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公開番号2024133883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043885
出願日2023-03-20
発明の名称非線形抵抗材料及び放電防止構造
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01C 7/112 20060101AFI20240926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、高周波数領域においても良好な電界緩和特性を有する非線形抵抗材料を提供する。
【解決手段】本発明は、基材と、基材の主面に配置された非線形抵抗層と、を備え、前記非線形抵抗層は、亜鉛複合酸化物である非線形抵抗粉と、体積抵抗率が101Ω・cm以上103Ω・cm以下である導電性粉と、樹脂と、を含み、前記非線形抵抗粉は、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ビスマス(Bi2O3)、酸化アンチモン(Sb2O3)、酸化コバルト(Co2O3)、酸化マンガン(MnO2)及び酸化ニッケル(NiO)を含む焼成体である非線形抵抗材料に関する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
基材と、基材の主面に配置された非線形抵抗層と、を備え、
前記非線形抵抗層は、亜鉛複合酸化物である非線形抵抗粉と、体積抵抗率が10

Ω・cm以上10

Ω・cm以下である導電性粉と、樹脂と、を含み、
前記非線形抵抗粉は、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ビスマス(Bi



)、酸化アンチモン(Sb



)、酸化コバルト(Co



)、酸化マンガン(MnO

)及び酸化ニッケル(NiO)を含む焼成体である非線形抵抗材料。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記非線形抵抗層における前記非線形抵抗粉と前記導電性粉との含有量の質量比(導電性紛の質量/非線形抵抗粉の質量)は、0.05以上0.2以下である請求項1に記載の非線形抵抗材料。
【請求項3】
前記非線形抵抗層の厚みは、100μm以上300μm以下である請求項1又は2に記載の非線形抵抗材料。
【請求項4】
前記導電性粉の平均粒径D
50
は、前記非線形抵抗紛の平均粒径D
50
よりも小さい請求項1又は2に記載の非線形抵抗材料。
【請求項5】
コイルエンドにおける絶縁層の外層に配置される低抵抗層と、
前記低抵抗層の終端を含む一部をオーバーラップして前記絶縁層の外層に配置される電界緩和層と、を有し、
前記電界緩和層は請求項1又は2に記載の非線形抵抗材料である放電防止構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非線形抵抗材料及び放電防止構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
回転機(発電機)のコイルエンド等として、例えば図4のように、鉄心41に組み込まれた導体51の外層に絶縁層52が巻かれ、その絶縁層52の外層に比較的抵抗値の低い低抵抗層53を備えた絶縁構造が知られている。コイルエンド50の絶縁構造において、低抵抗層53の終端部付近は、電界強度が高電界になることがある。この局地的な電界集中を緩和するため、例えば、低抵抗層53の一部にオーバーラップして、コロナ放電防止テープ等の非線形抵抗材料からなる電界緩和層54を配置した放電防止構造4がある。
【0003】
電界緩和層54を形成する非線形抵抗材料としては、例えば、炭化ケイ素を用いた材料が知られている。特許文献1には、炭化ケイ素粒子を用いた塗料を絶縁層の外周に塗布し、又は、これら塗料を塗布したテープを絶縁層に巻き付けて電界緩和層を形成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-217109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記したコロナ放電防止テープであっても、周波数400Hz以上のような高周波数領域では所望の放電防止効果が得られにくい場合がある。このため、非線形抵抗材料の高周波数領域における電界緩和特性は、更なる向上が求められている。
【0006】
このような背景の下、本発明は、高周波数領域においても良好な電界緩和特性を有する非線形抵抗材料の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明の一態様は、
基材と、基材の主面に配置された非線形抵抗層と、を備え、
前記非線形抵抗層は、亜鉛複合酸化物である非線形抵抗粉と、体積抵抗率が10

Ω・cm以上10

Ω・cm以下である導電性粉と、樹脂と、を含み、
前記非線形抵抗粉は、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ビスマス(Bi



)、酸化アンチモン(Sb



)、酸化コバルト(Co



)、酸化マンガン(MnO

)及び酸化ニッケル(NiO)を含む焼成体である非線形抵抗材料に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の非線形抵抗材料によれば、400Hz以上等の高周波数領域においても好適な電界緩和特性が示され、特に回転機のコイルエンド等の放電防止構造において、電界緩和層として適用する場合に好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態における非線形抵抗材料の概略断面図である。
実施形態におけるコイルエンドの概略図である。
実施形態におけるコイルエンドの概略断面図である。
従来のコイルエンドの放電防止構造の概略断面図である。
実施例における表面抵抗率の結果を示す図である。
実施例における電解緩和特性の結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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