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公開番号2024134237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044439
出願日2023-03-20
発明の名称学習用画像記憶装置、学習装置、物品処理装置及びX線検査装置
出願人株式会社イシダ
代理人個人,個人,個人
主分類G06V 10/72 20220101AFI20240926BHJP(計算;計数)
要約【課題】機械学習をするための画像として、画像全体において適切な位置に商品が配置された画像を記憶することができる学習用画像記憶装置、学習装置、物品処理装置及びX線検査装置を提供する。
【解決手段】学習用画像記憶装置3は、物品Pが含まれる学習用画像を生成して記憶する。学習用画像記憶装置3は、生成しようとする学習用画像の全体を表示する第一領域61を有する表示部9と、第一領域61の一部である配置領域63Aに物品Pが配置されるように操作者に操作を促す案内表示63,67を、表示部9に表示させる制御部25と、配置領域63Aに物品Pが配置された状態の第一領域61の画像の少なくとも一部を学習用画像として記憶する記憶部17と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
物品が含まれる学習用画像を生成して記憶する学習用画像記憶装置であって、
生成しようとする前記学習用画像の全体を表示する第一領域を有する操作画像を表示する表示部と、
前記操作画像において前記第一領域の一部である配置領域に前記物品が配置されるように操作者に操作を促す案内表示を、前記表示部に表示させる制御部と、
前記配置領域に前記物品が配置された状態の前記第一領域の画像の少なくとも一部を前記学習用画像として記憶する記憶部と、を備える、学習用画像記憶装置。
続きを表示（約 910 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記配置領域を前記第一領域における他の領域と区別可能な前記案内表示を前記表示部に表示させる、請求項１記載の学習用画像記憶装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記他の領域を着色表示する、請求項２記載の学習用画像記憶装置。
【請求項４】
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記学習用画像に関する情報に基づいて、前記配置領域の位置を変更する、請求項１又は２記載の学習用画像記憶装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記配置領域ごとの前記学習用画像に関する情報に基づいて、前記配置領域の位置を変更する、請求項１又は２記載の学習用画像記憶装置。
【請求項６】
前記記憶部には、前記物品のサンプル画像が予め記憶されており、
前記制御部は、前記学習用画像として取得しようとする前記物品に一致する前記サンプル画像を前記記憶部から抽出して前記第一領域とは異なる第二領域に表示する、請求項１又は２記載の学習用画像記憶装置。
【請求項７】
前記表示部は、撮像装置によって撮像された前記物品を含む画像を前記第一領域に表示する、請求項１又は２記載の学習用画像記憶装置。
【請求項８】
前記表示部は、前記物品を透過したＸ線に基づいて生成される前記物品のＸ線透過画像を前記第一領域に表示する、請求項１又は２記載の学習用画像記憶装置。
【請求項９】
請求項１又は２記載の学習用画像記憶装置と、
前記記憶部に記憶された前記学習用画像を用いて、物品処理装置によって撮像された撮像画像の中に含まれる物品の種類を推定するための学習モデルを生成する学習部と、を備える、学習装置。
【請求項１０】
請求項１又は２記載の学習用画像記憶装置と、
前記記憶部に記憶された前記学習用画像を用いて、Ｘ線検査装置によって生成されたＸ線透過画像の中に異物が含まれるか否かを推定するための学習モデルを生成する学習部と、を備える、学習装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の一側面は、学習用画像記憶装置、学習装置、物品処理装置及びＸ線検査装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、物品（商品）の種類を補助することができるラベル発行装置が開示されている。特許文献１に記載のラベル発行装置では、撮像装置によって物品が撮像された処理対象画像から特徴量を抽出し、予め記憶された複数の物品の物品画像の中から、処理対象画像の特徴量と一致する物品画像を抽出することによって物品の種類を特定している。昨今では、ＡＩ技術を利用して、処理対象画像に含まれる物品の種類を特定したり、処理対象画像の中に異物が含まれているか否かを判定したりすることが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－６６５７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ＡＩ技術を利用して、物品の種類を特定したり異物の有無を判定したりする学習モデルを生成する必要がある。また、学習モデルを生成するためには、機械学習をする画像が必要となる。しかし、機械学習をする画像が適切でないと、生成される学習モデルの精度が低くなる。特に、操作者によって所定の載置部に物品が載置されることで何らかの処理が開始される装置においては、操作者によって物品の載置位置が変わる。言い替えれば、このような装置において取得される処理対象画像は、画像全体において物品が配置されている位置にばらつきがある。したがって、精度の高い学習モデルを生成するためには、画像全体における様々な位置に物品が配置された画像を準備する必要がある。このためには、画像全体において適切な位置に物品が配置された画像を生成させる仕組みが必要である。
【０００５】
そこで、本発明の一側面の目的は、機械学習をするための画像として、画像全体において適切な位置に物品が配置された画像を生成し、記憶することができる学習用画像記憶装置、学習装置、物品処理装置及びＸ線検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
（１）本発明の一側面に係る学習用画像記憶装置は、物品が含まれる学習用画像を生成して記憶する学習用画像記憶装置であって、生成しようとする学習用画像の全体を表示する第一領域を有する表示部と、第一領域の一部である配置領域に物品が配置されるように操作者に操作を促す案内表示を、表示部に表示させる制御部と、配置領域に物品が配置された状態の第一領域の画像の少なくとも一部を学習用画像として記憶する記憶部と、を備える。
【０００７】
この構成の学習用画像記憶装置では、制御部によって表示部に表示される案内によって、第一領域における配置領域に物品が配置されるようになり、操作者が確認できる第一領域における表示状態をそのまま学習用画像として記憶することができる。これにより、機械学習をするための画像として、画像全体において適切な位置に物品が配置された画像を生成し、記憶することができる。
【０００８】
（２）上記（１）に記載の学習用画像記憶装置において、制御部は、配置領域を第一領域における他の領域と区別可能な案内表示を表示部に表示させてもよい。この構成では、操作者に対して、配置領域を分かりやすく表示させることができるので、指定の配置領域に物品を配置させることができる。
【０００９】
（３）上記（２）に記載の学習用画像記憶装置において、制御部は、他の領域を着色表示してもよい。この構成では、配置領域をより分かりやすく表示させることができる。
【００１０】
（４）上記（１）～（３）の何れか一つに記載の学習用画像記憶装置において、制御部は、記憶部に記憶された学習用画像に関する情報に基づいて、配置領域の位置を変更してもよい。これにより、例えば、学習用画像全体の中の様々な位置に物品が配置された学習用画像を生成することが可能となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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