TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024059136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166608
出願日2022-10-18
発明の名称窓ガラス保護具
出願人泉株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 9/00 20060101AFI20240423BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 飛来物による窓ガラスの損傷をより確実に防止する
【解決手段】 窓ガラス1の室外側に配置されるカバーと、窓ガラスの室外側と室内側とを囲繞するように設けられて、上記カバーを窓ガラスの室外側に保持するバンド12とを備え、上記バンドを上記窓ガラス1と窓枠3との間に挟持させて固定する窓ガラス保護具2に関する。
上記カバーは、上記窓ガラス1に対して室外側に離隔するように設けられた正面板13と、当該正面板13より室内側に向けて設けられた側板とから構成された複数の箱状カバー11A、11Bによって構成され、上記側板のうち、隣接する箱状カバー11の内側に位置する内側板16の先端部同士を連結部18によって連結することで、箱状カバー11A、11Bを窓ガラス1A、1Bの開閉に伴ってく字形に屈曲可能とした。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
窓ガラスの室外側に配置されるカバーと、窓ガラスの室外側と室内側とを囲繞するように設けられて、上記カバーを窓ガラスの室外側に保持するバンドとを備え、上記バンドを上記窓ガラスと窓枠との間に挟持させて固定するようにした窓ガラス保護具において、
上記カバーは、上記窓ガラスに対して室外側に離隔するように設けられた正面板と、当該正面板より室内側に向けて設けられた側板とから構成された、複数の箱状カバーによって構成され、
上記側板のうち、隣接する箱状カバーの内側に位置する内側板の先端部同士を連結部によって連結したことを特徴とする窓ガラス保護具。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
上記箱状カバーの正面板と、外側に位置する外側板とに、それぞれ上記バンドを挿通させる挿通口を設け、
上記バンドを上記正面板の挿通口より上記箱状カバーの内部に挿入するとともに、上記箱状カバーの内部に挿入された上記バンドを上記外側板の挿通口から外部に取り出すようにしたことを特徴とする請求項1に記載の窓ガラス保護具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は窓ガラス保護具に関し、詳しくは窓ガラスの室外側に配置されるカバーと、窓ガラスの室外側と室内側とを囲繞するように設けられて、上記カバーを窓ガラスの室外側に保持するバンドとを備えた窓ガラス保護具において、
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
今日、建物等に設けられた窓ガラスを雨風や飛来物等から保護するため、当該窓ガラスの外部を覆う木製や金属製の雨戸が知られているが、このような雨戸はマンションやアパートなどの集合住宅や、一戸建て住宅の2階以上には設けられていない場合がある。
そこで、台風や竜巻などの恐れがある場合には、窓ガラスの室外側に配置されるカバーと、窓ガラスの室外側と室内側とを囲繞するように設けられて、上記カバーを窓ガラスの室外側に保持するバンドとを備えた窓ガラス保護具が知られている(特許文献1)。
上記特許文献1の窓ガラス保護具は、上記バンドを上記窓ガラスと窓枠との間で挟持することにより、窓ガラスに固定するようになっており、上記カバーによって飛来物の衝突による窓ガラスの損傷を防止するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-40775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1における上記カバーは平板状であるため、窓ガラスとカバーとの間に空間がなく、飛来物がカバーに衝突した場合には、その衝撃や貫通した飛来物によって窓ガラスが損傷してしまう恐れがあった。
