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公開番号2024135833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046715
出願日2023-03-23
発明の名称車両灯火システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60Q 1/14 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】灯火装置の照射パターンを悪天候の度合いに応じた適切な照射パターンに切り替える。
【解決手段】車両灯火システム100は、車両の外側に向けて光を照射する灯火装置1と、灯火装置を制御する制御装置5と、を備える。制御装置5は、灯火装置の照射領域に所定の遮光対象物標が存在するときは、照射領域内に遮光対象物標に対する遮光領域及び減光領域を設定し、天候が所定の悪天候グループに属する天候であるときは、天候の種類及び悪天候度合いに基づいて、遮光対象物標に対する遮光領域及び減光領域の範囲を変更するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の外側に向けて光を照射する灯火装置と、
前記灯火装置を制御する制御装置と、
を備える車両灯火システムであって、
前記制御装置は、
前記灯火装置の照射領域に所定の遮光対象物標が存在するときは、前記照射領域内に前記遮光対象物標に対する遮光領域及び減光領域を設定し、
天候が所定の悪天候グループに属する天候であるときは、天候の種類及び悪天候度合いに基づいて、前記遮光対象物標に対する遮光領域及び減光領域の範囲を変更するように構成される、
車両灯火システム。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
悪天候度合いが高いときは、低いときと比較して、前記遮光領域及び前記減光領域の少なくも一方を拡大するように構成される、
請求項1に記載の車両灯火システム。
【請求項3】
前記制御装置は、
天候が前記悪天候グループに属する天候であるときは、天候が所定の通常天候グループに属する天候であるときと比較して、前記遮光領域及び前記減光領域の少なくも一方を拡大するように構成され、
前記悪天候グループには、雨、雪又は霧が含まれ、前記通常天候グループには、晴れ又は曇りが含まれる、
請求項1又は請求項2に記載の車両灯火システム。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記悪天候度合いを2段階で判断し、
天候が弱い雨のときは、天候が前記通常天候グループに属する天候であるときと比較して前記減光領域を拡大し、
天候が強い雨のときは、前記減光領域を天候が弱い雨のときと同様の大きさまで拡大するとともに、天候が弱い雨のときと比較して前記遮光領域を拡大し、
天候が薄い霧のときは、天候が前記通常天候グループに属する天候であるときと比較して前記遮光領域及び前記減光領域の双方を拡大し、
天候が濃い霧のときは、天候が薄い霧のときと比較して前記遮光領域及び前記減光領域の双方をさらに拡大し、
天候が弱い雪のときは、天候が前記通常天候グループに属する天候であるときと比較して前記遮光領域を天候が濃い霧のときと同等の大きさまで拡大し、
天候が強い雪のときは、前記遮光領域を天候が濃い霧のときと同等の大きさまで拡大するとともに、天候が弱い雪のときと比較して前記減光領域を拡大するように構成される、
請求項3に記載の車両灯火システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
車両の外部を撮影するカメラの画像内に映る落下中の雨滴や雪の面積に基づいて雨及び雪の度合いを判定し、前記カメラの画像内に映る前記遮光対象物標が有する光源とその周囲の画素情報に基づいて霧の度合いを判定するように構成される、
請求項3に記載の車両灯火システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両灯火システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の車両灯火システムとして、雨や雪、霧などの悪天候時には前照灯の照射パターンを切り替えて、通常時よりも前照灯のカットオフラインの高さ又は照度を制限するように構成されたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-6482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば雨にも弱い雨や強い雨があるように、悪天候にも程度がある。しかしながら、前述した従来の車両灯火システムでは、単に天候が悪天候か否かによって前照灯(灯火装置)の照射パターンを切り替えていたため、前照灯の照射パターンを悪天候の度合いに応じた適切な照射パターンに切り替えることができなかった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、灯火装置の照射パターンを悪天候の度合いに応じた適切な照射パターンに切り替えることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様による車両灯火システムは、車両の外側に向けて光を照射する灯火装置と、灯火装置を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、灯火装置の照射領域に所定の遮光対象物標が存在するときは、照射領域内に遮光対象物標に対する遮光領域及び減光領域を設定し、天候が所定の悪天候グループに属する天候であるときは、天候の種類及び悪天候度合いに基づいて、遮光対象物標に対する遮光領域及び減光領域の範囲を変更するように構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明のこの態様によれば、灯火装置の照射パターンを悪天候の度合いに応じた適切な照射パターンに切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態による車両灯火システムの概略構成図である。
本発明の一実施形態による灯火装置1の照射制御の詳細について説明するフローチャートである。
天候が通常天候グループに属する天候である場合の照射パターンの一例を示す図である。
天候が雨の場合の照射パターンについて説明する図である。
天候が霧の場合の照射パターンについて説明する図である。
天候が雪の場合の照射パターンについて説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態による車両灯火システム100の概略構成図である。本実施形態による車両灯火システム100は、自動運転車両及び手動運転車両のいずれの車両にも搭載可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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