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公開番号2024135299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045920
出願日2023-03-22
発明の名称ブリッジ回路のドライバ回路、それを用いたモータ駆動装置、電子機器
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H03K 17/16 20060101AFI20240927BHJP(基本電子回路)
要約【課題】プリドライバにおける貫通電流を防止し、かつ誤動作を防止する。
【解決手段】第1オフセンサ412は、第1トランジスタM1のゲートソース間電圧Vgs1が所定のしきい値レベルVth1より小さいときに第1オフ検出信号Soff1をアサートする。第2オフセンサ414は、第2トランジスタM2のゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルVth2より小さいときに第2オフ検出信号Soff2をアサートする。第1ラッチ416、第2ラッチ418は、第1オフ検出信号Soff1、第2オフ検出信号Soff2のアサートをラッチする。第1制御回路420は、ハイサイドトランジスタMHのオン、オフを指示するハイサイド制御信号HCTRL、第1ラッチ416の出力Slatch1、第2ラッチ418の出力Slatch2を受け、第1トランジスタM1のゲート信号VG1および第2トランジスタM2のゲート信号VG2を生成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
Nチャンネルのハイサイドトランジスタを駆動するドライバ回路であって、
前記ハイサイドトランジスタのオン、オフを指示するハイサイド制御信号に応じて、前記ハイサイドトランジスタを駆動するハイサイドプリドライバを備え、
前記ハイサイドプリドライバは、
ドレインが前記ハイサイドトランジスタのゲートと接続されたPチャンネルの第1トランジスタと、
ドレインが前記ハイサイドトランジスタのゲートと接続されたNチャンネルの第2トランジスタと、
前記第1トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第1オフ検出信号を生成する第1オフセンサと、
前記第2トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第2オフ検出信号を生成する第2オフセンサと、
前記第1オフ検出信号のアサートをラッチする第1ラッチと、
前記第2オフ検出信号のアサートをラッチする第2ラッチと、
前記ハイサイド制御信号、前記第1ラッチの出力、前記第2ラッチの出力を受け、前記第1トランジスタのゲート信号および前記第2トランジスタのゲート信号を生成する第1制御回路と、
を含む、ドライバ回路。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第1ラッチは、前記ハイサイド制御信号に応じてリセットされ、
前記第2ラッチは、前記ハイサイド制御信号の反転信号に応じてリセットされる、請求項1に記載のドライバ回路。
【請求項3】
前記第1ラッチおよび前記第2ラッチはSRラッチである、請求項1または2に記載のドライバ回路。
【請求項4】
前記SRラッチは、
セット入力ノード、リセット入力ノードおよび出力ノードと、
第1入力が前記出力ノードと接続され、第2入力が前記セット入力ノードと接続されたORゲートと、
第1入力が前記ORゲートの出力と接続され、第2入力が前記リセット入力ノードと接続されたANDゲートと、
を含む、請求項3に記載のドライバ回路。
【請求項5】
前記ドライバ回路は、前記ハイサイドトランジスタとともにブリッジ回路を形成するNチャンネルのローサイドトランジスタをさらに駆動するように構成され、
前記ローサイドトランジスタのオン、オフを指示するローサイド制御信号に応じて、前記ローサイドトランジスタを駆動するローサイドプリドライバをさらに備え、
前記ローサイドプリドライバは、
ドレインが前記ローサイドトランジスタのゲートと接続されたPチャンネルの第3トランジスタと、
ドレインが前記ローサイドトランジスタのゲートと接続されたNチャンネルの第4トランジスタと、
前記第3トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第3オフ検出信号を生成する第3オフセンサと、
前記第4トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第4オフ検出信号を生成する第4オフセンサと、
前記第3オフ検出信号のアサートをラッチする第3ラッチと、
前記第4オフ検出信号のアサートをラッチする第4ラッチと、
前記ローサイド制御信号、前記第3ラッチの出力、前記第4ラッチの出力を受け、前記第3トランジスタのゲート信号および前記第4トランジスタのゲート信号を生成する第2制御回路と、
を含む、請求項1または2に記載のドライバ回路。
【請求項6】
Nチャンネルのローサイドトランジスタを駆動するドライバ回路であって、
前記ローサイドトランジスタのオン、オフを指示するローサイド制御信号に応じて、前記ローサイドトランジスタを駆動するローサイドプリドライバを備え、
前記ローサイドプリドライバは、
ドレインが前記ローサイドトランジスタのゲートと接続されたPチャンネルの第3トランジスタと、
ドレインが前記ローサイドトランジスタのゲートと接続されたNチャンネルの第4トランジスタと、
前記第3トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第3オフ検出信号を生成する第3オフセンサと、
前記第4トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第4オフ検出信号を生成する第4オフセンサと、
前記第3オフ検出信号のアサートをラッチする第3ラッチと、
前記第4オフ検出信号のアサートをラッチする第4ラッチと、
前記ローサイド制御信号、前記第3ラッチの出力、前記第4ラッチの出力を受け、前記第3トランジスタのゲート信号および前記第4トランジスタのゲート信号を生成する第2制御回路と、
を含む、ドライバ回路。
【請求項7】
前記第3ラッチは、前記ローサイド制御信号に応じてリセットされ、
