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公開番号2024022966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-21
出願番号2022126440
出願日2022-08-08
発明の名称開閉装置
出願人文化シヤッター株式会社
代理人個人
主分類E06B 9/58 20060101AFI20240214BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】一方のまぐさとガイドレールとの連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る開閉装置は、開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を開閉方向に沿ってガイドするガイドレール5と、前記開閉体の巻取体が収容されたケースとを備え、前記ケースは、前記開閉体の通過路を形成する一対のまぐさを備えた開閉装置において、前記一対のまぐさのうちの一方のまぐさ(内まぐさ7)と前記ガイドレール5とが締結部材(ねじ93)により連結されたことを特徴とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を開閉する開閉体と、
前記開閉体を開閉方向に沿ってガイドするガイドレールと、
前記開閉体の巻取体が収容されたケースとを備え、
前記ケースは、前記開閉体の通過路を形成する一対のまぐさを備えた開閉装置において、
前記一対のまぐさのうちの一方のまぐさと前記ガイドレールとが締結部材により連結されたことを特徴とする開閉装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記一方のまぐさと前記ガイドレールとの連結構成部は、
前記ガイドレールと前記一方のまぐさとの間に設定される間隙に対応して当該間隙を隠すために前記ガイドレールに設けられた間隙隠しと、
前記間隙隠しの内側に位置されるように前記ガイドレールに設けられたねじ連結部と、
前記一方のまぐさの前面側から当該まぐさ及び前記ねじ連結部に止付けられたことにより、前記一方のまぐさの後面と前記間隙隠しの前端縁とが近接し、かつ、前記一方のまぐさの後面と前記ねじ連結部の前面とが接触した状態となるように、前記一方のまぐさと前記ねじ連結部とを連結するねじとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
【請求項3】
前記ケースは、
前記開口部の上方の被取付部に取付けられて前記開閉体の巻取体を回転可能に支持する左右のブラケットと、
前記左右のブラケット間に設けられて前記被取付部に取付けられたケース板上取付部と、
前記一方のまぐさの上部側に設けられたケース板下取付部と、
上端側が前記ケース板上取付部に取付けられて下端側が前記ケース板下取付部に取付けられたケース板とを備え、
前記ケース板下取付部の端部と前記ブラケットとが締結部材により連結されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉装置。
【請求項4】
前記ケース板下取付部は、リップ溝形鋼により構成され、
前記ケース板下取付部と前記ブラケットとの連結構成部は、
前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼の各リップ板部の先端縁間の開口を覆ってかつ上面と各リップ板部の下面とが接触するように接合された下側板材と、
各リップ板部の先端縁間に位置される前記下側板材の上面に接合された上側板材と、
前記下側板材の下方から前記下側板材、前記上側板材及び前記ブラケットに止付けられたことにより、前記上側板材の上面と前記ブラケットの下面とが接触した状態に前記ケース板下取付部と前記ブラケットとを連結するねじとを備えたことを特徴とする請求項3に記載の開閉装置。
【請求項5】
前記一方のまぐさの上部側と前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼との連結構成部は、
前記一方のまぐさの上側縦板部の上部側の前面と前記リップ溝形鋼の後面とが接触した状態における前記リップ溝形鋼の下面と前記一方のまぐさの前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板と、
前記L字状連結板の縦板部及び前記一方のまぐさの上側縦板部に止付けられて前記L字状連結板の縦板部と前記一方のまぐさとを連結する第1の締結部材と、
前記L字状連結板の横板部及び前記ケース板下取付部の下板部に止付けられて前記L字状連結板の横板部と前記ケース板下取付部とを連結する第2の締結部材とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
【請求項6】
前記一方のまぐさの上部側と前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼との連結構成部は、
前記一方のまぐさの上側縦板部の上部側の前面と前記リップ溝形鋼の後面とが接触した状態における前記リップ溝形鋼の下面と前記一方のまぐさの前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板と、
前記一方のまぐさの上側縦板部を挟んで前記L字状連結板の縦板部と対向するように設置された補強板と、
前記L字状連結板の縦板部、前記一方のまぐさの上側縦板部及び前記補強板に止付けられて前記L字状連結板の縦板部と前記一方のまぐさとを連結する第1の締結部材と、
前記L字状連結板の横板部及び前記ケース板下取付部の下板部に止付けられて前記L字状連結板の横板部と前記ケース板下取付部とを連結する第2の締結部材とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
