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公開番号2024134624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044909
出願日2023-03-22
発明の名称回転電機用の回転子、および、回転電機
出願人西芝電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 3/20 20060101AFI20240927BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転子の制動構造体の小型化および軽量化を図る。
【解決手段】回転電機用の回転子1は、第1軸AXまわりに回転可能なシャフト2と、シャフト2に取り付けられる磁極部3と、磁極部3に配置される回転子コイル91と、制動構造体BSとを具備する。制動構造体BSは、第1群のダンパーバー6G-1を電気的に接続する第1板状体4-1と、第2群のダンパーバー6G-2を電気的に接続する第2板状体4-2と、第1接続部分C-1とを含む。第1板状体4-1は、第1群のダンパーバーに接続される第1外縁部4u-1からシャフト2に向かって延在する第1延在部4e-1を含む。第2板状体4-2は、第2群のダンパーバーに接続される第2外縁部4u-2からシャフト2に向かって延在する第2延在部4e-2を含む。第1接続部分C-1は、第1延在部4e-1と第2延在部4e-2とを電気的且つ機械的に接続する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1軸まわりに回転可能なシャフトと、
前記シャフトに取り付けられる磁極部と、
前記磁極部に配置される回転子コイルと、
制動構造体と
を具備し、
前記磁極部は、第1磁極片および第2磁極片を含む複数の磁極片を有し、
前記制動構造体は、
前記第1磁極片に配置された第1群のダンパーバーと、
前記第1群のダンパーバーを電気的に接続する第1板状体と、
前記第2磁極片に配置された第2群のダンパーバーと、
前記第2群のダンパーバーを電気的に接続する第2板状体と、
第1接続部分と
を含み、
前記第1板状体は、
前記第1群のダンパーバーに接続される第1外縁部と、
前記第1外縁部から前記シャフトに向かって延在する第1延在部と
を含み、
前記第2板状体は、
前記第2群のダンパーバーに接続される第2外縁部と、
前記第2外縁部から前記シャフトに向かって延在する第2延在部と
を含み、
前記第1接続部分は、前記第1延在部と前記第2延在部とを電気的且つ機械的に接続する
回転電機用の回転子。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記第1接続部分は、前記シャフトに固定されている
請求項1に記載の回転電機用の回転子。
【請求項3】
前記第1接続部分は、
前記第1板状体の前記第1延在部から突出する第1突出部と、
前記第2板状体の前記第2延在部から突出する第2突出部と
を含み、
前記第1突出部と前記第2突出部とが第1固定部材を介して接続されている
請求項1に記載の回転電機用の回転子。
【請求項4】
前記第1板状体の前記第1延在部は、
前記第1磁極片の端面に沿って配置される主板部と、
前記第1磁極片の第1側面に沿って配置される第1補助板部と
を含む
請求項1に記載の回転電機用の回転子。
【請求項5】
前記シャフトの一方側の端部から前記シャフトの他方側の端部に向かう方向を第1方向と定義するとき、前記第1板状体の前記第1延在部は、前記第1磁極片の前記第1方向側の端部に固定されている
請求項1に記載の回転電機用の回転子。
【請求項6】
前記第1軸から前記第1磁極片の最外縁までの距離を距離L1と定義するとき、前記第1板状体を含む複数の板状体の内縁部分と、前記第1接続部分を含む複数の接続部分とからなる環状構造が、前記第1軸を中心とする半径が0.7×L1の仮想円筒の内側に配置されている
請求項1に記載の回転電機用の回転子。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の回転電機用の回転子と、
固定子巻線が配置される固定子と
を具備する
回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、回転電機用の回転子、および、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機の回転子に制動巻線を配置する技術が知られている。制動巻線は、同期速度から回転子の回転速度がずれた場合に、回転子の回転速度を安定化させる。
【0003】
関連する技術として、特許文献1には、突極形同期機の制動巻線が開示されている。特許文献1に記載の制動巻線は、磁極鉄心に挿通された複数のダンパーバーと、複数のダンパーバーの両端部の各々に配置される短絡リングとを備える。短絡リングは、複数の短絡片と、隣接する2つの短絡片を接続する接続片とによって構成される。また、短絡リングの外側には、短絡リングを補強する保持リングが配置されている。ダンパーバーは、磁極鉄心の外縁部に配置されているため、短絡リングのサイズ(すなわち、直径)は大きくなり、保持リングのサイズ(すなわち、直径)は更に大きくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実願平1-79258号(実開平3-18663号)のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の制動巻線では、短絡リングおよび保持リングのサイズが大きく、これらのリングに作用する遠心力が大きい。当該遠心力によって、回転子の振動が大きくなり易い。また、振動が過大になると、短絡リングおよび保持リングが破損するおそれがある。
【0006】
そこで、本発明は、回転子の制動構造体の小型化および軽量化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の実施形態における回転電機用の回転子は、第1軸まわりに回転可能なシャフトと、前記シャフトに取り付けられる磁極部と、前記磁極部に配置される回転子コイルと、制動構造体とを具備し、前記磁極部は、第1磁極片および第2磁極片を含む複数の磁極片を有し、前記制動構造体は、前記第1磁極片に配置された第1群のダンパーバーと、前記第1群のダンパーバーを電気的に接続する第1板状体と、前記第2磁極片に配置された第2群のダンパーバーと、前記第2群のダンパーバーを電気的に接続する第2板状体と、第1接続部分とを含み、前記第1板状体は、前記第1群のダンパーバーに接続される第1外縁部と、前記第1外縁部から前記シャフトに向かって延在する第1延在部とを含み、前記第2板状体は、前記第2群のダンパーバーに接続される第2外縁部と、前記第2外縁部から前記シャフトに向かって延在する第2延在部とを含み、前記第1接続部分は、前記第1延在部と前記第2延在部とを電気的且つ機械的に接続することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の実施形態における回転電機は、上記回転電機用の回転子に加え、固定子巻線が配置される固定子を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、回転子の制動構造体が小型化され、回転子の制動構造体が軽量化される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態における回転電機用の回転子の一例を模式的に示す概略断面図である。
図2は、シャフトと、複数の磁極片と、複数のダンパーバーとの間の配置関係を模式的に示す図である。
図3は、制動構造体の一例を模式的に示す概略斜視図である。
図4は、実施形態における回転電機用の回転子の一部分を模式的に示す概略断面図である。
図5は、第1接続部分の一例を拡大して示す図である。
図6は、第1板状体と第2板状体との間の配置関係を模式的に示す概略斜視図である。
図7は、第1板状体と、第2板状体と、第3板状体と、第4板状体とが組み合わせられる前の状態を模式的に示す概略斜視図である。
図8は、図4におけるA-A矢視断面図である。
図9は、図4におけるB-O-O’-B矢視断面図である。
図10は、シャフトの中心軸である第1軸と、第1接続部分との距離について説明するための図である。
図11は、制動構造体の環状構造のサイズが小さいことを説明するための図である。
図12は、実施形態における回転電機の一例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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