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公開番号
2024135204
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023045771
出願日
2023-03-22
発明の名称
マットレス芯材
出願人
西川株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A47C
27/15 20060101AFI20240927BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】横向き寝時において身体の硬い部位が載せられても良好な寝姿勢を維持できるマットレス芯材を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るマットレス芯材は、第1方向D1及び第2方向D2に沿って延在すると共に、第3方向D3に厚みを有するマットレス芯材10である。マットレス芯材10は、横向き寝時における使用者の腸骨が載せられる腸骨支持部13b、及び、横向き寝時における使用者の上腕骨が載せられる上腕骨支持部13cを有する上面13と、上面13とは反対を向く下面14と、を備える。下面14は、腸骨支持部13bと第3方向D3に沿って並ぶと共に下面14において第3方向D3に窪む第1凹部11と、上腕骨支持部13cと第3方向D3に沿って並ぶと共に下面14において第3方向D3に窪む第2凹部12と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
使用者の身体が延びる方向である第1方向、及び前記第1方向に交差する第2方向に沿って延在すると共に、前記第1方向及び前記第2方向の双方に交差する第3方向に厚みを有するマットレス芯材であって、
横向き寝時における前記使用者の腸骨が載せられる腸骨支持部、及び、横向き寝時における前記使用者の上腕骨が載せられる上腕骨支持部を有する上面と、
前記上面とは反対を向く下面と、
を備え、
前記下面は、
前記腸骨支持部と前記第3方向に沿って並ぶと共に前記下面において前記第3方向に窪む第1凹部と、
前記上腕骨支持部と前記第3方向に沿って並ぶと共に前記下面において前記第3方向に窪む第2凹部と、
を有する、
マットレス芯材。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記上面は、前記上面において前記第3方向に突出する上面凸部と、前記上面において前記第3方向に窪む上面凹部とを有し、
前記第1凹部の前記第1方向の長さは、前記上面凹部の前記第1方向の長さの最大値より長く、
前記第2凹部の前記第1方向の長さは、前記上面凹部の前記第1方向の長さの最大値より長い、
請求項1に記載のマットレス芯材。
【請求項3】
前記第1凹部は、前記下面の前記第2方向の一端から前記下面の前記第2方向の他端まで延在しており、
前記第2凹部は、前記下面の前記第2方向の一端から前記下面の前記第2方向の他端まで延在している、
請求項1又は2に記載のマットレス芯材。
【請求項4】
前記第2凹部の深さは前記第1凹部の深さよりも深い、
請求項1又は2に記載のマットレス芯材。
【請求項5】
前記第1凹部の前記第1方向の長さは、前記第2凹部の前記第1方向の長さより長い、
請求項1又は2に記載のマットレス芯材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、マットレス芯材に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、寝返り補助パッドが記載されている。寝返り補助パッドは、使用者の上半身側が載置される第1パッドと、使用者の下半身側が載置される第2パッドとからなる。第1パッドと第2パッドとは身長方向に一列に配置されて構成されている。第1パッドは、その幅方向中央部において身長方向に延びる第1支持部と、第1支持部の両側に配置される第1の硬度勾配部とを備える。第2パッドは、その幅方向中央部において身長方向に延びる第2支持部と、第2支持部の両側に配置される第2の硬度勾配部とを備える。
【0003】
第1の硬度勾配部の下面には第1の硬度調整手段が設けられており、第2の硬度勾配部の下面には第2の硬度調整手段が設けられている。第1の硬度調整手段は、第1の硬度勾配部の下面から窪む複数の凹溝によって構成されている。複数の凹溝は幅方向に沿って並んでおり、幅方向の両端側に向かうに従って凹溝の深さが深くなっている。第2の硬度調整手段は、第2の硬度勾配部の下面から窪む複数の凹溝によって構成されている。この複数の凹溝も幅方向に沿って並んでおり、幅方向の両端側に向かうに従って凹溝の深さが深くなっている。
【0004】
上記のように、第1の硬度勾配部及び第2の硬度勾配部では、幅方向の両端側に向かうに従って凹溝の深さが深くなっているので、幅方向の両端側に向かうに従って見かけの硬度が小さくなっている。この寝返り補助パッドでは、幅方向の両端側の硬度を幅方向の中央の硬度より小さくすることにより、筋力が低下した使用者による自力での寝返りを支援する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-67342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、マットレス芯材においては、心地良い睡眠を得るために寝姿勢を良好にすることが求められうる。マットレス芯材としては、上面に凹凸構造が形成されており、当該凹凸構造によって体圧を分散させるものが知られている。この種のマットレス芯材では、当該凹凸構造によって仰向け時における体圧を効果的に分散させることができる。
【0007】
しかしながら、横向き寝時における体圧分散性においては改善の余地がある。横向き寝時には、上腕骨及び腸骨等、身体の硬い部位がマットレス芯材に載せられる。マットレスに硬い部位が載せられたときにマットレスが十分に沈まない場合、当該硬い部位にかかる圧力が大きくなって寝姿勢が悪くなる可能性がある。従って、横向け時において身体の硬い部位が載せられても良好な寝姿勢を維持できることが求められる。
【0008】
本開示は、横向き寝時において身体の硬い部位が載せられても良好な寝姿勢を維持できるマットレス芯材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係るマットレス芯材は、(1)使用者の身体が延びる方向である第1方向、及び第1方向に交差する第2方向に沿って延在すると共に、第1方向及び第2方向の双方に交差する第3方向に厚みを有するマットレス芯材である。マットレス芯材は、横向き寝時における使用者の腸骨が載せられる腸骨支持部、及び、横向き寝時における使用者の上腕骨が載せられる上腕骨支持部を有する上面と、上面とは反対を向く下面と、を備える。下面は、腸骨支持部と第3方向に沿って並ぶと共に下面において第3方向に窪む第1凹部と、上腕骨支持部と第3方向に沿って並ぶと共に下面において第3方向に窪む第2凹部と、を有する。
【0010】
このマットレス芯材は、身体が延びる方向である第1方向、及び第2方向に延在すると共に、第3方向に厚みを有する。マットレス芯材は、身体が載せられる上面と、上面とは反対を向く下面とを有する。上面には、横向き寝時における使用者の腸骨が載せられる腸骨支持部と、横向き寝時における使用者の上腕骨が載せられる上腕骨支持部とが形成されている。下面には、腸骨支持部の下方において窪む第1凹部と、上腕骨支持部の下方において窪む第2凹部とが形成されている。腸骨支持部の下方に第1凹部が形成されていることにより、横向き寝時に使用者の腸骨が腸骨支持部に載せられたときに腸骨支持部を他の部位よりも大きく沈ませることができる。上腕骨支持部の下方に第2凹部が形成されていることにより、横向き寝時に使用者の上腕骨が上腕骨支持部に載せられたときに上腕骨支持部を他の部位よりも大きく沈ませることができる。このように、腸骨支持部と上腕骨支持部を他の部位よりも大きく沈ませることができるので、横向き寝時に腸骨及び上腕骨にかかる圧力を効果的に分散できる。従って、横向き寝時に身体の硬い部位が載せられても効果的に体圧分散できるので、横向き寝時でも良好な寝姿勢を維持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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