【請求項7】
前記ケース板下取付部における前記左右のブラケット間の中央側の下面に補強材を備えたことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
【請求項8】
前記補強材は、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼とは別のリップ溝形鋼により構成され、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼と前記補強材を構成する前記別の補強材とが上下に重なるように設けられたことを特徴とする請求項7に記載の開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開口部を開閉する開閉装置、特に、まぐさとガイドレールとの連結構造等に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
開口部を開閉する開閉体と、開閉体を開閉方向に沿ってガイドするガイドレールと、開閉体の巻取体が収容されたケースとを備え、ケースは、開閉体の通過路を形成する一対のまぐさを備えた開閉装置(シャッター)が知られている(特許文献1参照)。
上述した従来の開閉装置においては、開閉装置を設置する施工現場において、一対のまぐさのうちの一方のまぐさとガイドレールとが溶接により連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-173028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の開閉装置においては、一方のまぐさとガイドレールとの連結構造が、施工現場での開口部の上方である高所位置で行われる溶接にて実現されているため、溶接不良、溶接個所や溶接長さの不足、溶接強度の不足等が生じる可能性があり、作業性、連結構造の信頼性等の面での課題があった。
また、溶接した部分が下方から目視されてしまうという美観性についての課題もあった。
【0005】
本発明は、上記課題を解消すべく、一方のまぐさとガイドレールとの連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る開閉装置は、開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を開閉方向に沿ってガイドするガイドレールと、前記開閉体の巻取体が収容されたケースとを備え、前記ケースは、前記開閉体の通過路を形成する一対のまぐさを備えた開閉装置において、前記一対のまぐさのうちの一方のまぐさと前記ガイドレールとが締結部材により連結されたことを特徴とする。
また、前記一方のまぐさと前記ガイドレールとの連結構成部は、前記ガイドレールと前記一方のまぐさとの間に設定される間隙に対応して当該間隙を隠すために前記ガイドレールに設けられた間隙隠しと、前記間隙隠しの内側に位置されるように前記ガイドレールに設けられたねじ連結部と、前記一方のまぐさの前面側から当該まぐさ及び前記ねじ連結部に止付けられたことにより、前記一方のまぐさの後面と前記間隙隠しの前端縁とが近接し、かつ、前記一方のまぐさの後面と前記ねじ連結部の前面とが接触した状態となるように、前記一方のまぐさと前記ねじ連結部とを連結するねじとを備えたことを特徴とする。
これら開閉装置によれば、一方のまぐさとガイドレールとの連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供できる。
また、前記ケースは、前記開口部の上方の被取付部に取付けられて前記開閉体の巻取体を回転可能に支持する左右のブラケットと、前記左右のブラケット間に設けられて前記被取付部に取付けられたケース板上取付部と、前記一方のまぐさの上部側に設けられたケース板下取付部と、上端側が前記ケース板上取付部に取付けられて下端側が前記ケース板下取付部に取付けられたケース板とを備え、前記ケース板下取付部の端部と前記ブラケットとが締結部材により連結されたことを特徴とする。
また、前記ケース板下取付部は、リップ溝形鋼により構成され、前記ケース板下取付部と前記ブラケットとの連結構成部は、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼の各リップ板部の先端縁間の開口を覆ってかつ上面と各リップ板部の下面とが接触するように接合された下側板材と、各リップ板部の先端縁間に位置される前記下側板材の上面に接合された上側板材と、前記下側板材の下方から前記下側板材、前記上側板材及び前記ブラケットに止付けられたことにより、前記上側板材の上面と前記ブラケットの下面とが接触した状態に前記ケース板下取付部と前記ブラケットとを連結するねじとを備えたことを特徴とする。
これら開閉装置によれば、ケース板下取付部とブラケットとの連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供できる。
さらに、前記一方のまぐさの上部側と前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼との連結構成部は、前記一方のまぐさの上側縦板部の上部側の前面と前記リップ溝形鋼の後面とが接触した状態における前記リップ溝形鋼の下面と前記一方のまぐさの前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板と、前記L字状連結板の縦板部及び前記一方のまぐさの上側縦板部に止付けられて前記L字状連結板の縦板部と前記一方のまぐさとを連結する第1の締結部材と、前記L字状連結板の横板部及び前記ケース板下取付部の下板部に止付けられて前記L字状連結板の横板部と前記ケース板下取付部とを連結する第2の締結部材とを備えたことを特徴とする。
