口部に対向するベース本体と、前記流入孔を有するベース流路部と、を備え、
前記カバーは、前記開口部を形成する周壁を有するカバー本体と、前記周壁の外面に突設され、前記ベース流路部を覆うカバー流路部と、を備え、
前記ベース流路部及び前記カバー流路部によって前記冷却風が流通する上流側流路が形成されており、
前記周壁には、前記周壁の内外を貫通する貫通孔が設けられており、
前記上流側流路は、前記貫通孔に接続される、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバッテリ装置。
【請求項5】
前記カバー本体は、前記周壁と、前記周壁の外面のうち前記貫通孔が設けられている部分を覆う外壁とを有し、
前記周壁と前記外壁との間には、前記上流側流路の一部を構成する空間が形成されている、
請求項4に記載のバッテリ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、蓄電池及び蓄電池を充電する充電器を備える蓄電池装置が開示されている。蓄電池を内蔵した蓄電池部が充電器本体に装着された状態において蓄電池が充電される。
【0003】
蓄電池部は、冷却風が流入する複数の開口孔と、冷却風が排出される冷却用開口部と、冷却用開口部を開閉する連動扉とを備える。連動扉は、スプリングによって冷却用開口部を閉じる側に付勢されている。
【0004】
充電器本体は、蓄電池部に冷却風を送る冷却用ファンと、空気を取り込む吸気用開口と、ガイドボスとを備える。
蓄電池部が充電器本体に装着されていない状態では、冷却用開口部は連動扉によって閉ざされている。蓄電池部が充電器本体に装着されると、スプリングの付勢力に抗してガイドボスにより連動扉が開き側に押されることで、冷却用開口部が開放される。そして、冷却用ファンから送られる冷却風が開口孔から充電器本体の内部に流入するとともに冷却用開口部から排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭63-120534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の蓄電池装置においては、冷却用開口部が連動扉によって開閉される一方で、冷却風が流入する開口孔は、常に開放されている。そのため、蓄電池部が充電器本体に装着されていない状態では、開口孔から充電器本体の内部に水などの異物が入り込むおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためのバッテリ装置は、バッテリ及び前記バッテリを収容するハウジングを有するバッテリモジュールと、充電器及び前記充電器を収容するケーシングを有する充電モジュールと、を備え、前記バッテリモジュールが前記充電モジュールに装着された装着状態において前記充電器により前記バッテリが充電されるように構成されたバッテリ装置であって、前記ハウジングは、前記バッテリが載置されるベースと、前記ベースが取り付けられる開口部を有し、前記バッテリを覆うカバーと、を備え、前記ベースは、前記ハウジングの内部に冷却風を流入させる流入孔と、前記冷却風を前記ハウジングの外部に流出させる流出孔と、前記流入孔を開閉する弁体と、前記流入孔が閉ざされる側に前記弁体を付勢する付勢部材と、を備え、前記ケーシングの内部には、前記冷却風を供給する冷却装置が設けられ、前記ケーシングは、前記ケーシングの内外を連通するとともに前記流入孔に挿通可能な突出部を有し、前記装着状態においては、前記流入孔に挿通された前記突出部により前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁体が押圧されることで前記流入孔が開放される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1(a)、図1(b)は、一実施形態に係るバッテリ装置の流入孔及び流出孔を中心とした断面図である。
図2(a)、図2(b)は、同実施形態に係るバッテリ装置の斜視図である。
図3(a)は、図2の3-3線に沿った充電モジュールの断面図であり、図3(b)は、同実施形態に係る充電モジュールの平面図である。
図4は、同実施形態に係るバッテリモジュールの分解斜視図である。
図5(a)は、同実施形態に係るベースの斜視図であり、図5(b)は、同実施形態に係るベースに載置された状態のバッテリの斜視図である。
図6(a)は、同実施形態に係るカバーの斜視図であり、図6(b)は、図6(a)の6-6線に沿った断面図である。
図7は、同実施形態に係る上流側流路周辺の斜視図である。
図8は、同実施形態に係る下流側流路周辺の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図8を参照して、一実施形態について説明する。
図2~図4に示すように、バッテリ装置100は、バッテリ21及びバッテリ21を収容するハウジング23を有するバッテリモジュール20と、充電器19及び充電器19を収容するケーシング11を有する充電モジュール10とを備える。バッテリ装置100は、バッテリモジュール20が充電モジュール10に装着された装着状態において充電器19によりバッテリ21が充電されるように構成されている。
【0010】
まず、充電モジュール10について詳細に説明する。
<充電モジュール10>
図2(a)、図3(a)及び図3(b)に示すように、充電モジュール10は、ケーシング11と、冷却装置18と、充電器19とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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