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公開番号2024128684
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037809
出願日2023-03-10
発明の名称太陽電池モジュール
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類H10K 39/10 20230101AFI20240913BHJP()
要約【課題】窓に配設した場合に圧迫感及び閉塞感を与えにくい採光可能な太陽電池モジュールを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る太陽電池モジュール1は、ペロブスカイト太陽電池セル10と、前記ペロブスカイト太陽電池セル10の表面側を覆う表面保護部材30と、前記ペロブスカイト太陽電池セル10の裏面側を覆う裏面保護部材40と、前記ペロブスカイト太陽電池セル10と前記表面保護部材30の間に平面視で前記ペロブスカイト太陽電池セル10の外側を覆うよう配置される黒色の表側着色材50と、前記ペロブスカイト太陽電池セル10と前記裏面保護部材40の間に平面視で前記ペロブスカイト太陽電池セル10の外側を覆うよう配置され、前記表側着色材50よりも明るい色を有する裏側着色材60と、前記表面保護部材30と前記裏面保護部材40の間に充填される封止材70と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ペロブスカイト太陽電池セルと、
前記ペロブスカイト太陽電池セルの表面側を覆う表面保護部材と、
前記ペロブスカイト太陽電池セルの裏面側を覆う裏面保護部材と、
前記ペロブスカイト太陽電池セルと前記表面保護部材の間に平面視で前記ペロブスカイト太陽電池セルの外側を覆うよう配置される黒色の表側着色材と、
前記ペロブスカイト太陽電池セルと前記裏面保護部材の間に平面視で前記ペロブスカイト太陽電池セルの外側を覆うよう配置され、前記表側着色材よりも明るい色を有する裏側着色材と、
前記表面保護部材と前記裏面保護部材の間に充填される封止材と、
を備える、太陽電池モジュール。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記表側着色材と前記裏側着色材の色差ΔEは、30以上である、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記ペロブスカイト太陽電池セルは、受光側から順に、透明な基材層、透明導電性酸化物からなる第1電極層、ペロブスカイト化合物を含む光電変換層及び金属を含む第2電極層を有し、前記光電変換層及び前記第2電極層を除去した複数のスリットが形成されている、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
透明な板状の表面保護部材と、裏面側の板状又はシート状の裏面保護部材との間に太陽電池セルを配置し、表面保護部材と裏面保護部材の間に封止材を充填した太陽電池モジュールが利用されている。このような太陽電池モジュールにおいて、表面保護部材と太陽電池セルの間に、太陽電池セルの外側の領域を覆う遮光フィルムを配設し、太陽電池セルの電極や太陽電池セルを接続する接続部材が見えないようにすることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
窓等に一部の光を透過する太陽電池モジュールを配設し、光電変換と同時に室内への採光を可能にすることも検討されている。一部の光を透過する太陽電池モジュールとしては、一部の波長域の光だけを吸収し、他の波長域の光を透過するペロブスカイト太陽電池セルを使用するものが考えられる。ペロブスカイト太陽電池セルは、短波長域の光を吸収して光電変換するが、長波長域の可視光を透過し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-209473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
窓に配設される採光可能な太陽電池モジュールでは、裏面保護部材にも配線材を隠す遮光領域を設けることが考えられる。このような太陽電池モジュールを室内側から見た場合、遮光領域の幅が大きく、屋外の景色が見える領域が小さく感じられるため、圧迫感又は閉塞感を与えやすい。
【0006】
本発明は、窓に配設した場合に圧迫感及び閉塞感を与えにくい採光可能な太陽電池モジュールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、ペロブスカイト太陽電池セルと、前記ペロブスカイト太陽電池セルの表面側を覆う表面保護部材と、前記ペロブスカイト太陽電池セルの裏面側を覆う裏面保護部材と、前記ペロブスカイト太陽電池セルと前記表面保護部材の間に平面視で前記ペロブスカイト太陽電池セルの外側を覆うよう配置される黒色の表側着色材と、前記ペロブスカイト太陽電池セルと前記裏面保護部材の間に平面視で前記ペロブスカイト太陽電池セルの外側を覆うよう配置され、前記表側着色材よりも明るい色を有する裏側着色材と、前記表面保護部材と前記裏面保護部材の間に充填される封止材と、を備える。
【0008】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記表側着色材と前記裏側着色材の色差ΔEは、30以上であってもよい。
【0009】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記ペロブスカイト太陽電池セルは、受光側から順に、透明な基材層、透明導電性酸化物からなる第1電極層、ペロブスカイト化合物を含む光電変換層及び金属を含む第2電極層を有し、前記光電変換層及び前記第2電極層を除去した複数のスリットが形成されていてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、窓に配設した場合に圧迫感及び閉塞感を与えにくい採光可能な太陽電池モジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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