このような問題に鑑み、本発明は飛来物による窓ガラスの損傷をより確実に防止することが可能な窓ガラス保護具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち請求項1の発明にかかる窓ガラス保護具は、窓ガラスの室外側に配置されるカバーと、窓ガラスの室外側と室内側とを囲繞するように設けられて、上記カバーを窓ガラスの室外側に保持するバンドとを備え、上記バンドを上記窓ガラスと窓枠との間に挟持させて固定するようにした窓ガラス保護具において、
上記カバーは、上記窓ガラスに対して室外側に離隔するように設けられた正面板と、当該正面板より室内側に向けて設けられた側板とから構成された、複数の箱状カバーによって構成され、
上記側板のうち、隣接する箱状カバーの内側に位置する内側板の先端部同士を連結部によって連結したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
上記発明によれば、上記カバーが箱状カバーによって構成されているため、正面板と窓ガラスとの間に空間を形成することができ、飛来物が箱状カバーの正面板に衝突しても、その衝撃や貫通した飛来物による損傷を防止することが可能となる。
また、複数の箱状カバーの内側板の先端部を連結部によって連結したことで、箱状カバーをく字形に屈曲させることが可能となり、これにより窓ガラス保護具を窓ガラスに装着する際に、窓ガラスの開閉に伴って箱状カバーを屈曲させることが可能となり、装着が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態にかかる窓ガラス保護具の平面図
窓ガラス保護具の正面図
窓ガラスに装着した状態の窓ガラス保護具の平面図
箱状カバーの展開図
窓ガラス保護具の装着方法を説明する図
他の実施例にかかる窓ガラス保護具の平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下図示実施形態について説明すると、図1、図2は窓ガラス1を保護する窓ガラス保護具2を示しており、図3に示すように使用状態では窓ガラスに装着され、台風や竜巻などが発生した際に、飛来物によって窓ガラス1が破損してしまうのを防止するものとなっている。
図3に示すように、本実施形態の窓ガラス1は2枚組となっており、建物に装着された略長方形の窓枠3(サッシ)にそって移動可能に設けられている。ここでは閉鎖状態における図示右側の窓ガラス1を右窓ガラス1A、左側の窓を左窓ガラス1Bと呼ぶこととする。
また以下の説明において、図3の図示上方が室外側、図示下方が室内側となり、また図示左右方向において、窓枠3の両端を外側と呼び、内方を内側と呼ぶこととする。
上記窓ガラス1は略長方形の金属製の枠部材によって保持されており、以下の説明において、窓ガラス1と示した場合には、特に言及しない場合を除き、当該枠部材を含むものとする。
上記窓ガラス1は上記窓枠3に沿って左右に移動可能に設けられており、右窓ガラス1Aは左窓ガラス1Bよりも室内側に設けられており、窓ガラス1を閉鎖状態とすると、右窓ガラス1Aおよび左窓ガラス1Bの内側端部同士が重合するようになっている。
また2枚の窓ガラス1よりもさらに室外側には、上記窓枠3に沿って移動可能に設けられた網戸4が設けられている。
【0009】
上記窓ガラス保護具2は、窓ガラス1の室外側に配置される2つの箱状カバー11と、これら箱状カバー11を窓ガラス1の室外側に保持する2本のバンド12とを備えている。
図3に示すように、窓ガラス保護具2は、上記箱状カバー11を窓ガラス1の室外側に位置させ、その状態で上記バンド12を窓ガラス1の室内側に巻回し、バンド12の先端部同士を連結することで、固定されるようになっている。
上記箱状カバー11はいわゆるプラスチック製段ボールによって構成されている。上記プラスチック製段ボールとは、表面および裏面に設けられた平坦な樹脂製のライナーと、これらライナーとライナーとの間に設けられた樹脂製で波状のメディアムとを接着剤等によって固定したものとなっている。
上記箱状カバー11は、窓ガラス1の枚数と同じ2つ備えており、ここでは図示右側の箱状カバー11を右箱状カバー11A、左側の箱状カバー11を左箱状カバー11Bと呼ぶこととする。
各箱状カバー11は、上記窓ガラス1に対して室外側に離隔するように設けられた正面板13と、当該正面板13より室内側に向けて設けられた側板とから構成されており、窓ガラス保護具2を窓ガラス1に装着すると、窓ガラス1と正面板13との間に空間が形成されるようになっている。
