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公開番号2024127621
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036897
出願日2023-03-09
発明の名称半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類H10B 43/50 20230101AFI20240912BHJP()
要約【課題】高集積化の容易な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、フックアップ領域が第1方向に並ぶ複数の第1コンタクト電極対を備える。複数の第1コンタクト電極対は、それぞれ、第1方向に隣り合う2つのコンタクト電極を含み、複数の第1コンタクト電極対に含まれる2つのコンタクト電極の第3方向の長さの平均値は、いずれも同一又は近似している。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に並ぶメモリ領域及びフックアップ領域を備える基板と、
前記基板の表面と交差する積層方向に積層され、前記メモリ領域及び前記フックアップ領域にわたって前記第1方向に延伸する複数の導電層と、
前記メモリ領域に設けられ、前記積層方向に延伸し、前記複数の導電層に対向する半導体層と、
前記複数の導電層及び前記半導体層の間に設けられた電荷蓄積膜と、
前記フックアップ領域に設けられ、前記第1方向に並び、前記積層方向に延伸し、前記複数の導電層の一部によって囲われた外周面を備え、前記複数の導電層のいずれかにそれぞれ接続された複数のコンタクト電極を含む第1コンタクト電極列と
を備え、
前記第1コンタクト電極列は、前記第1方向に並ぶ複数の第1コンタクト電極対を備え、
前記複数の第1コンタクト電極対は、それぞれ、前記第1方向に隣り合う2つのコンタクト電極を含み、
前記複数のコンタクト電極のうち、前記積層方向の長さが1番目及び2番目に大きい2つの前記コンタクト電極の前記積層方向の長さの平均値を第1の長さとし、
前記複数のコンタクト電極のうち、前記積層方向の長さが1番目及び2番目に小さい2つの前記コンタクト電極の前記積層方向の長さの平均値を第2の長さとすると、
前記複数の第1コンタクト電極対に含まれる前記2つのコンタクト電極の前記積層方向の長さの各平均値は、前記第1の長さよりも小さく、前記第2の長さよりも大きい
半導体記憶装置。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
前記複数の第1コンタクト電極対に含まれる前記2つのコンタクト電極の前記積層方向の長さの平均値の最大値と最小値との差は、前記複数のコンタクト電極のうち、前記積層方向の長さが1番目に大きいものの前記積層方向の長さの半分以下である
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記複数のコンタクト電極のうち、前記第1方向に並ぶ任意の3つのコンタクト電極が、前記第1方向の一方側から順に第1コンタクト電極、第2コンタクト電極及び第3コンタクト電極である場合、
前記第1コンタクト電極及び前記第2コンタクト電極の前記積層方向の長さの差は、前記第2コンタクト電極及び前記第3コンタクト電極の前記積層方向の長さの差よりも大きい
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記フックアップ領域は、前記第1方向の一方側の第1領域と前記第1方向の他方側の第2領域とを備え、
前記第1領域における前記複数のコンタクト電極のうち、前記第1方向に並ぶ任意の3つのコンタクト電極が、前記第1方向の一方側から順に第1コンタクト電極、第2コンタクト電極及び第3コンタクト電極であり、
前記第2領域における前記複数のコンタクト電極のうち、前記第1方向に並ぶ任意の3つのコンタクト電極が、前記第1方向の他方側から順に第4コンタクト電極、第5コンタクト電極及び第6コンタクト電極である場合、
前記第1コンタクト電極及び前記第2コンタクト電極の前記積層方向の長さの差は、前記第2コンタクト電極及び前記第3コンタクト電極の前記積層方向の長さの差よりも大きく、
前記第5コンタクト電極及び前記第6コンタクト電極の前記積層方向の長さの差は、前記第6コンタクト電極及び前記第7コンタクト電極の前記積層方向の長さの差よりも大きい
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記フックアップ領域は、前記第1方向の一方側の第1領域と前記第1方向の他方側の第2領域とを備え、
前記第1領域における前記複数のコンタクト電極のうち、前記第1方向に並ぶ任意の3つのコンタクト電極が、前記第1方向の一方側から順に第1コンタクト電極、第2コンタクト電極及び第3コンタクト電極であり、
前記第2領域における前記複数のコンタクト電極のうち、前記第1方向に並ぶ任意の3つのコンタクト電極が、前記第1方向の他方側から順に第4コンタクト電極、第5コンタクト電極及び第6コンタクト電極である場合、
前記第1コンタクト電極及び前記第2コンタクト電極の前記積層方向の長さの差は、前記第2コンタクト電極及び前記第3コンタクト電極の前記積層方向の長さの差よりも小さく、
前記第4コンタクト電極及び前記第5コンタクト電極の前記積層方向の長さの差は、前記第5コンタクト電極及び前記第6コンタクト電極の前記積層方向の長さの差よりも小さい
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記フックアップ領域に設けられ、前記第1コンタクト電極列と前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ、複数のコンタクト電極を含む第2コンタクト電極列を備え、
前記フックアップ領域は、前記第1方向に並ぶ複数の第2コンタクト電極対を備え、
前記複数の第2コンタクト電極対は、それぞれ、前記第2方向に隣り合う、前記第1コンタクト電極列に含まれる1つのコンタクト電極及び前記第2コンタクト電極列に含まれる1つのコンタクト電極を含み、
