TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024134595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044864
出願日2023-03-22
発明の名称リソース管理装置、リソース管理システム、リソース管理方法、およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約【課題】リソース(デバイス)の特性に基づいて、サービスレベルを満たすリソースの払い出しを行うことのできるリソース管理装置を提供する。
【解決手段】リソース管理装置は、動的構成可能ノード装置を制御するため、リソース属性記憶部とリソース管理部とを備える。リソース属性記憶部は、リソースごとに、最低稼働時間または許容される故障に関する統計情報である許容故障情報の少なくともいずれかを含んだサービスレベルを決定する要因であるサービスレベル決定要因を含んだリソース属性を記憶する。リソース管理部は、サービスレベル決定要因についての条件を含んだノード構築の要求を受け付け、リソース属性記憶部を参照することによってサービスレベル決定要因の条件を満たすように複数のリソースをノードに割り当てる処理を行い、当該割り当てたリソースを用いてノードを構築するように動的構成可能ノード装置を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の種別のリソースを動的に組み合わせてノードを構築する機能を有する動的構成可能ノード装置を制御するためのリソース管理装置であって、
個々のリソースごとに、最低稼働時間または許容される故障に関する統計情報である許容故障情報の少なくともいずれかを含んだサービスレベルを決定する要因であるサービスレベル決定要因を含んだリソース属性、を記憶するリソース属性記憶部と、
前記サービスレベル決定要因についての条件を含んだノード構築の要求を受け付け、前記リソース属性記憶部を参照することによって前記サービスレベル決定要因の条件を満たすように複数のリソースをノードに割り当てる処理を行い、当該割り当てたリソースを用いてノードを構築するように前記動的構成可能ノード装置を制御する、リソース管理部と、
を備えるリソース管理装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記リソース管理部は、構築した前記ノードを解体する要求を受け付け、当該解体するノードに割り当てられていた前記リソースを解放する処理を行うとともに、当該ノードを解体するように前記動的構成可能ノード装置を制御する、
請求項1に記載のリソース管理装置。
【請求項3】
前記リソース属性記憶部は、前記リソース属性のうちの、型式に共通な属性情報を型式属性として記憶する型式属性記憶部、を含む、
請求項1に記載のリソース管理装置。
【請求項4】
前記ノード構築の要求は、前記リソースの規模を表す規模情報に関する条件を含み、
前記リソース属性記憶部は、前記規模情報を含む前記リソース属性を記憶し、
前記リソース管理部は、前記ノード構築の要求に含まれる前記規模情報に基づいて、前記リソース属性記憶部を参照することによって、前記規模情報に関する条件に合う前記リソースを、構築するノードに割り当てる、
請求項1に記載のリソース管理装置。
【請求項5】
前記サービスレベルは、構築されるノードに含まれる前記リソースの許容故障率の情報を含み、
前記リソース属性記憶部は、前記リソースの故障率または前記リソースが属する型式の故障率、を記憶し、
前記リソース管理部は、前記リソース属性記憶部を参照することによって、前記ノード構築の要求に含まれる前記許容故障率以下の故障率のリソースを、構築するノードに割り当てる、
請求項1に記載のリソース管理装置。
【請求項6】
前記リソース管理部は、前記動的構成可能ノード装置から受け取る個々の前記リソースの故障のイベントの通知に基づいて統計処理を行うことにより、前記リソース属性記憶部が記憶する前記故障率を更新する、
請求項5に記載のリソース管理装置。
【請求項7】
前記サービスレベルは、構築されるノードの最低稼働時間の情報を含み、
前記リソース属性記憶部は、個々の前記リソースごとの過去の累積の稼働時間と、前記リソースの製品としての耐久時間または前記リソースが属する型式の製品としての耐久時間と、を記憶し、
前記リソース管理部は、前記過去の累積の稼働時間と前記最低稼働時間との和が、前記耐久時間を超えないように、リソースを選択し、選択された前記リソースをノードに割り当てる、
請求項1に記載のリソース管理装置。
【請求項8】
動的構成可能ノード装置と、リソース管理装置と、を含むリソース管理システムであって、
前記動的構成可能ノード装置は、複数の種別のリソースを動的に組み合わせてノードを構築する機能を有する装置であり、
前記リソース管理装置は、
前記動的構成可能ノード装置を制御するためのリソース管理装置であって、
個々のリソースごとに、最低稼働時間または許容される故障に関する統計情報である許容故障情報の少なくともいずれかを含んだサービスレベルを決定する要因であるサービスレベル決定要因を含んだリソース属性、を記憶するリソース属性記憶部と、
前記サービスレベル決定要因についての条件を含んだノード構築の要求を受け付け、前記リソース属性記憶部を参照することによって前記サービスレベル決定要因の条件を満たすように複数のリソースをノードに割り当てる処理を行い、当該割り当てたリソースを用いてノードを構築するように前記動的構成可能ノード装置を制御する、リソース管理部と、
を備えるリソース管理装置である、
リソース管理システム。
【請求項9】
