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公開番号2024047821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153521
出願日2022-09-27
発明の名称枠改装構造
出願人YKK AP株式会社
代理人個人
主分類E06B 1/62 20060101AFI20240401BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】枠改装構造の防火性能を確保しつつ、施工現場での額縁の容易な加工を可能にする。
【解決手段】枠改装構造9では、既設枠2の既設枠材5に改装用の新設枠1Aの新設枠材8が連結されている。枠改装構造9は、新設枠材8の室外側部8Bと室内側部8Gの少なくとも一方に取り付けられた額縁30、40を備えている。既設枠材5と新設枠材8は、鋼製であり、額縁30、40は、アルミニウム合金製である。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
既設枠の既設枠材に改装用の新設枠の新設枠材が連結された枠改装構造であって、
前記新設枠材の室外側部と室内側部の少なくとも一方に取り付けられた額縁を備え、
前記既設枠材と前記新設枠材は、鋼製であり、
前記額縁は、アルミニウム合金製である枠改装構造。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
請求項1に記載された枠改装構造において、
前記額縁は、前記新設枠材に当接して前記額縁を位置決めする位置決め部を有する枠改装構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された枠改装構造において、
前記新設枠材は、連結ネジを用いて前記既設枠材に連結され、
前記額縁は、前記連結ネジを遮蔽する遮蔽部を有する枠改装構造。
【請求項4】
請求項1又は2に記載された枠改装構造において、
前記額縁と建物の壁面との間に生じる間隙を覆う覆い材を備えた枠改装構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、既設枠の既設枠材に改装用の新設枠の新設枠材が連結された枠改装構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建具であるドアを改装するときには、既設ドアの既設枠を残して、改装用の新設枠を設置する。その際、既設枠の既設枠材に新設枠の新設枠材が連結されて、新設枠材が既設枠材に保持される。また、このような枠改装構造に関し、従来、下地部材を使用して、2つに分割された新ドア枠を旧ドア枠に連結する金属製ドア枠のリフォーム工法が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された従来の金属製ドア枠のリフォーム工法では、下地部材を旧ドア枠に予め抵抗溶接し、外部新ドア枠を下地部材にビスで止めた後に、内部新ドア枠を下地部材にビスで止める。続いて、新ドア枠の外部新ドア枠と内部新ドア枠とを分割位置に沿って溶接して一体化する。旧ドア枠は、新ドア枠の内部に配置されて、新ドア枠により囲まれる。
【0004】
これに対し、従来、額縁を新設枠材に取り付けて、額縁と新設枠材により、既設枠材を囲むことも行われている。ただし、既設枠材は様々な壁面の建物に設置されるため、額縁と建物の壁面との位置関係も様々に変化する。そのため、額縁を備えた枠改装構造では、額縁が建物の壁面に当たらないように、施工現場で、額縁の加工を要することがあり、施工性の観点から、額縁の加工のし易さが求められる。加えて、枠改装構造においては、火災への対処のため、防火性能を確保することも求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-293115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、枠改装構造の防火性能を確保しつつ、施工現場での額縁の容易な加工を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
既設枠の既設枠材に改装用の新設枠の新設枠材が連結された枠改装構造であって、
前記新設枠材の室外側部と室内側部の少なくとも一方に取り付けられた額縁を備え、
前記既設枠材と前記新設枠材は、鋼製であり、
前記額縁は、アルミニウム合金製である枠改装構造である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、枠改装構造の防火性能を確保しつつ、施工現場での額縁の容易な加工を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の新設建具を示す正面図である。
本実施形態の新設建具と既設枠を示す縦断面図である。
本実施形態の新設建具と既設枠を示す横断面図である。
本実施形態の上枠材における枠改装構造を示す縦断面図である。
本実施形態の縦枠材における枠改装構造を示す横断面図である。
本実施形態の額縁の寸法の調整例を示す横断面部である。
本実施形態の額縁の寸法の調整例を示す横断面部である。
本実施形態の額縁の寸法の調整例を示す横断面部である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の枠改装構造の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の枠改装構造は、既設枠の既設枠材と改装用の新設枠の新設枠材を含む枠の改装構造である。枠改装構造では、新設枠材が既設枠材に連結されて、既設枠材が新設枠材に改装される。ここでは、既設枠と新設枠は、建具の既設枠と新設枠であり、枠改装構造は、建具の枠改装構造である。既設建具の既設枠の既設枠材は、新設建具の新設枠の新設枠材により覆われて改装される。以下、建具がドアである場合を例にとり、枠改装構造について説明する。従って、既設建具は、既設ドアであり、改装用の新設建具は、既設ドアの改装に用いられる新設ドアである。
(【0011】以降は省略されています)

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