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公開番号2024087233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201928
出願日2022-12-19
発明の名称シャッター装置
出願人文化シヤッター株式会社
代理人個人
主分類E06B 9/15 20060101AFI20240624BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】シャッターカーテンの巻き取り時に、吊元部材に載ったスラットのカール部が巻取りシャフトにずれ落ち、スラットがシャフトに衝突する音鳴りを抑制可能なシャッター装置を提供する。
【解決手段】スラットを連結して構成されたシャッターカーテンの巻取りシャフトの外周に設けられた吊元部材を備えたシャッター装置であって、吊元部材は巻取りシャフトの円周方向に沿って固定される板状の本体部と、本体部の円周方向一端側に設けられ、シャッターカーテンの一端側に位置するスラットが連結される連結部とを備えた構成とされ、巻取りシャフトの円周方向には、一端が連結部に対して所定距離離間し、他端が、本体部の他端部と同じ位置で終端、又は、本体部の他端部と一続きの傾斜面を形成して終端、又は、本体部の他端部を超えて終端、又は、本体部の他端部を過ぎて折り返され、他端部の他端面に対向して終端する平板状のスペーサー部材を備えた構成とした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
スラットを連結して構成されたシャッターカーテンと、
前記シャッターカーテンを積層状態で巻き取る巻取りシャフトと、
前記巻取りシャフトの外周に設けられ、前記シャッターカーテンを前記巻取りシャフトに取り付けるための吊元部材と、を備えたシャッター装置であって、
前記吊元部材は、
巻取りシャフトの円周方向に沿って固定される板状の本体部と、
前記本体部の円周方向一端側に設けられ、前記シャッターカーテンの一端側に位置するスラットが連結される連結部と、を備えた構成とされ、
前記本体部の外周面に接して設けられ、
巻取りシャフトの回転軸方向には、前記本体部の長さ寸法と同じ寸法を有し、
巻取りシャフトの円周方向には、一端が前記連結部に対して所定距離離間し、
他端が、前記本体部の他端部と同じ位置で終端、又は、前記本体部の他端部と一続きの傾斜面を形成して終端、又は、前記本体部の他端部を超えて終端、又は、前記本体部の他端部を過ぎて折り返され、他端部の他端面に対向して終端する平板状のスペーサー部材を備えたことを特徴とするシャッター装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャッター装置に関し、特に、開閉体の開閉動作時における音鳴りを抑制可能としたシャッター装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スラットと呼ばれる長尺な金属板を複数連結したシャッターカーテンを巻取りシャフトで巻き取ったり、繰り出したりすることで、開口部を開閉するシャッター装置が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-115511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シャッターカーテンは、巻取りシャフトに設けられた吊元部材を介して巻取りシャフトに取り付けられているため、巻取りシャフトに巻き取られる場合には、吊元部材の上を超えるようにして巻き取られている。
しかしながら、吊元部材は、巻取りシャフトの外周面における突起部となるため、シャッターカーテンの巻き取りにおいて段差を生じさせてしまう。吊元部材は、該吊元部材を巻取りシャフトに固定するための本体部の一端側にシャッターカーテンを構成するスラットのカール部を係合させるための連結部を備えた構成とされており、シャッターカーテンが巻取りシャフトに巻き取られる場合には、連結部が設けられていない逆側の端部から本体部にシャッターカーテンが巻き付けられることになる。このように吊元部材にシャッターカーテンが巻き付けられるときに、シャッターカーテンが巻き付けられる側の本体部の端部の近傍上に、スラット同士が連結するカール部が位置する場合に、吊元部材に載ったスラットのカール部が巻取りシャフトにずれ落ち、スラットがシャフトに衝突する音鳴りが発生してしまうという問題がある。
そこで本発明は、上記課題を解決するため、シャッターカーテンの巻き取り時に、吊元部材に載ったスラットのカール部が巻取りシャフトにずれ落ち、スラットがシャフトに衝突する音鳴りを抑制な可能なシャッター装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのシャッター装置の構成として、スラットを連結して構成されたシャッターカーテンと、前記シャッターカーテンを積層状態で巻き取る巻取りシャフトと、前記巻取りシャフトの外周に設けられ、前記シャッターカーテンを前記巻取りシャフトに取り付けるための吊元部材と、を備えたシャッター装置であって、前記吊元部材は、巻取りシャフトの円周方向に沿って固定される板状の本体部と、前記本体部の円周方向一端側に設けられ、前記シャッターカーテンの一端側に位置するスラットが連結される連結部と、を備えた構成とされ、前記本体部の外周面に接して設けられ、巻取りシャフトの回転軸方向には、前記本体部の長さ寸法と同じ寸法を有し、巻取りシャフトの円周方向には、一端が前記連結部に対して所定距離離間し、他端が、前記本体部の他端部と同じ位置で終端、又は、前記本体部の他端部と一続きの傾斜面を形成して終端、又は、前記本体部の他端部を超えて終端、又は、前記本体部の他端部を過ぎて折り返され、他端部の他端面に対向して終端する平板状のスペーサー部材を備えた構成とした。
本構成によれば、シャッターカーテンの巻き取り時に、吊元部材に載ったスラットのカール部が巻取りシャフトにずれ落ち、スラットがシャフトに衝突する音鳴りを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
シャッター装置の平面図である。
シャッターカーテン及び巻取り機構の縦断面図である。
シャッターカーテンの取り付け部を示す図である。
スペーサー部材の作用を示す図である。
スペーサー部材の他の形態を示す図である。
スペーサー部材の他の形態を示す図である。
スペーサー部材の他の形態を示す図である。
吊元部材及びスペーサー部材を巻取りシャフトに取り付けるための取付孔の他の形態を示す図である。
吊元部材及びスペーサー部材を巻取りシャフトに取り付けるための取付孔の他の形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
【0008】
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係るシャッター装置の平面図、図2は、シャッターカーテン及び巻取り機構の縦断面の模式図である。
図1に示すように、シャッター装置10は、構造物躯体11に形成された開口部12に設置される。構造物躯体11とは、例えば住宅やビル、倉庫、工場等の構造物の内外を仕切る外壁や、構造物の内部において内部空間を仕切る内壁等である。開口部12は、構造物躯体11に開設され、内外を連通する空間として形成される。
【0009】
シャッター装置10は、概略、開口部12の幅方向の両側に互いに離間して立設されるガイドレール20;20と、ガイドレール20;20の長手方向に沿って移動し、開口部12を開放又は閉鎖する開閉体としてのシャッターカーテン30と、開口部12及びガイドレール20;20の上方に設けられるシャッターケース14と、シャッターケース14の内部に設けられ、シャッターカーテン30を巻き取る巻取りシャフト51と、シャッターカーテンの巻き取り時に、吊元部材に載ったスラットのカール部が巻取りシャフトにずれ落ち、スラットがシャフトに衝突する音鳴りを抑制するためのスペーサー部材80と、を備えた構成とされる。
【0010】
なお、本明細書において幅方向とは、シャッターカーテン30の開閉(上下)方向と直交する方向(左右方向)を示し、「奥行方向」とは、シャッターカーテン30の厚み(前後)方向を意味する。また、「巻取り方向」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20;20に沿って上昇し、開口部12が開放する方向を示し、「繰出し方向」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20;20に沿って降下し、開口部12が閉鎖する方向を示すものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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