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公開番号2024137015
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048353
出願日2023-03-24
発明の名称信号伝送装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H04L 25/02 20060101AFI20240927BHJP(電気通信技術)
要約【課題】絶縁通信における絶縁素子の駆動頻度を低減する。
【解決手段】互いに絶縁された第1回路(10)及び第2回路(20)を備える信号伝送装置(1)であって、第1回路は、第1レベル及び第2レベルを交互に持つ第1矩形波信号(CLK1)を受け、第1矩形波信号のレベルにおける第1レベルから第2レベルへの遷移を契機に、エッジ信号(SEDGE)を絶縁素子(31)を用いて第2回路へ送信するエッジ信号送信回路(11)を備え、第2回路は、エッジ信号の受信結果に基づき、第1矩形波信号に同期した信号であって且つ第3レベル及び第4レベルを交互に持つ第2矩形波信号(CLK2)を生成する矩形波生成回路(21)を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに絶縁された第1回路及び第2回路を備えた信号伝送装置であって、
前記第1回路は、第1レベル及び第2レベルを交互に持つ第1矩形波信号を受け、前記第1矩形波信号のレベルにおける前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移を契機に、エッジ信号を絶縁素子を用いて前記第2回路へ送信するよう構成されたエッジ信号送信回路を備え、
前記第2回路は、前記エッジ信号の受信結果に基づき、前記第1矩形波信号に同期した信号であって且つ第3レベル及び第4レベルを交互に持つ第2矩形波信号を生成するよう構成された矩形波生成回路を備える
、信号伝送装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記矩形波生成回路は、前記エッジ信号の受信に応答して前記第2矩形波信号のレベルを前記第3レベルから前記第4レベルに変化させ、その後、所定時間が経過すると前記第2矩形波信号のレベルを前記第4レベルから前記第3レベルに戻す
、請求項1に記載の信号伝送装置。
【請求項3】
前記矩形波生成回路は、前記エッジ信号の受信に応答して前記第2矩形波信号のレベルを前記第3レベルから前記第4レベルに変化させ、その後、所定時間が経過すると前記第2矩形波信号のレベルを前記第4レベルから前記第3レベルに戻し、
前記第1矩形波信号、前記第2矩形波信号は、夫々、第1クロック信号、第2クロック信号であり、
前記第2回路は、前記第2クロック信号に同期して動作するよう構成された同期回路を備え、
前記同期回路は、前記第2クロック信号のレベルの前記第3レベルから前記第4レベルへの変化に同期した動作を行う
、請求項1に記載の信号伝送装置。
【請求項4】
前記第1回路は、前記第1クロック信号に同期してデジタル信号を出力するよう構成されたデジタル信号出力回路と、前記デジタル信号を他の絶縁素子を用いて前記第2回路に送信するよう構成されたデジタル信号送信回路と、を備え、
前記第2回路は、前記デジタル信号送信回路からの前記デジタル信号を受信するよう構成されたデジタル信号受信回路を備え、
前記同期回路は、受信された前記デジタル信号と前記第2クロック信号とに基づき所定の信号処理を行う
、請求項3に記載の信号伝送装置。
【請求項5】
前記デジタル信号は時系列上に並ぶ複数ビット分のデータを表し、
前記デジタル信号出力回路は、前記デジタル信号により表されるデータが特定エッジを契機に更新されるよう前記デジタル信号を出力し、
前記特定エッジは前記第1クロック信号のレベルの前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移である
、請求項4に記載の信号伝送装置。
【請求項6】
前記同期回路は、受信された前記デジタル信号のデータを、前記第2クロック信号に同期して読み取る
、請求項4又は5に記載の信号伝送装置。
【請求項7】
前記同期回路は、前記第2クロック信号に同期してデジタル信号を出力し、
前記第2回路は、前記デジタル信号を他の絶縁素子を用いて前記第1回路に送信するよう構成されたデジタル信号送信回路を備え、
前記第1回路は、前記デジタル信号送信回路からの前記デジタル信号を受信するよう構成されたデジタル信号受信回路と、受信された前記デジタル信号と前記第1クロック信号とに基づき所定の信号処理を行う信号処理回路と、を備える
、請求項3に記載の信号伝送装置。
【請求項8】
前記デジタル信号は時系列上に並ぶ複数ビット分のデータを表し、
前記同期回路は、前記デジタル信号により表されるデータが特定エッジを契機に更新されるよう前記デジタル信号を出力し、
前記特定エッジは前記第2クロック信号のレベルの前記第3レベルから前記第4レベルへの遷移である
、請求項7に記載の信号伝送装置。
【請求項9】
