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公開番号
2024135345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023045974
出願日
2023-03-22
発明の名称
波長変換材料
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G02B
5/20 20060101AFI20240927BHJP(光学)
要約
【課題】波長変換材料の再生利用に有用な技術を提供する。
【解決手段】波長変換材料再生品の製造方法は、蛍光体粒子と感光性樹脂とを含み、前記蛍光体粒子は、ストロンチウム、カルシウム及びバリウムからなる群より選ばれる1以上を含んだ感光層への露光後に、前記感光層をスプレー現像することと、前記スプレー現像に使用した現像液を濾過へ供して、これに含まれる前記蛍光体粒子を回収することと、回収した前記蛍光体粒子を希塩酸で処理して、前記スプレー現像によって前記蛍光体粒子の表面に生じた炭酸塩を部分的に除去することとを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
蛍光体粒子と、前記蛍光体粒子を被覆した被覆層とを備え、前記被覆層は、ストロンチウム、カルシウム及びバリウムからなる群より選ばれる1以上を含んだ金属の炭酸塩からなり、前記蛍光体粒子と前記炭酸塩との合計に占める二酸化炭素の割合が1乃至4質量%の範囲内にある波長変換材料。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
蛍光体粒子と感光性樹脂とを含んだ感光層への露光及び現像後に、使用済みの現像液から回収した粒子に対して再生処理した再生品である請求項1に記載の波長変換材料。
【請求項3】
前記被覆層の屈折率は、前記蛍光体粒子の屈折率と比較してより小さい請求項1に記載の波長変換材料。
【請求項4】
前記蛍光体粒子は、一般式MAlSiN
3
:Eu
2+
(Mは、Srであるか、又は、Srと、Mg、Ca及びBaから選ばれる1以上との組み合わせであり、Eu
2+
は発光中心を表す)で表される結晶を含んだ赤色蛍光体粒子、及び、一般式(Ba,Sr,Ca,Mg)
10
(PO
4
)
6
Cl
2
:Euで表される結晶を含んだ青色蛍光体粒子の一方を含んだ請求項1に記載の波長変換材料。
【請求項5】
レーザ回折・散乱法による粒度分布は、体積基準の積算分布において、3.5乃至4.5μmの範囲内にメディアン径D
50
を有し、7.0乃至8.4μmの範囲内に90%径D
90
を有する請求項1に記載の波長変換材料。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項に記載の波長変換材料と感光性樹脂とを含んだ感光層への露光及び現像を順次行うことを含んだ表示装置の製造方法。
【請求項7】
請求項1乃至5の何れか1項に記載の波長変換材料を含んだ表示装置。
【請求項8】
複数の波長変換層を備え、前記複数の波長変換層の1以上は、前記波長変換材料を含み、これが含む前記蛍光体粒子は赤色又は青色蛍光体粒子であり、前記複数の波長変換層の他の1以上は、緑色蛍光体粒子と、これを被覆した酸化物又はリン酸塩からなる被覆層とを備えた波長変換材料を含んだ請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
蛍光体粒子と感光性樹脂とを含み、前記蛍光体粒子は、ストロンチウム、カルシウム及びバリウムからなる群より選ばれる1以上を含んだ感光層への露光後に、前記感光層をスプレー現像することと、
前記スプレー現像に使用した現像液を濾過へ供して、これに含まれる前記蛍光体粒子を回収することと、
回収した前記蛍光体粒子を希塩酸で処理して、前記現像液が含む成分との反応によって前記蛍光体粒子の表面に生じた炭酸塩を部分的に除去することと
を含んだ波長変換材料再生品の製造方法。
【請求項10】
前記蛍光体粒子と前記炭酸塩との合計に占める二酸化炭素の割合が1乃至4質量%の範囲内になるように、前記炭酸塩を部分的に除去する請求項9に記載の波長変換材料再生品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、波長変換材料に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
無機蛍光体などの蛍光体は、励起光の照射によって励起光とは異なる波長で発光することから、例えば、表示装置において波長変換材料として利用される。
特許文献1及び2には、フルカラー発光ダイオード表示パネルの製造において、蛍光体を含んだ感光性樹脂層を形成し、この感光性樹脂層へのパターン露光及び現像を順次行うことにより、蛍光発光層を形成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-28380号公報
特開2019-140361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、波長変換材料の再生利用に有用な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面によると、蛍光体粒子と、前記蛍光体粒子を被覆した被覆層とを備え、前記被覆層は、ストロンチウム、カルシウム及びバリウムからなる群より選ばれる1以上を含んだ金属の炭酸塩からなり、前記蛍光体粒子と前記炭酸塩との合計に占める二酸化炭素の割合が1乃至4質量%の範囲内にある波長変換材料が提供される。
【0006】
本発明の他の側面によると、蛍光体粒子と感光性樹脂とを含んだ感光層への露光及び現像後に、使用済みの現像液から回収した粒子に対して再生処理した再生品である上記側面に係る波長変換材料が提供される。
【0007】
本発明の更に他の側面によると、前記被覆層の屈折率は、前記蛍光体粒子の屈折率と比較してより小さい上記側面の何れかに係る波長変換材料が提供される。
【0008】
本発明の更に他の側面によると、前記蛍光体粒子は、一般式MAlSiN
3
:Eu
2+
(Mは、Srであるか、又は、Srと、Mg、Ca及びBaから選ばれる1以上との組み合わせであり、Eu
2+
は発光中心を表す)で表される結晶を含んだ赤色蛍光体粒子、及び、一般式(Ba,Sr,Ca,Mg)
10
(PO
4
)
6
Cl
2
:Euで表される結晶を含んだ青色蛍光体粒子の一方を含んだ上記側面の何れかに係る波長変換材料が提供される。
【0009】
本発明の更に他の側面によると、レーザ回折・散乱法による粒度分布は、体積基準の積算分布において、3.5乃至4.5μmの範囲内にメディアン径D
50
を有し、7.0乃至8.4μmの範囲内に90%径D
90
を有する上記側面の何れかに係る波長変換材料が提供される。
【0010】
本発明の更に他の側面によると、上記側面の何れかに係る波長変換材料と感光性樹脂とを含んだ感光層への露光及び現像を順次行うことを含んだ表示装置の製造方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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