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公開番号2024131259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041416
出願日2023-03-15
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 7/14 20060101AFI20240920BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】排水効率の低下を抑制することができる建具を提供する。
【解決手段】建具は、上枠と下枠の間で障子をスライド可能に支持する建具であって、前記下枠は、枠内側見込み面から起立し、前記障子が走行するレールと、前記枠内側見込み面の下に設けられた中空部と、前記中空部よりも室外側に設けられた溝部と、前記溝部の室外側で起立する立ち上がり片と、前記枠内側見込み面と前記中空部とを連通する連通孔と、前記中空部の室外側見付け面を形成する壁部に設けられ、前記連通孔を通して前記中空部に流入した水を前記溝部側へと排出可能な排水孔と、を備え、前記排水孔には、排水弁が装着され、前記排水弁は、前記立ち上がり片の上端よりも高い位置にある。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
上枠と下枠の間で障子をスライド可能に支持する建具であって、
前記下枠は、
枠内側見込み面から起立し、前記障子が走行するレールと、
前記枠内側見込み面の下に設けられた中空部と、
前記中空部よりも室外側に設けられた溝部と、
前記溝部の室外側で起立する立ち上がり片と、
前記枠内側見込み面と前記中空部とを連通する連通孔と、
前記中空部の室外側見付け面を形成する壁部に設けられ、前記連通孔を通して前記中空部に流入した水を前記溝部側へと排出可能な排水孔と、
を備え、
前記排水孔には、排水弁が装着され、
前記排水弁は、前記立ち上がり片の上端よりも高い位置にある
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建具であって、
さらに、前記障子の室外側で前記上枠と前記下枠との間をスライド可能な雨戸を備え、
前記溝部は、前記雨戸が走行可能である
ことを特徴とする建具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の建具であって、
前記中空部は、仕切り壁によって上下に分割された上段の中空部と、下段の中空部とを含み、
前記排水孔は、前記上段の中空部の室外側見付け面を形成する壁部に設けられ、前記上段の中空部内を仕切り壁に沿って流れる水を排出可能である
ことを特徴とする建具。
【請求項4】
請求項3に記載の建具であって、
前記仕切り壁は、前記立ち上がり片の上端よりも高い位置にある
ことを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下枠を備える建具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
住宅等の窓に用いる建具には、上枠と下枠との間で障子をスライド可能に支持した引違い窓や片引き窓等の建具がある。例えば特許文献1には、引違い窓の建具において、下枠に設けた中空部の室外側見付け面に排水孔を形成し、ここに排水弁を装着した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-122303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような建具の下枠は、障子のレールよりも室外側に、雨戸が走行し、或いは面格子等を保持するための溝部を設ける場合がある。下枠にこのような溝部を設けた場合、大雨時等に溝部からの排水が間に合わず、溝部に雨水が溜まることが想定される。上記特許文献1のような構成の下枠は、このような溝部を設けた場合、溝部に溜まった水によって排水弁が詰まり、その結果、排水孔からの排水が阻害されて効率的な排水ができなくなる恐れがあることが分かってきた。
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、排水効率の低下を抑制することができる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る建具は、上枠と下枠の間で障子をスライド可能に支持する建具であって、前記下枠は、枠内側見込み面から起立し、前記障子が走行するレールと、前記枠内側見込み面の下に設けられた中空部と、前記中空部よりも室外側に設けられた溝部と、前記溝部の室外側で起立する立ち上がり片と、前記枠内側見込み面と前記中空部とを連通する連通孔と、前記中空部の室外側見付け面を形成する壁部に設けられ、前記連通孔を通して前記中空部に流入した水を前記溝部側へと排出可能な排水孔と、を備え、前記排水孔には、排水弁が装着され、前記排水弁は、前記立ち上がり片の上端よりも高い位置にある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の上記態様によれば、排水効率の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る建具の縦断面図である。
図1に示す建具の横断面図である。
下枠の一部を拡大した平面図である。
下枠の一部を拡大した正面図である。
下枠の縦断面図である。
上枠の一部を拡大した斜視図である。
上枠の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る建具について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る建具10は、建物躯体の開口部に固定される開口枠12の内側で外障子14、内障子15、網戸16、及び雨戸17をスライド可能に支持したものである。本実施形態では、障子14,15を左右にスライドさせることにより開口枠12の内側に形成した開口部を開閉可能な引違い窓の室外側に雨戸17を設けた構成を例示する。障子14,15は、一方が開口枠12にはめ殺され、他方のみがスライドする片引き窓であってもよい。障子の設置枚数は3枚以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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