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公開番号2024039466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022144052
出願日2022-09-09
発明の名称建具
出願人昭和フロント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 5/16 20060101AFI20240314BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】平時の防水性や火災時の遮炎性に優れた建具を提供する。
【解決手段】少なくとも2連の窓1a、1bを含む建具1であって、窓1a、1b間に配置される方立1cは、2連方向に分割された一対の分割方立44A、44Bを備え、施工時に一対の分割方立44A、44Bを突き合わせ状に連結して方立1cが構成され、一対の分割方立44A、44Bの突き合わせ部には、火災による熱で発泡し、突き合わせ部の隙間を塞ぐ遮炎板71、72(加熱発泡材7)が設けられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも2連の窓を含む建具であって、
前記窓間に配置される方立は、前記2連方向に分割された一対の分割方立を備え、施工時に一対の前記分割方立を突き合わせ状に連結して前記方立が構成され、
一対の前記分割方立の突き合わせ部には、火災による熱で発泡し、前記突き合わせ部の隙間を塞ぐ加熱発泡材が設けられることを特徴とする建具。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記突き合わせ部における前記加熱発泡材の屋外側に配置され、前記突き合わせ部への水の侵入を阻止する止水材を備えることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記突き合わせ部に配置される第1加熱発泡材と、
前記突き合わせ部における前記第1加熱発泡材の屋外側に配置される第1止水材と、
前記突き合わせ部における前記第1加熱発泡材の屋内側に配置される第2加熱発泡材と、
前記突き合わせ部における前記第1加熱発泡材の屋内側で、かつ前記第2加熱発泡材の屋外側に配置される第2止水材と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記加熱発泡材は、板形状であり、
前記突き合わせ部における一方又は両方の前記分割方立には、一対の前記分割方立を連結する際に他方の前記分割方立と当接又は近接し、前記突き合わせ部に前記加熱発泡材の配置空間を形成する突部が形成されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の建具。
【請求項5】
前記止水材は、弾性変形可能な弾性材であり、
前記突き合わせ部における一方の前記分割方立には、前記止水材を収容する溝部が形成され、
前記突き合わせ部における他方の前記分割方立には、一対の前記分割方立を連結する際に、前記溝部に収容された前記止水材を押圧して弾性変形させる押圧部が形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の建具。
【請求項6】
前記加熱発泡材は、加熱発泡材料を含む弾性変形可能な弾性材であり、前記突き合わせ部への水の侵入を阻止する止水材に兼用されることを特徴とする請求項1に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも2連の窓を含む建具に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
少なくとも2連の窓を含む建具が知られている。例えば、特許文献1には、窓間に配置される方立を2連方向に分割された一対の分割方立とし、施工時に一対の分割方立を突き合わせ状に連結させる建具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6960769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の建具では、平時の防水性や火災時の遮炎性において改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、少なくとも2連の窓を含む建具であって、前記窓間に配置される方立は、前記2連方向に分割された一対の分割方立を備え、施工時に一対の前記分割方立を突き合わせ状に連結して前記方立が構成され、一対の前記分割方立の突き合わせ部には、火災による熱で発泡し、前記突き合わせ部の隙間を塞ぐ加熱発泡材が設けられることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の建具であって、前記突き合わせ部における前記加熱発泡材の屋外側に配置され、前記突き合わせ部への水の侵入を阻止する止水材を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の建具であって、前記突き合わせ部に配置される第1加熱発泡材と、前記突き合わせ部における前記第1加熱発泡材の屋外側に配置される第1止水材と、前記突き合わせ部における前記第1加熱発泡材の屋内側に配置される第2加熱発泡材と、前記突き合わせ部における前記第1加熱発泡材の屋内側で、かつ前記第2加熱発泡材の屋外側に配置される第2止水材と、を備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