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公開番号2024064357
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172888
出願日2022-10-28
発明の名称改修枠
出願人日本フネン株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 1/56 20060101AFI20240507BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】既設枠に対して簡単かつ精度よく取り付けることができる改修枠を提供する。
【解決手段】室内と室外との間を区切る開口Fhに設けられている既設枠Fを改修するために使用される改修枠1であって、改修枠1は、室外側から既設枠Fに取り付けられる外側枠10と、室内側から既設枠Fに取り付けられ、外側枠10に固定される内側枠20と、を備えており、内側枠20は、外側枠10に対して着脱可能に設けられている。既設枠Fの開口Fhに室外側から外側枠10を挿入し、既設枠Fの開口Fhに室内側から内側枠を挿入し、外側枠10と内側枠20と連結するだけで既設枠Fに改修枠1を設置できるので、改修枠1の施工を容易かつ短時間で行うことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
室内と室外との間を区切る開口に設けられている既設枠を改修するために使用される改修枠であって、
該改修枠は、
室外側から前記既設枠に取り付けられる外側枠と、
室内側から前記既設枠に取り付けられ、前記外側枠に固定される内側枠と、を備えており、
該内側枠は、
前記外側枠に対して着脱可能に設けられている
ことを特徴とする改修枠。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記外側枠は、
前記既設枠の一対の縦枠に設置される一対の外側縦枠と、
前記既設枠の上枠に設置される外側上枠と、
前記既設枠の下枠に設置される外側下枠と、を備えており、
前記外側枠の一対の外側縦枠および外側上枠は、
前記既設枠における室外側に位置する面を覆うように配置される外側カバー部材と、
該外側カバー部材を前記既設枠に固定する固定部材と、を備えており、
前記内側枠が、
前記既設枠の一対の縦枠に設置される一対の内側縦枠と、
前記既設枠の上枠に設置される内側上枠と、
前記既設枠の下枠に設置される内側下枠と、を備えており、
前記内側枠の一対の内側縦枠、内側上枠および内側下枠は、
前記既設枠の開口の内面を覆うように配置され、前記外側枠に固定される内面カバー部材を備えており、
前記外側枠に前記内側枠を固定した状態において、前記外側枠の外側カバー部材と前記内側枠の内面カバー部材との間に戸当たり部材を配置する戸当たり部が設けられる
ことを特徴とする請求項1記載の改修枠。
【請求項3】
前記内側枠が、
前記既設枠の一対の縦枠に設置される一対の内側縦枠と、
前記既設枠の上枠に設置される内側上枠と、
前記既設枠の下枠に設置される内側下枠と、を備えており、
前記内側枠の一対の内側縦枠および内側上枠は、
前記既設枠における室内側に位置する面を覆うように配置される内側カバー部材と、
前記既設枠の開口の内面を覆うように配置され、前記外側枠に固定される内面カバー部材と、を備えており、
前記内側下枠は、
前記既設枠の開口の内面を覆うように配置され、前記外側枠に固定される内面カバー部材を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の改修枠。
【請求項4】
前記一対の内側縦枠および内側上枠の内面カバー部材は、
見込み方向の長さが、該内側枠を前記外側枠に連結すると見込み方向において既設枠における室内側に位置する面と内側カバー部材との間に隙間が形成される長さを有している
ことを特徴とする請求項2または3記載の改修枠。
【請求項5】
前記外側枠は、
前記既設枠の一対の縦枠に設置される一対の外側縦枠と、
前記既設枠の上枠に設置される外側上枠と、
前記既設枠の下枠に設置される外側下枠と、を備えており、
前記外側枠の一対の外側縦枠および外側上枠は、
前記既設枠における室外側に位置する面を覆うように配置される外側カバー部材と、
該外側カバー部材を前記既設枠に固定する固定部材と、を備えており、
前記外側枠の固定部材には、
該固定部材と前記既設枠の開口の内面との距離を調整する距離維持機構が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の改修枠。
【請求項6】
前記外側枠は、
前記既設枠の一対の縦枠に設置される一対の外側縦枠と、
前記既設枠の上枠に設置される外側上枠と、
前記既設枠の下枠に設置される外側下枠と、を備えており、
前記一対の外側縦枠は、
前記既設枠における室外側に位置する面を覆うように配置される外側カバー部材と、
該外側カバー部材を前記既設枠に固定する固定部材と、
前記外側カバー部材の前記既設枠に対する姿勢を調整する姿勢調整機構と、を備えており、
該姿勢調整機構は、