前記信号処理回路は、受信された前記デジタル信号のデータを、前記第1クロック信号に同期して読み取る
、請求項7又は8に記載の信号伝送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、信号伝送装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
絶縁素子を用いて第1回路及び第2回路間で絶縁通信を行う構成が実用化されている。第1回路及び第2回路間においてクロック信号等の矩形波信号の絶縁通信を行う際、矩形波信号のレベル変化のタイミング(ライズエッジ又はフォールエッジのタイミング)を送信側から受信側に伝送する。例えば絶縁素子としてパルストランスが用いられる場合、送信側でのデジタル信号にレベル変化が生じるたびにパルストランスを駆動する(パルストランスに電流を供給する)方法がある。絶縁素子としてコンデンサが用いられる場合も同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-205470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
絶縁素子の駆動には比較的大きな電力が必要であり、絶縁素子の駆動頻度の増大は装置の消費電力増大を招く。また絶縁素子が駆動される際にノイズが発生するため、絶縁素子の駆動頻度の増大は発生ノイズ量の増大に繋がる。
【0005】
本開示は、絶縁素子の駆動頻度の低減に寄与する信号伝送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る信号伝送装置は、互いに絶縁された第1回路及び第2回路を備えた信号伝送装置であって、前記第1回路は、第1レベル及び第2レベルを交互に持つ第1矩形波信号を受け、前記第1矩形波信号のレベルにおける前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移を契機に、エッジ信号を絶縁素子を用いて前記第2回路へ送信するよう構成されたエッジ信号送信回路を備え、前記第2回路は、前記エッジ信号の受信結果に基づき、前記第1矩形波信号に同期した信号であって且つ第3レベル及び第4レベルを交互に持つ第2矩形波信号を生成するよう構成された矩形波生成回路を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、絶縁素子の駆動頻度の低減に寄与する信号伝送装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、参考構成に係る信号伝送装置を示す図である。
図2は、本開示の実施形態に係る信号伝送装置の構成図である。
図3は、本開示の実施形態に係り、エッジ信号の送受信に関わる構成図である。
図4は、本開示の実施形態に係り、信号伝送装置における信号波形図である。
図5は、本開示の実施形態に属する第1実施例に係り、信号伝送装置の構成図である。
図6は、本開示の実施形態に属する第1実施例に係り、幾つかの信号波形と送信されるデータ列及び受信されるデータ列とを示す図である。
図7は、本開示の実施形態に属する第2実施例に係り、信号伝送装置の構成図である。
図8は、本開示の実施形態に属する第2実施例に係り、幾つかの信号波形と送信されるデータ列及び受信されるデータ列とを示す図である。
図9は、本開示の実施形態に属する第3実施例に係り、クロック復元回路の構成図である。
図10は、本開示の実施形態に属する第3実施例に係り、クロック信号の送受信に関わる波形図である。
図11は、本開示の実施形態に属する第4実施例に係り、クロック復元回路の構成図である。
図12は、本開示の実施形態に属する第5実施例に係り、信号伝送装置の構成図である。
図13は、本開示の実施形態に属する第6実施例に係り、信号伝送装置の構成図である。
図14は、本開示の実施形態に属する第7実施例に係り、半導体装置の外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、機能部、回路、素子又は部品等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、機能部、回路、素子又は部品等の名称を省略又は略記することがある。例えば、後述の符号“10”によって参照される送信側回路は(図2参照)、送信側回路10と表記されることもあるし、回路10と略記されることもあり得るが、それらは全て同じものを指す。
【0010】
まず、本開示の実施形態の記述にて用いられる幾つかの用語について説明を設ける。レベルとは電位のレベルを指す。任意の注目した信号又は電圧において、ローレベルからハイレベルへの切り替わりをライズエッジと称し、ローレベルからハイレベルへの切り替わりのタイミングをライズエッジタイミングと称する。任意の注目した信号又は電圧において、ハイレベルからローレベルへの切り替わりをフォールエッジと称し、ハイレベルからローレベルへの切り替わりのタイミングをフォールエッジタイミングと称する。
(【0011】以降は省略されています)

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