複数の種別のリソースを動的に組み合わせてノードを構築する機能を有する動的構成可能ノード装置を制御するためのリソース管理方法であって、
個々のリソースごとに、最低稼働時間または許容される故障に関する統計情報である許容故障情報の少なくともいずれかを含んだサービスレベルを決定する要因であるサービスレベル決定要因を含んだリソース属性、を記憶するリソース属性記憶部に記憶し、
前記サービスレベル決定要因についての条件を含んだノード構築の要求を受け付け、前記リソース属性記憶部を参照することによって前記サービスレベル決定要因の条件を満たすように複数のリソースをノードに割り当てる処理を行い、当該割り当てたリソースを用いてノードを構築するように前記動的構成可能ノード装置を制御する、リソース管理過程、
を含んだリソース管理方法。
【請求項10】
リソース管理装置としてコンピューターを機能させるためのプログラムであって、
前記リソース管理装置は、
複数の種別のリソースを動的に組み合わせてノードを構築する機能を有する動的構成可能ノード装置を制御するためのリソース管理装置であって、
個々のリソースごとに、最低稼働時間または許容される故障に関する統計情報である許容故障情報の少なくともいずれかを含んだサービスレベルを決定する要因であるサービスレベル決定要因を含んだリソース属性、を記憶するリソース属性記憶部と、
前記サービスレベル決定要因についての条件を含んだノード構築の要求を受け付け、前記リソース属性記憶部を参照することによって前記サービスレベル決定要因の条件を満たすように複数のリソースをノードに割り当てる処理を行い、当該割り当てたリソースを用いてノードを構築するように前記動的構成可能ノード装置を制御する、リソース管理部と、
を備える、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リソース管理装置、リソース管理システム、リソース管理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、データセンター管理の領域においてハードウェアの動的構成を可能とするインフラストラクチャーが注目を浴びている。この分野においては、DMTFのRedfish Composabilityなど、業界団体による標準化が進められている。このような特徴を有するインフラストラクチャーにおいて、複数のデバイスから構成されるノードのサービスレベルやライフサイクルを適切に管理するためには、個々のデバイスの使用実績や型式ごとの特性を元に信頼性を評価し、与えられた基準を満たす信頼性を有するデバイス(部品)同士でノードを構成することが重要である。
【0003】
CPU(中央演算処理装置)や主記憶装置や二次記憶装置などといったデバイスを、要求等に基づいて結合することで計算機のインスタンス、即ちノードを動的に構成する機能を有するハードウェア装置が存在し、また、上記のようなハードウェア装置におけるノードの構成を管理するためのシステムがある。そのシステムは、上記のようなハードウェア装置に搭載されたデバイスの集合、即ちノードを構成するためのデバイスの集合を、リソース(資源)の集合(即ち、リソースプール)として抽象化して管理する。そのシステムは、クライアントからの要求にしたがってリソースプールから必要なリソースを払い出すことによってノードを構築する。以下においては、このようなシステムをリソース管理システムと呼称する。
【0004】
一般に、クライアント側からのリソース管理システムに対する要求には、構築対象のノードの諸元の情報が含まれる。ここでノードの諸元の情報とは、即ちCPUのコア数や、主記憶装置のサイズや、二次記憶装置のサイズや、ネットワークインターフェースカードのポート数などといった、ノードを構成するリソースの種別ごとのスペックおよび数量の情報を含むものである。
【0005】
一方、クライアント側からリソース管理システムに対する要求として、付加情報を含めることのできるリソース管理システムもある。ここで付加情報とは、ノードが提供するサービスに関する要件の情報を含む。具体的には、付加情報は、ノードの品質やライフサイクルを指定するための情報であり、サービスレベルに関する情報やサービス期間に関する情報を含む。サービスレベルは、サービスの業務上の重要度の水準を表すものである。ノードの重要度に応じた信頼性を有するリソースを適切に払い出してノードを構築することが求められる。また、サービス期間は、サービスを提供する期間を事前に指定するものである。
【0006】
リソースの実体はデバイス、即ちハードウェアである。ハードウェアであるデバイスの故障率は、使用実績によって変動するという特性がある。例えば、長期間使用されたデバイスは老朽化により故障しやすい(故障率が相対的に高い)という傾向がある。また、初めて利用されるデバイスにおいては初期不良が起きやすく、その分故障率が高まるという傾向がある。さらに、デバイスを製造するメーカーやデバイスの型式(型番)によっても故障率が異なるという特性もある。
【0007】
特許文献1の段落0013には、「システム配置決定システムは、システム配置決定装置10を備える。さらに、システム配置決定装置10は、SLA解析手段1と、構成決定手段2と、パターンDB記憶手段3と、台数決定手段4とを備える。」という記載がある。また、特許文献1の段落0021-0022には、「パターンDB記憶手段3は、構築対象システムへの採用候補となる各サーバに関する情報をデータベースとして記憶する記憶装置である。」という記載や、「採用候補となる個々のサーバ毎に、「サーバ名」、「故障率」、・・・を記憶する。」という記載がある。また、特許文献1の段落0030-0031には、「構成決定手段2は、故障率が、SLAから導出された故障率未満となっているサーバであって、構築対象システム以外のシステムで未だ使用されていないサーバのリストを作成する。」という記載や、「台数決定手段4は、・・・SLA11で規定された要求処理量を満たす台数を計算し」という記載がある。