また上記側板は、上下に位置する上面板14および下面板15と、隣接する左箱状カバー11Bと右箱状カバー11Aの内側に位置する内側板16と、外側に設けられた外側板17とから構成されている。
このうち上記左箱状カバー11Bの内側板16と右箱状カバー11Aの内側板16とは、その先端部が連結部18によって連結されており、これにより図5に示すように、左箱状カバー11Bと右箱状カバー11Aとをく字形に屈曲させることが可能となっている。
ここで、従来公知の窓ガラス1は、右窓ガラス1Aと左窓ガラス1Bの幅が異なっていることから、これに伴って右箱状カバー11Aと左箱状カバー11Bの幅を異ならせたものとなっている。
したがって、図3に示すように窓ガラス1を閉鎖状態とすると、右窓ガラス1Aおよび左窓ガラス1Bの内側部分が重合した位置に、右箱状カバー11Aおよび左箱状カバー11Bの内側板16が位置するようになっている。
【0010】
上記バンド12は図1に示すように箱状カバー11の上部と下部に平行となるように設けられ、上記箱状カバー11に穿設された複数の挿通口19を通過するように設けられている。
また上記バンド12の両端部は、窓ガラス1を囲繞して室内側に位置するようになっており、両端部は長さ調整機能を有したバックル20によって連結され、その後ゆるみが無いように引き絞られるようになっている。
上記挿通口19は左箱状カバー11Bおよび右箱状カバー11Aの略対称となる位置に設けられており、上記箱状カバー11の正面板13における内側板16に隣接した位置と、上記外側板17における室内側、すなわち窓ガラス1に隣接した位置とに設けられている。
そして、上記バンド12は、上記正面板13の挿通口19より上記箱状カバー11の内部に挿入されると、箱状カバー11の内部を通過したのち、上記外側板17の挿通口19から外部に取り出されるようになっている。
そして外側板17から箱状カバー11の外側に取り出されたバンド12は、それぞれ窓枠3と右窓ガラス1Aとの間、および窓枠3と左窓ガラス1Bとの間を通って、窓ガラス1の室内側に取り廻され、上記バックル20によって窓ガラス1の室内側で連結されるようになっている。
また上記バンド12の両端部をバックル20の長さ調節機能によって調節することによって、後述するように2つの箱状カバー11を窓ガラス1に密着させることができ、窓ガラス保護具2を窓ガラス1に固定することが可能となっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

泉株式会社
窓ガラス保護具
18日前
株式会社旭ポリスライダー
インジェクターおよびランセットアッセンブリ、ならびに穿刺デバイス
6か月前
個人
対震ユニット丁番
24日前
個人
板ルーバー通気ドア
24日前
株式会社豊和
窓開閉装置
1か月前
個人
制御盤
2か月前
東友株式会社
建具
2か月前
三協立山株式会社
構造体
17日前
三協立山株式会社
構造体
17日前
個人
板状部材用スタンド
3か月前
株式会社ニチベイ
遮蔽装置
12日前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
24日前
株式会社大林組
扉装置
5日前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
24日前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
24日前
三協立山株式会社
開口部建材
3か月前
イープラス合同会社
防災ドア
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
24日前
三協立山株式会社
開口部装置
24日前
YKK AP株式会社
自動ドア
1か月前
不二サッシ株式会社
ガラス障子
1か月前
YKK AP株式会社
枠改装構造
1か月前
泉株式会社
窓ガラス保護具
18日前
日本フネン株式会社
改修枠
5日前
株式会社LIXIL
日射遮蔽装置
1か月前
株式会社LIXIL
日射遮蔽装置
1か月前
文化シヤッター株式会社
開閉装置
2か月前
ナブテスコ株式会社
防火戸
1か月前
YKK AP株式会社
枠改装構造
1か月前
大和ハウス工業株式会社
戸袋
2か月前
文化シヤッター株式会社
開閉体装置
1か月前
個人
引戸の気密パッキンの取付構造
9日前
続きを見る