前記第4ラッチは、前記ローサイド制御信号の反転信号に応じてリセットされる、請求項6に記載のドライバ回路。
【請求項8】
前記第3ラッチおよび前記第4ラッチはSRラッチである、請求項6または7に記載のドライバ回路。
【請求項9】
前記SRラッチは、
セット入力ノード、リセット入力ノードおよび出力ノードと、
第1入力が前記出力ノードと接続され、第2入力が前記セット入力ノードと接続されたORゲートと、
第1入力が前記ORゲートの出力と接続され、第2入力が前記リセット入力ノードと接続されたANDゲートと、
を含む、請求項8に記載のドライバ回路。
【請求項10】
ハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタを含むブリッジ回路と、
前記ブリッジ回路の前記ハイサイドトランジスタおよび前記ローサイドトランジスタの少なくとも一方を駆動する請求項1,2,6のいずれかに記載のドライバ回路と、
を備える、モータ駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ブリッジ回路のドライバ回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
モータドライバ回路やDC/DCコンバータ、電力変換装置などにおいて、パワートランジスタを用いたハーフブリッジ回路、Hブリッジ回路、三相ブリッジ回路(以下、ブリッジ回路と総称する)が多用されている。
【0003】
ブリッジ回路は、電源端子と接地端子の間に直列に設けられた上アームおよび下アームを備える。上アームは、並列に接続されるハイサイドトランジスタおよびフライホイルダイオードを含む。下アームは、並列に接続されるローサイドトランジスタおよびフライホイルダイオードを含む。
【0004】
ブリッジ回路は、ドライバ回路によって制御され、ハイサイドトランジスタがオン、ローサイドトランジスタがオフであるハイ出力状態、ハイサイドトランジスタがオフ、ローサイドトランジスタがオンであるロー出力状態が切替可能である。ハイ出力状態とロー出力状態の間で遷移する際に、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタが同時にオンすると、好ましくない貫通電流が流れる。これを防止するために、ブリッジ回路は、ハイ出力状態とロー出力状態の間の遷移に際して、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタが両方オフとなるハイインピーダンス状態を経由させる。このブリッジ回路がハイインピーダンス状態となる期間をデッドタイムと称する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ドライバ回路は、ハイサイドトランジスタを駆動するプリドライバと、ローサイドトランジスタを駆動するプリドライバと、を備える。プリドライバは、駆動対象のパワートランジスタ(ハイサイドトランジスタまたはローサイドトランジスタ)に接続されるPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタを備える。このような構成において、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタが同時にオンすると、貫通電流が流れる。
【0006】
本開示は係る課題に鑑みてなされたものあり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、プリドライバにおける貫通電流を防止し、かつ誤動作を防止可能なドライバ回路の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のある態様は、Nチャンネルのハイサイドトランジスタを駆動するドライバ回路に関する。ドライバ回路は、ハイサイドトランジスタのオン、オフを指示するハイサイド制御信号に応じて、ハイサイドトランジスタを駆動するハイサイドプリドライバを備える。ハイサイドプリドライバは、ドレインがハイサイドトランジスタのゲートと接続されたPチャンネルの第1トランジスタと、ドレインがハイサイドトランジスタのゲートと接続されたNチャンネルの第2トランジスタと、第1トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第1オフ検出信号を生成する第1オフセンサと、第2トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第2オフ検出信号を生成する第2オフセンサと、第1オフ検出信号のアサートをラッチする第1ラッチと、第2オフ検出信号のアサートをラッチする第2ラッチと、ハイサイド制御信号、第1ラッチの出力、第2ラッチの出力を受け、第1トランジスタのゲート信号および第2トランジスタのゲート信号を生成する第1制御回路と、を含む。
【0008】
本開示の別の態様は、Nチャンネルのローサイドトランジスタを駆動するドライバ回路に関する。ドライバ回路は、ローサイドトランジスタのオン、オフを指示するローサイド制御信号に応じて、ローサイドトランジスタを駆動するローサイドプリドライバを備える。ローサイドプリドライバは、ドレインがローサイドトランジスタのゲートと接続されたPチャンネルの第3トランジスタと、ドレインがローサイドトランジスタのゲートと接続されたNチャンネルの第4トランジスタと、第3トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第3オフ検出信号を生成する第3オフセンサと、第4トランジスタのゲートソース間電圧が所定のしきい値レベルより小さいときにアサートされる第4オフ検出信号を生成する第4オフセンサと、第3オフ検出信号のアサートをラッチする第3ラッチと、第4オフ検出信号のアサートをラッチする第4ラッチと、ローサイド制御信号、第3ラッチの出力、第4ラッチの出力を受け、第3トランジスタのゲート信号および第4トランジスタのゲート信号を生成する第2制御回路と、を含む。
【0009】
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
本開示のある態様によれば、誤動作を抑制しつつ、プリドライバにおける貫通電流を防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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