1~3のいずれか1項に記載の建具であって、前記加熱発泡材は、板形状であり、前記突き合わせ部における一方又は両方の前記分割方立には、一対の前記分割方立を連結する際に他方の前記分割方立と当接又は近接し、前記突き合わせ部に前記加熱発泡材の配置空間を形成する突部が形成されることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2又は3に記載の建具であって、前記止水材は、弾性変形可能な弾性材であり、前記突き合わせ部における一方の前記分割方立には、前記止水材を収容する溝部が形成され、前記突き合わせ部における他方の前記分割方立には、一対の前記分割方立を連結する際に、前記溝部に収容された前記止水材を押圧して弾性変形させる押圧部が形成されることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1に記載の建具であって、前記加熱発泡材は、加熱発泡材料を含む弾性変形可能な弾性材であり、前記突き合わせ部への水の侵入を阻止する止水材に兼用されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、一対の分割方立の突き合わせ部には、火災による熱で発泡し、突き合わせ部の隙間を塞ぐ加熱発泡材が設けられるので、火災時の遮炎性を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、突き合わせ部における加熱発泡材の屋外側には、突き合わせ部への水の侵入を阻止する止水材が設けられるので、平時の防水性を向上させることができるだけでなく、水の侵入による加熱発泡材の劣化を防止できる。
また、請求項3の発明によれば、突き合わせ部には、屋外側から順番に、第1止水材、第1加熱発泡材、第2止水材及び第2加熱発泡材が配置されるので、平時の防水性及び火災時の遮炎性をさらに向上させることができる。
また、請求項4の発明によれば、加熱発泡材は、板形状であり、突き合わせ部における一方又は両方の分割方立には、一対の分割方立を連結する際に他方の分割方立と当接又は近接し、突き合わせ部に加熱発泡材の配置空間を形成する突部が形成されるので、一対の分割方立を連結する際に加熱発泡材が潰れたり、加熱発泡材が位置ずれすることを防止できる。
また、請求項5の発明によれば、止水材は、弾性変形可能な弾性材であり、突き合わせ部における一方の分割方立には、止水材を収容する溝部が形成され、突き合わせ部における他方の分割方立には、一対の分割方立を連結する際に、溝部に収容された止水材を押圧して弾性変形させる押圧部が形成されるので、平時の防水性をさらに向上させることができる。
また、請求項6の発明によれば、加熱発泡材は、加熱発泡材料を含む弾性変形可能な弾性材であり、突き合わせ部への水の侵入を阻止する止水材に兼用されるので、部品点数やコストの削減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る建具の屋外側から視た正面図である。
本発明の実施形態に係る建具を構成する窓ユニット及びその連結構造を示す正面図である。
図1の縦断面図である。
図1の横断面図である。
方立部(分割方立の突き合わせ部)の平面断面図である。
方立部の変形例を示す平面断面図である。
(a)は上部小口フタの平面図、(b)は上部小口フタの正面図、(c)は上部小口フタの側面図である。
(a)は下部小口フタの平面図、(b)は下部小口フタの側面図である。
(a)は小口スペーサの正面図、(b)は小口スペーサの側面図である。
(a)は上部小口マットシーラの平面図、(b)は下部小口マットシーラの平面図である。
上部小口フタの制作手順を示す図である。
下部小口フタの制作手順を示す図である。
上部小口フタの取付状態を仮想線で示す建具の要部正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[建具]
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は建具であって、該建具1は、左右方向に並ぶ2連の窓1a、1bを備え、窓1a、1b間には、方立1cが配置される。なお、本実施形態の窓1a、1bは、いずれも排煙窓であるが、窓1a、1bの種類は、排煙窓に限定されない。また、本実施形態の建具1は、2連の窓1a、1bを備えるが、3連以上の窓を備えてもよい。
【0009】
[窓ユニット]
図2に示すように、建具1は、窓1aを構成する第1窓ユニット2Aと、窓1bを構成する第2窓ユニット2Bとを含み、窓ユニット2A、2B同士を複数本(例えば、3~4本)の連結ネジ31(図3~図6参照)を介して連結することで、2連の窓1a、1bを備える建具1が構成される。言い換えると、各窓ユニット2A、2Bは、それぞれ分割方立44A、44B(方立1cを左右方向に分割した形状のもの)を備えており、施工時に分割方立44A、44B同士を突き合わせ状に連結することで、方立1cが構成される。
【0010】
つぎに、第1窓ユニット2A及び第2窓ユニット2Bの構成について、図2~図4を参照して説明する。なお、第1窓ユニット2A及び第2窓ユニット2Bの構成は、分割方立44A、44Bの左右位置と、窓1a、1bの左右幅において相違するものの、その他の部分においては略同様であるため、両窓ユニット2A、2Bの共通部分は、同一の符号を付けて説明を援用する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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