また、前記一方のまぐさの上部側と前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼との連結構成部は、前記一方のまぐさの上側縦板部の上部側の前面と前記リップ溝形鋼の後面とが接触した状態における前記リップ溝形鋼の下面と前記一方のまぐさの前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板と、前記一方のまぐさの上側縦板部を挟んで前記L字状連結板の縦板部と対向するように設置された補強板と、前記L字状連結板の縦板部、前記一方のまぐさの上側縦板部及び前記補強板に止付けられて前記L字状連結板の縦板部と前記一方のまぐさとを連結する第1の締結部材と、前記L字状連結板の横板部及び前記ケース板下取付部の下板部に止付けられて前記L字状連結板の横板部と前記ケース板下取付部とを連結する第2の締結部材とを備えたことを特徴とする。
これら開閉装置によれば、一方のまぐさとケース板下取付部との連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供できる。
また、前記ケース板下取付部における前記左右のブラケット間の中央側の下面に補強材を備えたことを特徴とする。
さらに、前記補強材は、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼とは別のリップ溝形鋼により構成され、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼と前記補強材を構成する前記別の補強材とが上下に重なるように設けられたことを特徴とする。
以上のような構成とすれば、ケース板下取付部の左右のスパン間の中央側においてL字状連結板を不要とできL字状連結板の使用個数を減らすことができるとともに、ケース板下取付部の左右のスパン間の中央側を補強できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
開閉装置の正面図。
開閉装置のケース部分の断面図を示し、(a)は図1のA矢視断面相当図、(b)は図1のB矢視断面相当図、(c)は図1のC矢視断面相当図。
内まぐさとケース板下取付部とが連結された複合部材を前下側から見た斜視図。
内まぐさとケース板下取付部とが連結された複合部材を前上側から見た斜視図。
複合部材の内まぐさとガイドレールとが連結され、かつ、複合部材のケース板下取付部とブラケットとが連結された状態を正面から見た正面図。
複合部材の内まぐさとガイドレールとが連結され、かつ、複合部材のケース板下取付部とブラケットとが連結された状態を正面から見た正面図。
内まぐさとケース板下取付部との連結構造を示す図(図5のA-A断面相当図)。
内まぐさとケース板下取付部との連結構造を示す図(図6のA-A断面相当図)。
ケース板下取付部の端部に構成されるガイドレールに対する連結構造部の構造を示す図であり、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図、(c)は一端側から見た図。
(a)は複合部材と左側のガイドレール及び左側のブラケットとの関係を示す分解斜視図、(b)は右側のガイドレールの前側の側面に設けられた間隙隠し及びねじ連結部を前側から見た正面図。
(a)は複合部材と左側のガイドレール及び左側のブラケットとがねじを用いて連結された状態を示す斜視図、(b)は複合部材と右側のガイドレールとの連結構造を開口部側から見た側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に示すように、実施形態に係る開閉装置1は、開閉体2と、開閉手段3と、ケース4と、ガイドレール5とを備える。
尚、本明細書においては、前、後、上、下、左、右は、図1乃至図4に示した方向と定義して説明する。例えば、図1において、「開口部10の前後方向」は、開口部10を開閉する開閉体2の開閉方向(上下方向)及び開閉体2の左右の幅方向(左右方向)と直交する方向であり、図1の紙面と直交する手前側を前側と定義して説明する。
【0009】
開閉体2は、開閉体本体20と、当該開閉体本体20の他端に設けられた他端部構成部材21とを備え、一端が例えば図外の吊元と呼称される連結部材を介して後述する巻取体30に巻取り及び巻出し(繰出し)可能に連結されて、建築構造物等に形成された開口部10を開閉するように構成される。
開閉体2は、例えばシャッターカーテンと呼称される。
開閉体本体20は、例えばスラットカーテンと呼称される。
他端部構成部材21は、例えば座板又は水切と呼称される。
尚、「建築構造物」とは、一戸建て、マンション、ビル、倉庫、工場などの所謂建物や、車庫、カーポート、門、塀などの外構、トンネルや地下街などの建造物等をいう。
【0010】
開閉手段3は、開閉体2を巻き取る巻取シャフトや巻取枠等の巻取体30と、巻取体30の中心線30C(図2(b),(c)参照)を回転中心として当該巻取体30を回転させることにより、開閉体2による開口部10の開閉動作を行わせる開閉駆動手段31とを備える。
開閉駆動手段31は、電動式の場合は、例えば図2(a)に示すように、巻取体30を巻取方向及び繰出方向に回転させる駆動源としてのモータ32、及び、モータ32の回転力を巻取体30に伝達する歯車やベルト等の動力伝達機構33などにより構成され、手動式の場合は、巻取体30を巻取方向に回転させる図外のバネ及びバネに蓄えられた回転力を巻取体30に伝達するプーリーのような動力伝達手段などにより構成される。
開閉駆動手段31により、開閉体2が巻取体30に巻き取られたり、開閉体2が巻取体30から繰り出されることによって、開口部10が開閉される。
(【0011】以降は省略されています)

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