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公開番号
2024110199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-15
出願番号
2023014638
出願日
2023-02-02
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人サトー
主分類
H03K
19/0175 20060101AFI20240807BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】複数のデジタル出力端子が短絡したときでも適切に対処できるようにした半導体装置を提供する。
【解決手段】複数のデジタル出力端子30oa、30ob、30ocにはそれぞれ優先度が設定されている。監視回路31がデジタル出力端子30oaを異常と判定しても、デジタル出力回路35bは、高い優先度のデジタル出力端子30obからデジタル信号を継続して出力し続ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力される制御信号に基づいて複数のデジタル出力端子(30oa、30ob、30oc)からそれぞれデジタル信号を出力する複数のデジタル出力回路(35a、35b、35c)と、
前記デジタル出力端子の異常を検知する異常検知回路(33a、33b、33c)と、
前記異常検知回路から異常検知信号を入力し異常の有無を判定する監視回路(31)と、を備え、
前記複数のデジタル出力端子にはそれぞれ優先度が設定されており、
前記監視回路が異常と判定した前記デジタル出力端子の優先度よりも高い優先度の他のデジタル出力端子(30ob)から、前記デジタル出力回路(35b)は前記デジタル信号を継続して出力し続けるように構成される半導体装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記複数のデジタル出力端子は隣接して設置されている請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記監視回路により異常と判定されると、前記制御信号よりも前記優先度に基づいて前記デジタル出力回路の入力を制御する入力制御回路(32a、32b、32c)を備える請求項1記載の半導体装置。
【請求項4】
車両の走行制御に関係する前記デジタル出力端子の優先度は、前記車両の走行制御に関係しない前記デジタル出力端子の優先度より高く設定されている請求項1記載の半導体装置。
【請求項5】
前記優先度は、半導体装置本体の内部に備えるレジスタ(31a)に事前に格納される請求項1記載の半導体装置。
【請求項6】
前記優先度は、前記デジタル出力回路の内部の電流駆動能力に対応付けて設定される請求項1から5の何れか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記デジタル出力回路はMOSトランジスタを組み合わせて構成され、
前記電流駆動能力は、前記MOSトランジスタのL/Wアスペクト比、又は、前記MOSトランジスタの接続数により変更される請求項6記載の半導体装置。
【請求項8】
前記異常検知回路(33a、33b、33c)は、前記デジタル出力回路の入力デジタル信号及び出力デジタル信号を比較するEXOR回路により構成される請求項1記載の半導体装置。
【請求項9】
前記異常検知回路が前記監視回路(31)へ異常通知すると、前記監視回路はマイコンや他の電子制御装置へ異常が発生したことを通知する請求項1記載の半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、車両制御にはASICなどの半導体装置が用いられている。ASICは、Application Specific Integrated Circuit の略を示す。この種の半導体装置は、例えばデジタル出力端子がショートしても車両制御に影響しないように出力を保護している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の技術によれば、複数のデジタル出力端子の間が短絡したときに、デジタル出力端子へ印加する電位を、不定範囲を除く二値論理レベルの何れか一方のレベルに対応した電位に固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-186881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、車両の走行制御に関係する比較的重要視すべきデジタル出力回路と、当該走行制御に関係しない重要度の低いデジタル出力回路とが構成されており、これらのデジタル出力回路のデジタル出力端子が半導体装置の中で近くに設置されることがある。
【0005】
これらのデジタル出力端子が短絡したとき、車両制御上で重要視すべきデジタル出力回路が出力不能となってしまい重要な制御ができなくなる虞がある。すなわち、近い端子間の短絡という軽微な異常に対し、重要な制御不能という事象を招く虞がある。隣接する端子間が短絡する可能性が比較的高いものの、隣接する端子間に限らず、離間していても短絡する可能性があり、この場合も同様の課題を生じる。
【0006】
本開示は、複数のデジタル出力端子が短絡したときでも適切に対処できるようにした半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、複数のデジタル出力回路、異常検知回路、及び監視回路を備える。複数のデジタル出力回路は、入力される制御信号に基づいて複数のデジタル出力端子からそれぞれデジタル信号を出力する。異常検知回路は、デジタル出力端子の異常を検知する。監視回路は、異常検知回路から異常検知信号を入力し異常の有無を判定する。複数のデジタル出力端子にはそれぞれ優先度が設定されている。監視回路が異常と判定したデジタル出力端子の優先度よりも高い優先度の他のデジタル出力端子から、デジタル出力回路はデジタル信号を継続して出力し続けるように構成される。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、複数のデジタル出力端子が短絡した場合であっても、優先度よりも高い他のデジタル出力端子からデジタル信号を継続して出力し続けることができる。このため、複数のデジタル出力端子が短絡した場合であっても適切に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態における半導体装置の電気的構成図
第1実施形態における優先度の設定内容を示すテーブル例
第1実施形態における動作の流れを概略的に示すフローチャート
第1実施形態における異常時の処理内容の流れを概略的に示すフローチャート
第2実施形態における半導体装置の電気的構成図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の半導体装置の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態では、各実施形態で同一又は類似に構成には同一又は類似の符号を付して説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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