【0008】
特許文献2の段落0060には、「通常、コンポーザブルインフラストラクチャのサーバーの1つは、アドミニストレーターとして動作するように構成(プログラム)される。一般的な実施形態では、アドミニストレーターは、ストレージグループメンバーシップに従ってシステムのサーバーにドライブを割り当てることや、通常は、ドライブが割り当てられているサーバーのデータ配置ポリシーを実行することを含む、管理プロセスを実行するアプリケーションを実行するようにプログラムされている。」という記載がある。
【0009】
特許文献3の段落0016には、「取得部101は、サーバ300ごとのハードウェア監視情報、稼働情報、及び、動作環境に関する情報を取得する。ハードウェア監視情報は、サーバ300内部の各部品の異常傾向を判定するためのハードウェア監視データを示す。稼働情報は、例えば初期配置からの稼働時間、または使用年数など、サーバ300の稼働状況を示す。・・・さらに、取得部101は、算出部102が算出した、各サーバ300のハードウェア、稼働情報、及び、動作環境に基づく個体故障率を取得する。」という記載がある。
【0010】
特許文献4の段落0023には、「図1は、本発明の第1の実施形態におけるリソース割り当てシステム200の構成例を示すブロック図である。リソース割り当てシステム200は、1つまたは複数の物理インフラストラクチャ27から通信サービス要求に最適量のリソースを割り当てる役割を担う。」という記載がある。また、特許文献4の段落0024には、「通信サービス要求は、サービス要求とともにユーザによって指定された全てのサービスレベルに関する約束および性能期待を満たす。」という記載がある。また、特許文献4の段落0047には、「本実施形態によれば、リソース割り当てシステム200は、サービスに対する信頼性の期待を満たすのに十分なだけの信頼性を割り当てることによって、信頼性のあるリソースの最適な利用を実現できる。」という記載がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本電気株式会社
システム及び方法
1日前
日本電気株式会社
伝送装置および異常検出方法
8日前
日本電気株式会社
I/O拡張装置及びシステム
5日前
日本電気株式会社
信号変調装置及び信号変調方法
5日前
日本電気株式会社
赤外線センサ及びその製造方法
1日前
日本電気株式会社
成形型および成形型の製造方法
11日前
日本電気株式会社
電子装置および電子装置の製造方法
1日前
日本電気株式会社
端末装置、方法、およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
サーバ装置、方法、及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
サーバ装置、方法、及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
放送システムおよび放送実績確認方法
5日前
日本電気株式会社
分析装置、分析方法およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
物体検知システムおよび物体検知方法
1日前
日本電気株式会社
予測装置、予測方法、及びプログラム
11日前
日本電気株式会社
最適化装置、最適化方法およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
放送配信システム、切替システム、及び方法
1日前
日本電気株式会社
情報提供装置、情報提供方法及びプログラム
11日前
日本電気株式会社
配送管理装置、配送管理方法及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
印刷物検査装置、印刷物検査方法、プログラム
5日前
日本電気株式会社
放送配信システム、配信制御装置、及び、方法
1日前
日本電気株式会社
資格判定装置、資格判定方法、及びプログラム
5日前
日本電気株式会社
波長モニタ装置、波長モニタ方法及び波長ロッカ
11日前
日本電気株式会社
最適化装置、最適化方法および最適化プログラム
15日前
日本電気株式会社
モデル生成システム、生成方法、およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
開発支援装置、システム、方法、及び、プログラム
5日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム
5日前
日本電気株式会社
送信器、送信装置、通信装置、および通信システム
5日前
日本電気株式会社
情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
15日前
日本電気株式会社
コンピュータシステム、モニタ方法およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
情報処理装置、分割条件の設定方法およびプログラム
1日前
日本電気株式会社
情報出力装置、情報出力方法および情報出力プログラム
5日前
日本電気株式会社
画像分類装置、画像分類方法および画像分類プログラム
5日前
日本電気株式会社
コマンド提示装置、コマンド提示方法およびプログラム
5日前
日本電気株式会社
追跡支援装置、追跡支援方法、及び、追跡支援プログラム
5日前
日本電気株式会社
衛星管制システム、衛星管制方法および衛星管制プログラム
2日前
日本電気株式会社
読み取り制御装置、読み取り装置、および読み取り制御方法
5日前
続きを見る