前記複数の第2コンタクト電極対に含まれる2つの前記コンタクト電極の前記積層方向の長さの平均値は、前記第1の長さよりも小さく、前記第2の長さよりも大きい
請求項1記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記複数の第2コンタクト電極対に含まれる前記2つのコンタクト電極の前記第3方向の長さの平均値は、いずれも同一である
請求項6記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
第1方向に並ぶメモリ領域及びフックアップ領域を備える基板と、
前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ複数のメモリ構造と
を備え、
前記複数のメモリ構造は、それぞれ、
前記基板の表面と交差する積層方向に積層され、前記メモリ領域及び前記フックアップ領域にわたって前記第1方向に延伸する複数の導電層と、
前記メモリ領域に設けられ、前記積層方向に延伸し、前記複数の導電層に対向する半導体層と、
前記複数の導電層及び前記半導体層の間に設けられた電荷蓄積膜と、
前記フックアップ領域に設けられ、前記積層方向に延伸し、前記複数の導電層の一部によって囲われた外周面を備え、前記複数の導電層のいずれかにそれぞれ接続された複数のコンタクト電極と
を備え、
前記複数のコンタクト電極は、前記第1方向にm個(mは2以上の整数)並ぶと共に前記第2方向にn個(nは2以上の整数)並び、
(m×n)個のコンタクト電極の前記積層方向の長さの平均値より長いコンタクト電極が長コンタクト電極であり、その平均値より短いコンタクト電極が短コンタクト電極である場合、
前記第1方向から数えて(2m-3)番目、かつ、前記第2方向から数えて(2n-3)番目のコンタクト電極が前記長コンタクト電極であり、前記第1方向から数えて(2m-2)番目、かつ、前記第2方向から数えて(2n-3)番目のコンタクト電極が前記短コンタクト電極であり、
前記第1方向から数えて(2m-3)番目、かつ、前記第2方向から数えて(2n-2)番目のコンタクト電極が前記短コンタクト電極であり、前記第1方向から数えて(2m-2)番目、かつ、前記第2方向から数えて(2n-2)番目のコンタクト電極が前記長コンタクト電極である
半導体記憶装置。
【請求項9】
前記フックアップ領域は、前記第1方向に並ぶ複数の第1コンタクト電極対を備え、
前記複数の第1コンタクト電極対は、それぞれ、前記第1方向に隣り合う2つのコンタクト電極を含み、
前記複数の第1コンタクト電極対に含まれる前記2つのコンタクト電極の前記積層方向の長さの平均値の最大値と最小値との差は、前記複数のコンタクト電極のうち、前記積層方向の長さが1番目に大きいものの前記積層方向の長さの半分以下である
請求項8記載の半導体記憶装置。
【請求項10】
前記複数のコンタクト電極のうち、前記第1方向に並ぶ任意の3つのコンタクト電極が、前記第1方向の一方側から順に第1コンタクト電極、第2コンタクト電極及び第3コンタクト電極である場合、
前記第1コンタクト電極及び前記第2コンタクト電極の前記積層方向の長さの差は、前記第2コンタクト電極及び前記第3コンタクト電極の前記積層方向の長さの差よりも大きい
請求項8記載の半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 4,400 文字)【背景技術】
【0002】
基板と、この基板の表面と交差する方向に積層された複数の導電層と、これら複数の導電層に対向する半導体層と、導電層及び半導体層の間に設けられたゲート絶縁層と、を備える半導体記憶装置が知られている。ゲート絶縁層は、例えば、窒化シリコン(Si



)等の絶縁性の電荷蓄積層やフローティングゲート等の導電性の電荷蓄積層等の、データを記憶可能なメモリ部を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-244180号公報
特開2019-047093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高集積化の容易な半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一の実施形態に係る半導体記憶装置は、第1方向に並ぶメモリ領域及びフックアップ領域を備える基板と、基板の表面と交差する積層方向に積層され、メモリ領域及びフックアップ領域にわたって第1方向に延伸する複数の導電層と、メモリ領域に設けられ、積層方向に延伸し、複数の導電層に対向する半導体層と、複数の導電層及び半導体層の間に設けられた電荷蓄積膜と、フックアップ領域に設けられ、第1方向に並び、積層方向に延伸し、複数の導電層の一部によって囲われた外周面を備え、複数の導電層のいずれかにそれぞれ接続された複数のコンタクト電極を含む第1コンタクト電極列と、を備える。第1コンタクト電極列は、第1方向に並ぶ複数の第1コンタクト電極対を備え、複数の第1コンタクト電極対は、それぞれ、第1方向に隣り合う2つのコンタクト電極を含み、複数のコンタクト電極のうち、積層方向の長さが1番目及び2番目に大きい2つのコンタクト電極の積層方向の長さの平均値を第1の長さとし、複数のコンタクト電極のうち、積層方向の長さが1番目及び2番目に小さい2つのコンタクト電極の積層方向の長さの平均値を第2の長さとすると、複数の第1コンタクト電極対に含まれる2つのコンタクト電極の積層方向の長さの各平均値は、第1の長さよりも小さく、第2の長さよりも大きい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
メモリダイMDの一部の構成を示す模式的な回路図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成例を示す模式的な分解斜視図である。
図2のチップC

の構成例を示す模式的な底面図である。
メモリダイMDの一部の構成を示す模式的な断面図である。
メモリダイMDの一部の構成を示す模式的な断面図である。
図3のAで示した部分及びBで示した部分の模式的な拡大図である。
図6のCで示した部分の模式的な拡大図である。
チップC

の一部の構成を示す模式的な断面図である。
図6に示す構造をF-F´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。