前記既設枠における室外側に位置する面に接触させる基準板材と、
該基準板材と直交し前記外側カバー部材に連結される連結板材と、
前記連結板材を前記外側カバー部材に対して前記既設枠の見込み方向に沿って移動固定可能に連結する連結機構と、を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の改修枠。
【請求項7】
前記外側枠が、
前記既設枠の一対の縦枠に設置される一対の外側縦枠と、
前記既設枠の上枠に設置される外側上枠と、
前記既設枠の下枠に設置される外側下枠と、を備えており、
前記一対の外側縦枠と、前記外側上枠と、前記外側下枠と、が一体に形成されており、
前記内側枠が、
前記既設枠の一対の縦枠に設置される一対の内側縦枠と、
前記既設枠の上枠に設置される内側上枠と、
前記既設枠の下枠に設置される内側下枠と、を備えており、
前記一対の内側縦枠と、前記内側上枠と、前記内側下枠と、が一体に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の改修枠。
【請求項8】
前記内側枠は、
前記一対の内側縦枠と、前記内側上枠と、前記内側下枠と、が連結分離可能である
ことを特徴とする請求項7記載の改修枠。
【請求項9】
前記外側枠と前記内側枠とは、
両者を連結した状態で施工場所に搬入される
ことを特徴とする請求項1記載の改修枠。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、改修枠に関する。さらに詳しくは、既設枠を残したまま、ドアを改修する際に使用される改修枠に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
戸建住宅や集合マンションなどの居住用住宅の玄関などには、戸枠を備えたドアが設置されている。ドアは、居住用住宅を建設してから長期間経過すると、老朽化によって傷んだり見栄えが悪くなったりするので、ドアを交換しなければならなくなる場合がある。
また、ドア自体は老朽化していなくても、居住者が住宅をリフォームする際などに、遮音性や気密性、断熱性等の性能を向上したい、また、ドアのデザインを変更したいと希望する場合がある。
【0003】
しかるに、ドアの戸枠は、通常、モルタル等によって建物の壁等に強固に固定されている。このため、ドアを交換する場合には、壁等を一部壊して既設枠を取外さなければならない。そして、新しいドアを取り付ける際には、壊した壁等を復旧するととともに、再度、モルタル等によって壁に新しい戸枠を固定する作業が必要になる。したがって、ドア交換には多大な労力と費用が必要になっていた。
【0004】
そこで、既設枠はそのまま残して新設戸枠を設置する工法として、既設の戸枠(既設枠)に新設の戸枠(以下、新設枠という)を被せるように設置する工法が開発されている(特許文献1、2参照)。
【0005】
特許文献1には、建造物に設置されている既存建具枠に新規建具枠を外側から挿入し既存建具枠を包み込む形態で新規建具枠を碇着する改装用建具枠固定方法が開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、既設枠の開口部に挿入され、開口部に配置される挿入壁を備えた枠本体と、枠本体を既設枠に固定する枠固定機構と、を備えた改修枠が開示されている。そして、枠固定機構に、既設枠の開口部に枠本体を挿入した状態において、枠本体の挿入壁の外面を既設枠の開口部の内面から離間する方向に付勢する付勢力を発生させる距離調整手段を設けたものが開示されている。かかる改修枠であれば、枠本体の挿入壁の外面と既設枠の開口部の内面との距離を調整することができるので、既設枠の変形の有無に係わらず、枠本体を精度よく設置することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-148052号公報
特開2014-237959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかるに、特許文献1の技術は、既設枠の外側の面(室外側の面)と内側の面(室内側の面)を一つの枠材で覆うように配置するものであるため、既設枠の大きさや既設枠の経年劣化による変形などが生じていた場合、新設枠の施工精度が低下し、施工が複雑になり施工時間を要するという問題が生じる。
【0009】
また、特許文献2の技術であれば、既設枠の経年劣化による変形などが生じていても、新設枠の施工精度の低下を防ぐことができる。しかし、特許文献2の技術では、枠固定機構に付勢力を発生させる機構を設けており、また、新設枠の室内側枠は既存枠に直接取付ける仕様としているため,新設枠の部品点数が多くなるし,施工にもある程度手間がかかる。また、既存枠の経年劣化による変形状態により新設枠の室外側と室内側のジョイント部分の見えかかり意匠が違ってくる。
【0010】
本発明は上記事情に鑑み、既設枠に対して簡単かつ精度よく取り付けることができる改修枠を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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