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公開番号2024132226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042927
出願日2023-03-17
発明の名称車両用ベントダクト
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60H 1/26 20060101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約【課題】換気性能を維持しつつ、車室内への騒音の進入を抑制できる車両用ベントダクトを得る。
【解決手段】車両用ベントダクト10は、車体に取付けられると共に、車室内と車室外とを連通する開口部23と、該開口部23の上縁に設けられた係止爪部30とを含んで構成されたダクト本体20と、可撓性を有する材質で形成され、ダクト本体20における係止爪部30に揺動可能な状態で係止されて開口部23を覆う弁体と、を有し、係止爪部30には、弁体22の上部の揺動を制限する揺動制限部30Aが設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体に取付けられると共に、車室内と車室外とを連通する開口部と、該開口部の上縁に設けられた係止爪部とを含んで構成されたダクト本体と、
可撓性を有する材質で形成され、前記ダクト本体における前記係止爪部に揺動可能な状態で係止されて前記開口部を覆う弁体と、
を有し、
前記係止爪部には、前記弁体の上部の揺動を制限する揺動制限部が設けられている、車両用ベントダクト。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記揺動制限部は、前記係止爪部において前記弁体と対向する位置に設けられて、前記弁体が前記開口部を覆う閉状態から開く際に前記弁体に接触する接触面を含んで構成されている請求項1に記載の車両用ベントダクト。
【請求項3】
前記接触面は、前記弁体側が凸となるように湾曲された湾曲面である請求項2に記載の車両用ベントダクト。
【請求項4】
前記湾曲面の上端部と前記ダクト本体との間の隙間は、前記弁体の厚さと同じ、又は前記弁体の厚さより僅かに大きく形成されている請求項3に記載の車両用ベントダクト。
【請求項5】
前記係止爪部及び前記弁体は、上下方向に複数配置されており、
上方に位置する前記揺動制限部よりも下方に位置する前記揺動制限部の方が前記弁体の揺動の制限量が大きくなるように構成されている請求項1~4の何れか1項に記載の車両用ベントダクト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ベントダクトに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ダクト本体と弁体とを備えたベントダクトが開示されている。特許文献1に記載のベントダクトでは、ダクト本体に形成された取付ピンに弁体の挿通孔が揺動可能に挿通されており、弁体の挿通孔の形状を工夫することで、弁体を車室外側へ大きく揺動させることが可能な構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-171843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されたベントダクトでは、車両の走行時における気流の影響や車両の振動などによって弁体がばたつくことで車室内に騒音が進入する可能性がある。一方、弁体の質量を大きくすれば、弁体のばたつきを抑制できる反面、ベントダクトの本来の機能である換気性能が低下する可能性がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、換気性能を維持しつつ、車室内への騒音の進入を抑制できる車両用ベントダクトを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係る車両用ベントダクトは、車体に取付けられると共に、車室内と車室外とを連通する開口部と、該開口部の上縁に設けられた係止爪部とを含んで構成されたダクト本体と、可撓性を有する材質で形成され、前記ダクト本体における前記係止爪部に揺動可能な状態で係止されて前記開口部を覆う弁体と、を有し、前記係止爪部には、前記弁体の上部の揺動を制限する揺動制限部が設けられている。
【0007】
請求項1に記載の本発明に係る車両用ベントダクトでは、車体に取付けられるダクト本体を備えており、ダクト本体には車室内と車室外とを連通する開口部が形成されている。また、ダクト本体における開口部の上縁には係止爪部が設けられており、この係止爪部に弁体が揺動可能な状態で係止される。弁体は、可撓性を有する材質で形成されており、弁体によって開口部が覆われている。これにより、無負荷状態では弁体によって開口部が覆われることで車外からの騒音が車室内へ進入するのを抑制できる。また、車室内と車室外との気圧差が生じた際には、弁体が揺動して開口部が一時的に開放されることで、車室内の空気を排気できる。
【0008】
また、係止爪部には揺動制限部が設けられており、この揺動制限部によって弁体の上部の揺動が制限される。これにより、弁体は、上部が拘束された状態で下部が撓んで開口部が開放される構造となり、揺動制限部から弁体に対して開口部を覆う方向への力が作用するため、弁体の質量を大きくすることなく弁体がばたつくのを抑制できる。
【0009】
請求項2に記載の本発明に係る車両用ベントダクトは、請求項1において、前記揺動制限部は、前記係止爪部において前記弁体と対向する位置に設けられて、前記弁体が前記開口部を覆う閉状態から開く際に前記弁体に接触する接触面を含んで構成されている。
【0010】
請求項2に記載の本発明に係る車両用ベントダクトでは、弁体の揺動時に接触面に弁体の上部が面接触することで弁体の上部を拘束できる。
(【0011】以降は省略されています)

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