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公開番号
2024121622
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028825
出願日
2023-02-27
発明の名称
有機EL装置
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
H10K
50/19 20230101AFI20240830BHJP()
要約
【課題】本発明は、接続ユニットのホール注入性層に起因するリーク電流の発生を抑制できる有機EL装置を提供する。
【解決手段】基材上に、第1導電層と発光機能層と第2導電層がこの順に積層された有機EL素子を有し、発光機能層は、第1導電層側から第2導電層側に向かって、第1発光ユニット、接続ユニット、及び第2発光ユニットを含み、接続ユニットは、第1発光ユニット側に電子を注入し、かつ、第2発光ユニット側にホールを注入するものであり、接続ユニットは、第2発光ユニットに接するホール注入性層を有し、第2発光ユニットは、ホール注入性層よりも導電率の低い被覆層を含み、被覆層は、断面視したときに、少なくともホール注入性層の側面を覆う構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材上に、第1導電層と発光機能層と第2導電層がこの順に積層された有機EL素子を有し、
前記発光機能層は、前記第1導電層側から前記第2導電層側に向かって、第1発光ユニット、接続ユニット、及び第2発光ユニットを含み、
前記接続ユニットは、前記第1発光ユニット側に電子を注入し、かつ、前記第2発光ユニット側にホールを注入するものであり、
前記接続ユニットは、前記第2発光ユニットに接するホール注入性層を有し、
前記第2発光ユニットは、前記ホール注入性層よりも導電率の低い被覆層を含み、
前記被覆層は、断面視したときに、少なくとも前記ホール注入性層の側面を覆う、有機EL装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記被覆層は、有機発光層、ホール輸送層、及び電子輸送層のいずれかを含む、請求項1に記載の有機EL装置。
【請求項3】
前記第1導電層は、前記有機EL素子を構成する第1素子形成部と、前記第1素子形成部から離れた島状部を有し、
前記第2導電層は、前記有機EL素子を構成する第2素子形成部と、前記第2素子形成部から延びる延伸部を有し、
前記第2導電層は、前記基材を平面視したときに、前記延伸部の一部が前記被覆層の外側で前記島状部と接続されている、請求項1又は2に記載の有機EL装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機EL装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、透光性基材上に透光性陽極層、発光機能層、及び反射性陰極層が積層された有機EL素子を有した有機ELパネルが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の有機ELパネルは、発光機能層が透光性基材側から順に青色発光ユニット、接続ユニット、赤緑色発光ユニットが積層されて構成されている。
また、特許文献1の有機ELパネルは、接続ユニットが、青色発光ユニットに接する電子注入性層と、赤緑色発光ユニットに接するホール注入性層を備えており、透光性陽極層と反射性陰極層間に電圧を印加することで、青色発光ユニットに対して電子注入性層から電子を注入し、接続ユニットのホール注入性層から赤緑色発光ユニットにホールを注入することが可能となっている。
そのため、特許文献1の有機ELパネルによれば、透光性陽極層と反射性陰極層間に電圧を印加することで、青色発光ユニットと赤緑色発光ユニットを同時に光らすことができ、透光性基材から白色の光を取り出すことが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-068603号公報
国際公開第2020/195160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、有機ELパネルの各電極層への給電構造としては、例えば、特許文献2がある。
特許文献2の有機ELパネルは、基板上に、第1導電膜と、機能膜と、第2導電膜を重畳させて有機EL素子を備え、第1導電膜において有機EL素子を構成する第1本体部と第1本体部から張り出した第1電極パッド部からL字状の島部を離して形成し、第2導電膜において有機EL素子を構成する第2本体部と第2本体部から島部上に跨って延びる第2電極パッド領域が形成されている。
このような構造にすることで、特許文献2の有機ELパネルは、有機EL素子の外側に位置する第1電極パッド部と第2電極パッド領域に給電することで、機能膜に電圧を印加し、機能膜を発光させることが可能となっている。
【0005】
そこで、本発明者は、特許文献1,2に倣って、特許文献1の青色発光ユニット、接続ユニット、及び赤緑色発光ユニットが積層された構造を特許文献2の給電構造に適用させることを試みた。
しかしながら、試作した有機EL装置の中には、リーク電流が発生する場合が生じていた。
本発明者らがこのリーク電流の発生原因について検討したところ、接続ユニットのホール注入性層は、導電率が高いため、製膜時にホール注入性層の製膜位置がずれ、青色発光ユニットからはみ出して第2導電膜に接触すると、第2導電膜から赤緑色発光ユニットを介さずに接続ユニットのホール注入性層を経由して青色発光ユニットに電子が流れてしまう問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、接続ユニットのホール注入性層に起因するリーク電流の発生を抑制できる有機EL装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、基材上に、第1導電層と発光機能層と第2導電層がこの順に積層された有機EL素子を有し、前記発光機能層は、前記第1導電層側から前記第2導電層側に向かって、第1発光ユニット、接続ユニット、及び第2発光ユニットを含み、前記接続ユニットは、前記第1発光ユニット側に電子を注入し、かつ、前記第2発光ユニット側にホールを注入するものであり、前記接続ユニットは、前記第2発光ユニットに接するホール注入性層を有し、前記第2発光ユニットは、前記ホール注入性層よりも導電率の低い被覆層を含み、前記被覆層は、断面視したときに、少なくとも前記ホール注入性層の側面を覆う、有機EL装置である。
【0008】
本様相によれば、ホール注入性層の側面をホール注入性層よりも導電率が低い被覆層で覆うため、ホール注入性層が第2導電層と接触することを防止でき、接続ユニットのホール注入性層に起因するリーク電流の発生を抑制できる。
【0009】
好ましい様相は、前記被覆層は、有機発光層、ホール輸送層、及び電子輸送層のいずれかを含む。
【0010】
本様相によれば、第2発光ユニットの発光に寄与する層によってリーク電流の発生を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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