図6に示す構造をG-G´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。
図6で示したフックアップ領域R
HU
の模式的な拡大図である。
図6で示したフックアップ領域R
HU
の模式的な拡大図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な平面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な平面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な平面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な平面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な平面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
第1実施形態に係るコンタクト電極CCの径d121及びピッチd131について説明するため模式的な断面図である。
比較例に係る半導体記憶装置の模式的な平面図である。
図48で示したフックアップ領域R
HU
の模式的な拡大図である。
図48で示したフックアップ領域R
HU
の模式的な拡大図である。
比較例に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
比較例に係るコンタクト電極CCの径d21及びピッチd31について説明するため模式的な断面図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第3実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第3実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第4実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第4実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第5実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第5実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第6実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第7実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第8実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第8実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第9実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第9実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第10実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第10実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第11実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第11実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。
第12実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
同製造方法について説明するため模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
次に、実施形態に係る半導体記憶装置を、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態はあくまでも一例であり、本発明を限定する意図で示されるものではない。また、以下の図面は模式的なものであり、説明の都合上、一部の構成等が省略される場合がある。また、複数の実施形態について共通する部分には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
【0008】
また、本明細書において「半導体記憶装置」と言った場合には、メモリダイを意味する事もあるし、メモリチップ、メモリカード、SSD(Solid State Drive)等の、コントローラダイを含むメモリシステムを意味する事もある。更に、スマートホン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の、ホストコンピュータを含む構成を意味する事もある。
【0009】
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成に「電気的に接続されている」と言った場合、第1の構成は第2の構成に直接接続されていても良いし、第1の構成が第2の構成に配線、半導体部材又はトランジスタ等を介して接続されていても良い。例えば、3つのトランジスタを直列に接続した場合には、2つ目のトランジスタがOFF状態であったとしても、1つ目のトランジスタは3つ目のトランジスタに「電気的に接続」されている。
【0010】
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成及び第3の構成の「間に接続されている」と言った場合、第1の構成、第2の構成及び第3の構成が直列に接続され、且つ、第2の構成が第1の構成を介して第3の構成に接続されていることを意味する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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