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公開番号2024131523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041845
出願日2023-03-16
発明の名称柱の接合構造及び柱の接合構造の構築方法
出願人戸田建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 1/58 20060101AFI20240920BHJP(建築物)
要約【課題】本発明は、接合鋼管部32の高さを抑えて作業性に優れた柱の接合構造1を提供する。
【解決手段】柱の接合構造1は、鋼管柱12に鉄骨梁14が接合される柱梁接合部10と、鉄筋コンクリート柱30とを接合する柱の接合構造1である。接合構造1は、柱梁接合部10から上方に突出する筒状の接合鋼管部32と、接合鋼管部32の内面32aから内側に水平方向に突出する環状の水平固定板34と、を備える。鉄筋コンクリート柱30は、接合鋼管部32内に延びる複数の主筋38を備える。複数の主筋38の下端38aは、水平固定板34に固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鋼管柱に鉄骨梁が接合される柱梁接合部と、鉄筋コンクリート柱とを接合する柱の接合構造であって、
前記接合構造は、
前記柱梁接合部から上方に突出する筒状の接合鋼管部と、
前記接合鋼管部の内面から内側に水平方向に突出する環状の水平固定板と、
を備え、
前記鉄筋コンクリート柱は、前記接合鋼管部内に延びる複数の主筋を備え、
前記複数の主筋の下端は、前記水平固定板に固定される、柱の接合構造。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の前記柱の接合構造において、
前記内面から内側に突出しかつ鉛直方向に延びる複数の鉛直固定板をさらに備え、
前記水平固定板は、前記複数の鉛直固定板に接合される、柱の接合構造。
【請求項3】
請求項2に記載の前記柱の接合構造において、
前記水平固定板は、第1水平固定板であり、
前記接合構造は、前記第1水平固定板の上方に間隔を空けた位置に前記接合鋼管部の前記内面から内側に水平方向に突出する環状の第2水平固定板をさらに備え、
前記第2水平固定板は、複数の貫通孔が互いに間隔を空けて形成されると共に、前記複数の鉛直固定板に接合され、
前記複数の主筋は、前記複数の貫通孔を貫通する、柱の接合構造。
【請求項4】
請求項3に記載の前記柱の接合構造において、
前記複数の主筋は、前記第2水平固定板に固定される、柱の接合構造。
【請求項5】
鋼管柱に鉄骨梁が接合される柱梁接合部と、鉄筋コンクリート柱とを接合する柱の接合構造の構築方法であって、
前記柱梁接合部から上方に筒状の接合鋼管部が突出し、前記接合鋼管部の内面から内側に環状の水平固定板が水平方向に突出し、
前記鉄筋コンクリート柱の複数の主筋の下端を前記水平固定板に固定した後、前記接合鋼管部内にコンクリートを打設する、柱の接合構造の構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管柱と鉄筋コンクリート柱とを接続して構成される柱の接合構造及び柱の接合構造の構築方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、RC造(鉄筋コンクリート造)の超高層建築物が大規模な再開発案件で多く採用されている。これらの超高層建築物は多用途を目的とした複合施設が多い。そして、用途が異なると要求される柱スパンや階高なども異なり、骨組みの構成に適した構造種別も異なるものが用途に合わせて要求される。
【0003】
例えば、低層階に店舗・事務所など柱スパンが比較的大きな空間を要求される用途が配置され、高層階に住宅・ホテルなど柱スパンが小さく剛性と遮音性の高い空間が要求される用途が配置されることがある。その場合、下層階にS造(鉄骨造)やCFT造(コンクリート充填鋼管構造)が採用され、上層階にRC造が採用されることがある。このように骨組みの構造種別を途中階で切り替えて、施設の用途に合わせた合理的な構造を構築することが求められる。
【0004】
従来、このような途中階でS造やCFT造からRC造の柱を接続する接合構造が提案されている(例えば、特許文献1,2)。特許文献1のCFT柱から上方に延びる接合鋼管と上層階のRC柱との接合構造は、RC柱の主筋と接合鋼管は直接的に接合されていないためコンクリートを介して応力伝達を行う。また、特許文献2のCFT柱とRC柱との接合構造は、柱梁接合部を超えてCFT柱の上端までRC柱の主筋が延ばされてプレートナットで定着されてコンクリートを介して応力伝達を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-557号公報
特開2016-132948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の接合構造ではRC柱の主筋と接合鋼管が直接的に接合されておらず、コンクリートを介して応力伝達を行うことから、特許文献1の接合構造では接合鋼管の高さが比較的高く、また特許文献2の接合構造ではCFT柱まで主筋が延びるため、施工時に主筋に対する作業性が低くなる傾向がある。
【0007】
そこで、本発明は、RC柱の主筋と接合鋼管を直接的に接合して応力伝達を行うことにより、接合鋼管部の高さを抑えて作業性に優れた柱の接合構造及び柱の接合構造の構築方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
【0009】
[1]本発明に係る柱の接合構造の一態様は、
鋼管柱に鉄骨梁が接合される柱梁接合部と、鉄筋コンクリート柱とを接合する柱の接合構造であって、
前記接合構造は、
前記柱梁接合部から上方に突出する筒状の接合鋼管部と、
前記接合鋼管部の内面から内側に水平方向に突出する環状の水平固定板と、
を備え、
前記鉄筋コンクリート柱は、前記接合鋼管部内に延びる複数の主筋を備え、
前記複数の主筋の下端は、前記水平固定板に固定されることを特徴とする。
【0010】
[2]前記柱の接合構造において、
前記接合構造は、前記内面から内側に突出しかつ鉛直方向に延びる複数の鉛直固定板をさらに備え、
前記水平固定板は、前記複数の鉛直固定板に接合されることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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