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公開番号
2024130073
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023039579
出願日
2023-03-14
発明の名称
半導体記憶装置
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H10B
43/50 20230101AFI20240920BHJP()
要約
【課題】ダミーピラーと他の構成との干渉による電気特性への影響を抑制すること。
【解決手段】実施形態の半導体記憶装置は、複数の第2のピラーHRfは、積層体LMの下層側を積層方向に延びる第1の絶縁層57の単体である第1のサブピラーLHRgと、第1のサブピラーLHRgに対応して、積層体LMの上層側の高さ位置に配置される第2のサブピラーUHRmと、をそれぞれ含み、第2のサブピラーUHRmは、積層体LMの上層側の高さ位置を積層方向に延びる半導体層CNdと、半導体層CNdの側壁を覆う第2の絶縁層TNdと、第2の絶縁層TNdの側壁を覆う第3の絶縁層BKdと、第2及び第3の絶縁層TNd,BKdとは異種の材料を含み、第2及び第3の絶縁層TNd,BKdの間に介在される第4の絶縁層CTdと、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の導電層が互いに離間して積層され、前記複数の導電層が階段状に加工された階段部を有する積層体と、
前記階段部から外れた前記積層体内を、前記積層体の積層方向に延び、前記複数の導電層の少なくとも一部との交差部にそれぞれメモリセルを形成する第1のピラーと、
前記階段部の前記積層体内を前記積層方向に延びる複数の第2のピラーと、を備え、
前記複数の第2のピラーは、
前記積層体の下層側を前記積層方向に延びる第1の絶縁層の単体である第1のサブピラーと、
前記第1のサブピラーに対応して、前記積層体の上層側の高さ位置に配置される第2のサブピラーと、をそれぞれ含み、
前記第2のサブピラーは、
前記積層体の上層側の高さ位置を前記積層方向に延びる半導体層と、
前記半導体層の側壁を覆う第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層の側壁を覆う第3の絶縁層と、
前記第2及び第3の絶縁層とは異種の材料を含み、前記第2及び第3の絶縁層の間に介在される第4の絶縁層と、を含む、
半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記複数の導電層のうち上層側の導電層が階段状に加工された部分と前記積層方向に重なる位置で、前記階段部の前記積層体内を前記積層方向に延びる複数の第3のピラーを更に備え、
前記複数の第3のピラーは、
前記積層体の上層側から下層側に亘って前記積層方向に延びる前記半導体層と、
前記半導体層の側壁を覆う前記第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層の側壁を覆う前記第3の絶縁層と、
前記第2及び第3の絶縁層の間に介在される前記第4の絶縁層と、をそれぞれ含む、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記複数の導電層のうち下層側の導電層が階段状に加工された部分と前記積層方向に重なる位置で、前記階段部の前記積層体内を前記積層方向に延びる複数の第4のピラーを更に備え、
前記複数の第4のピラーのそれぞれは、
前記積層体の上層側の底面と対応する位置に上端部を有する前記第1の絶縁層の単体であり、
前記複数の第2のピラーは、
前記複数の第3のピラーと前記複数の第4のピラーとの間に配置されている、
請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記複数の第2のピラーは、
前記複数の導電層のうち下層側の導電層が階段状に加工された部分と前記積層方向に重なる領域に分散して配置されている、
請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
複数の第1の導電層が互いに離間して積層され、前記複数の第1の導電層が階段状に加工された第1の階段部を有する第1の積層体と、
前記第1の積層体の上方に配置され、複数の第2の導電層が互いに離間して積層され、前記第1の階段部に連続して前記複数の第2の導電層が階段状に加工された第2の階段部を有する第2の積層体と、
前記第1及び第2の階段部から外れた前記第1及び第2の積層体内を、前記第1及び第2の積層体の積層方向に延び、前記複数の第1及び第2導電層の少なくとも一部との交差部にそれぞれメモリセルを形成する第1のピラーと、
前記第1の階段部と前記積層方向に重なる位置を前記積層方向に延びる複数の第2のピラーと、
前記第2の階段部と前記積層方向に重なる位置を前記積層方向に延びる複数の第3のピラーと、を備え、
前記複数の第2のピラーは、
前記第1の積層体内を前記積層方向に延びる第1の絶縁層の単体である第1のサブピラーと、
前記第1のサブピラーに対応して、前記第2の積層体の高さ位置に配置される第2のサブピラーと、をそれぞれ含み、
