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公開番号2024133836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043819
出願日2023-03-20
発明の名称半導体装置及び半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10B 12/00 20230101AFI20240926BHJP()
要約【課題】しきい値電圧を高くする。
【解決手段】半導体装置は、絶縁層の中に形成され、上下方向に延びる酸化物半導体と、酸化物半導体の上端に接する第1電極と、酸化物半導体の下端に接する第2電極と、絶縁膜を介して酸化物半導体の一部を包囲するゲート電極とを備え、酸化物半導体は、上端及びその下方の第1端を含む第1部分と、第1部分の下方に位置し、第2端及びその下方の第3端を含む第2部分と、第1部分と第2部分とを接続する第3部分と、を含み、上下方向に沿って延在し、かつ、酸化物半導体の延伸軸を含む断面において、上下方向と垂直な方向の幅は、上端において第1値であり、第1端において第1値以下の第2値であり、第2端において第2値より小さい第3値であり、第3端において第3値以下の第4値であり、第3部分では、断面において、上端からの距離の増加量に対する幅の減少割合が、第1部分の減少割合及び第2部分の減少割合より大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁層と、
前記絶縁層の中に形成され、上下方向に延びる酸化物半導体と、
前記酸化物半導体の上端に接する第1電極と、
前記酸化物半導体の下端に接する第2電極と、
前記絶縁層の中に形成され、絶縁膜を介して前記酸化物半導体の一部を包囲するゲート電極と、を備え、
前記酸化物半導体は、
前記上端及びこの上端の下方の第1端を含む第1部分と、
この第1部分の下方に位置し、第2端及びこの第2端の下方の第3端を含む第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分とを接続する第3部分と、を含み、
前記上下方向に沿って延在し、かつ、前記酸化物半導体の延伸軸を含む断面において、前記上下方向と垂直な方向の幅は、前記上端において第1値であり、前記第1端において前記第1値以下の第2値であり、前記第2端において前記第2値より小さい第3値であり、前記第3端において前記第3値以下の第4値であり、
前記第3部分では、前記断面において、前記上端からの距離の増加量に対する前記幅の減少割合が、前記第1部分の前記減少割合及び前記第2部分の前記減少割合より大きい、
半導体装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記第3部分は、下方に向いた第1段差面を有する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1段差面は、下方から見たときに環状に形成されている、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第3部分は、下方に向かって先細り形状を有する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2値と前記第3値との差は、2nm以上である、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記酸化物半導体は、
前記第2部分の下方に位置し、前記下端とこの下端の上方の第4端とを含む第4部分と、
前記第2部分と前記第4部分とを接続する第5部分と、を含み、
前記断面において、前記幅は、前記第4端において前記第4値より大きい第5値であり、前記下端において前記第5値以下の第6値であり、
前記第5部分では、前記断面において、前記上端からの距離の増加に対して前記幅が増加する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第5部分は、上方に向いた第2段差面を有する、
請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第2段差面は、上方から見たときに環状に形成されている、
請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第5部分は、上方に向かって先細り形状を有する、
請求項6に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第5値と前記第4値との差は、2nm以上である、
請求項6に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、半導体装置及び半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
半導体素子の中には、酸化物半導体によって形成されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開US2022/0085212号明細書
米国特許出願公開US2010/0181614号明細書
米国特許出願公開US2010/0140671号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の酸化物半導体では、ドナーである酸素欠損の濃度が高いことが多い。このため、酸化物半導体を電界効果トランジスタのチャネルに用いる場合、しきい値電圧が負となり、ノーマリーオンの特性になる。
【0005】
本開示は、しきい値電圧を高くすることが可能な半導体装置及び半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る半導体装置は、絶縁層と、前記絶縁層の中に形成され、上下方向に延びる酸化物半導体と、前記酸化物半導体の上端に接する第1電極と、前記酸化物半導体の下端に接する第2電極と、前記絶縁層の中に形成され、絶縁膜を介して前記酸化物半導体の一部を包囲するゲート電極と、を備え、前記酸化物半導体は、前記上端及びこの上端の下方の第1端を含む第1部分と、この第1部分の下方に位置し、第2端及びこの第2端の下方の第3端を含む第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを接続する第3部分と、を含み、前記上下方向に沿って延在し、かつ、前記酸化物半導体の延伸軸を含む断面において、前記上下方向と垂直な方向の幅は、前記上端において第1値であり、前記第1端において前記第1値以下の第2値であり、前記第2端において前記第2値より小さい第3値であり、前記第3端において前記第3値以下の第4値であり、前記第3部分では、前記断面において、前記上端からの距離の増加量に対する前記幅の減少割合が、前記第1部分の前記減少割合及び前記第2部分の前記減少割合より大きい。
【0007】
本開示に係る半導体記憶装置は、前記半導体装置と、前記第1電極又は前記第2電極に接続される第1キャパシタ電極と、前記第1キャパシタ電極と対向する第2キャパシタ電極と、前記第1キャパシタ電極と前記第2キャパシタ電極との間に設けられる誘電膜と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るメモリセルアレイの回路構成例を説明するための回路図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構造例を説明するための断面模式図であり、YZ面に平行な断面の一部を示す。
第1実施形態に係る半導体装置を説明するための断面模式図であり、酸化物半導体層の延伸軸を含む断面を示す。
第1実施形態に係る半導体装置を説明するための断面模式図であり、XY面に平行な断面を示す。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る酸化物半導体層の表面に流れるオン電流Ionのくびれ量に対する変化を示す図である。
第1実施形態に係る電界効果トランジスタのしきい値電圧のくびれ量に対する変化を示す図である。
第2実施形態に係る半導体装置を説明するための断面模式図であり、酸化物半導体層の延伸軸を含む断面を示す。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造プロセスを示す模式図である。
第1実施形態に係る半導体装置の変形例を説明するための断面模式図であり、酸化物半導体層の延伸軸を含む断面を示す。
第1実施形態に係る半導体装置の変形例を説明するための断面模式図であり、酸化物半導体層の延伸軸を含む断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0010】
[第1実施形態]
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成について説明する。各図面には、X軸、Y軸及びZ軸を示すことがある。X軸、Y軸及びZ軸は、右手系の3次元の直交座標を形成する。以下、X軸の矢印方向をX軸+方向、矢印とは逆方向をX軸-方向と呼ぶことがあり、その他の軸についても同様である。なお、Z軸+方向及びZ軸-方向を、それぞれ「上方」及び「下方」と呼ぶこともある。また、X軸、Y軸又はZ軸にそれぞれ直交する面を、YZ面、ZX面又はXY面と呼ぶことがある。また、Z軸方向を「上下方向」と呼ぶことがある。「上方」、「下方」及び「上下方向」は、あくまで図面内での相対的位置関係を示す用語であり、鉛直方向を基準とした向きを定める用語ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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