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公開番号2024092865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022209078
出願日2022-12-26
発明の名称ブラインド
出願人株式会社ニチベイ
代理人個人
主分類E06B 9/264 20060101AFI20240701BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】安価な構成で上下に連続する2つの遮蔽材の昇降による露出割合の切替えと開放が可能なブラインドを提供する。
【解決手段】ブラインド100は、ヘッドボックス110と、ヘッドボックスから昇降可能に吊り下げられるスラット120と、スラットの下端に設けられる中間バー130と、中間バーを介してスラットの下方に吊り下げられるハニカムスクリーン170と、を備えており、中間バーは、スラットの下端及びヘッドボックスから垂下する昇降可能な昇降コード180の下端が連結される上部バー材140と、ハニカムスクリーンの上端が連結される下部バー材150と、上部バー材と下部バー材との結合及び結合解除を切替可能な結合手段160と、を備えて構成される。よって、安価な構成で上下に連続する2つの遮蔽材の昇降による露出割合の切替えと開放が可能なブラインドを提供することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
ヘッドボックスと、
前記ヘッドボックスから昇降可能に吊り下げられる第１遮蔽材と、
前記第１遮蔽材の下端に連結される中間バーと、
前記中間バーを介して前記第１遮蔽材の下方に吊り下げられる第２遮蔽材と、
を備えたブラインドであって、
前記中間バーは、
前記第１遮蔽材の下端及び前記ヘッドボックスから垂下する昇降可能な昇降コードの下端が連結される上部バー材と、
前記第２遮蔽材の上端が連結される下部バー材と、
前記上部バー材と前記下部バー材との結合及び結合解除を切替可能な結合手段と、
を備えたことを特徴とする、ブラインド。
続きを表示（約 940 文字）【請求項２】
前記結合手段は、前記上部バー材と前記下部バー材との間に介在され、前記上部バー材と前記下部バー材のうち少なくとも前記上部バー材に連結可能な第１連結部と、前記上部バー材と前記下部バー材のうち少なくとも前記下部バー材に連結可能な第２連結部とを有し、
前記第１連結部と前記第２連結部の少なくとも一方は、前記上部バー材と前記下部バー材のうち少なくとも一方に着脱自在に連結されることを特徴とする、請求項１に記載のブラインド。
【請求項３】
前記結合手段は、前記第１連結部と前記第２連結部の少なくとも一方が前記上部バー材と前記下部バー材の少なくとも一方に対して着脱自在となるように弾性変形可能な弾性部材であることを特徴とする、請求項２に記載のブラインド。
【請求項４】
前記結合手段は、前記中間バーの短手方向における一方側及び他方側から押圧操作可能に前記一方側及び前記他方側に突出する一対の操作部を有し、
前記操作部が押圧操作されることにより前記第１連結部と前記第２連結部の少なくとも一方が前記上部バー材と前記下部バー材の少なくとも一方に対して着脱自在となるように弾性変形することを特徴とする、請求項３に記載のブラインド。
【請求項５】
前記上部バー材及び前記下部バー材は、前記結合手段と対向する面に開口部を有し、
前記第１連結部と前記第２連結部の少なくとも一方は、前記弾性変形に伴い前記開口部に嵌合及び嵌合解除可能に傾倒する一対の爪部であることを特徴とする、請求項３に記載のブラインド。
【請求項６】
前記開口部は、前記中間バーの長手方向に沿って形成されるレール状の開口部であり、
前記第１連結部は、前記開口部に着脱自在に連結可能な前記一対の爪部であり、
前記第２連結部は、前記短手方向における一方側及び他方側に突出し、前記開口部にスライドして挿入可能な突出部であることを特徴とする、請求項５に記載のブラインド。
【請求項７】
前記上部バー材及び前記下部バー材は、同形状のバー材であることを特徴とする、請求項１～６のいずれかに記載のブラインド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ブラインドに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来のブラインドとして、特開２０１１－１１１７６３号公報（特許文献１）に示される電動ブラインドがある。同文献に開示される電動ブラインドは、第一の遮蔽材と第二の遮蔽材とをそれぞれ第一及び第二のモーターの駆動力で独立して開閉可能とすることが開示されている。第二のモーターを作動させて第二の遮蔽材を開放方向に移動させるとき、第一のモーターを作動させて第一の遮蔽材の端部を第二の遮蔽材の端部に連動して移動させる。
【０００３】
これによれば、第一の遮蔽材と第二の遮蔽材とを連結する中間レールが第一のモーターの駆動によって昇降すると、第一の遮蔽材と第二の遮蔽材の露出割合を変更することができる。また、第二の遮蔽材の下端に連結されているボトムレールが第二のモーターの駆動によって上昇し、ボトムレールが中間レールに接触すると中間レールが連動して上昇し開口部を開放することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１１－１１１７６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、特許文献１に開示されるような従来の電動ブラインドでは、前述の露出割合の変更と開口部の開放を可能とするために、中間レールを昇降する第１駆動系とボトムレールを昇降する第２駆動系が必要になる。これは電動ブラインドに限らず、手動で操作を行うブラインドにおいても同様である。このような２つの駆動系を備えるブラインドは必然的にコストが高くなるため、前述の露出割合の変更と開口部の開放を可能とするブラインドを安価な構成で実現したいという要望があった。
【０００６】
そこで本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、安価な構成で上下に連続する２つの遮蔽材の昇降による露出割合の切替えと開放が可能なブラインドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、本発明によれば、ヘッドボックスと、前記ヘッドボックスから昇降可能に吊り下げられる第１遮蔽材と、前記第１遮蔽材の下端に連結される中間バーと、前記中間バーを介して前記第１遮蔽材の下方に吊り下げられる第２遮蔽材と、を備えたブラインドであって、前記中間バーは、前記第１遮蔽材の下端及び前記ヘッドボックスから垂下する昇降可能な昇降コードの下端が連結される上部バー材と、前記第２遮蔽材の上端が連結される下部バー材と、前記上部バー材と前記下部バー材との結合及び結合解除を切替可能な結合手段と、を備えたことを特徴とする、ブラインドが提供される。
【０００８】
かかる構成によれば、駆動系を２つ必要としない安価な構成で上下に連続する２つの遮蔽材の昇降による露出割合の切替えと開放が可能となる。
【０００９】
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記結合手段は、前記上部バー材と前記下部バー材との間に介在され、前記上部バー材と前記下部バー材のうち少なくとも前記上部バー材に連結可能な第１連結部と、前記上部バー材と前記下部バー材のうち少なくとも前記下部バー材に連結可能な第２連結部とを有し、前記第１連結部と前記第２連結部の少なくとも一方は、前記上部バー材と前記下部バー材のうち少なくとも一方に着脱自在に連結されるようにしてもよい。かかる構成によれば、簡易な結合手段で上部バー材と下部バー材の結合及び結合解除を切り替えることができる。
【００１０】
また、前記結合手段は、前記第１連結部と前記第２連結部の少なくとも一方が前記上部バー材と前記下部バー材の少なくとも一方に対して着脱自在となるように弾性変形可能な弾性部材であってもよい。かかる構成によれば、簡易な結合手段で上部バー材と下部バー材の結合及び結合解除を切り替えることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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