前記第2のサブピラーは、
前記第2の積層体の高さ位置を前記積層方向に延びる半導体層と、
前記半導体層の側壁を覆う第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層の側壁を覆う第3の絶縁層と、
前記第2及び第3の絶縁層とは異種の材料を含み、前記第2及び第3の絶縁層の間に介在される第4の絶縁層と、を含み、
前記複数の第3のピラーは、
前記第1及び第2の積層体内を前記積層方向に延びる前記半導体層と、
前記半導体層の側壁を覆う前記第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層の側壁を覆う前記第3の絶縁層と、
前記第2及び第3の絶縁層の間に介在される前記第4の絶縁層と、をそれぞれ含む、
半導体記憶装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
3次元不揮発性メモリ等の半導体記憶装置においては、複数の導電層と複数の絶縁層とが交互に積層された積層体を貫通する複数のメモリピラーを配置する。また、メモリピラーが配置されない領域での積層体の積層方向への沈み込みを抑制するため、ダミーピラーが配置されることがある。しかしながら、このとき、ダミーピラーと他の構成とが干渉し、半導体記憶装置の電気特性に影響を及ぼしてしまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2017/0278860号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1つの実施形態は、ダミーピラーと他の構成との干渉による電気特性への影響を抑制することができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体記憶装置は、複数の導電層が互いに離間して積層され、前記複数の導電層が階段状に加工された階段部を有する積層体と、前記階段部から外れた前記積層体内を、前記積層体の積層方向に延び、前記複数の導電層の少なくとも一部との交差部にそれぞれメモリセルを形成する第1のピラーと、前記階段部の前記積層体内を前記積層方向に延びる複数の第2のピラーと、を備え、前記複数の第2のピラーは、前記積層体の下層側を前記積層方向に延びる第1の絶縁層の単体である第1のサブピラーと、前記第1のサブピラーに対応して、前記積層体の上層側の高さ位置に配置される第2のサブピラーと、をそれぞれ含み、前記第2のサブピラーは、前記積層体の上層側の高さ位置を前記積層方向に延びる半導体層と、前記半導体層の側壁を覆う第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層の側壁を覆う第3の絶縁層と、前記第2及び第3の絶縁層とは異種の材料を含み、前記第2及び第3の絶縁層の間に介在される第4の絶縁層と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態にかかる半導体記憶装置の概略の構成例を示す断面図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の構成の一例を示す図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の構成の一例を示す図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態の変形例1にかかる半導体記憶装置の構成の一例を示す図。
実施形態の変形例2にかかる半導体記憶装置の構成の一例を示す図。
実施形態の変形例3にかかる半導体記憶装置の構成の一例を示す図。
実施形態の変形例3にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を例示するX方向に沿う断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により、本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0008】
(半導体記憶装置の構成例)
図1は、実施形態にかかる半導体記憶装置1の概略の構成例を示す断面図である。ただし、図1においては図面の見やすさを考慮してハッチングを省略する。
【0009】
図1に示すように、半導体記憶装置1は、紙面下側から順に、電極膜EL、ソース線SL、及び複数のワード線WLを備える。また、半導体記憶装置1は、複数のワード線WLの上方に、半導体基板SBに設けられた周辺回路CBAを備える。なお、図1の説明においては、半導体基板SBが配置される側を半導体記憶装置1の上方側とする。
【0010】
電極膜EL上には、絶縁層150を介してソース線SLが配置されている。絶縁層150中には複数のプラグPGが配置され、プラグPGを介してソース線SLと電極膜ELとが電気的な導通を保っている。図示はしないが、電極膜ELと同層には、外部から半導体記憶装置1に電源や信号を供給するための電極パッドが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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