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公開番号2024095160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212239
出願日2022-12-28
発明の名称開口部装置
出願人三協立山株式会社
代理人個人
主分類E06B 5/16 20060101AFI20240703BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 建物の開口部に防火性能を付与することのできる開口部装置の提供。
【解決手段】 閉塞体1とガイド部材2とを備え、ガイド部材2は、中空部6を有し、中空部6内に補強部材7が長手方向に設けてあり、補強部材7は、室外側部材7aと室内側部材7bの2部材で閉塞体1を通すスリット8が形成され、スリット8の幅Aを所定寸法に調整して固定してある。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
閉塞体とガイド部材とを備え、ガイド部材は、中空部を有し、中空部内に補強部材が長手方向に設けてあり、補強部材は、室外側部材と室内側部材の2部材で閉塞体を通すスリットが形成され、スリットの幅を所定寸法に調整して固定してあることを特徴とする開口部装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の開口部に防火性能を付与することのできる開口部装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
火災時における延焼を防止するため、建物の開口部に防火性能を付与することが求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、建物の開口部に防火性能を付与することのできる開口部装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による開口部装置は、閉塞体とガイド部材とを備え、ガイド部材は、中空部を有し、中空部内に補強部材が長手方向に設けてあり、補強部材は、室外側部材と室内側部材の2部材で閉塞体を通すスリットが形成され、スリットの幅を所定寸法に調整して固定してあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
請求項1記載の発明による開口部装置は、閉塞体とガイド部材とを備え、ガイド部材は、中空部を有し、中空部内に補強部材が長手方向に設けてあり、補強部材は、室外側部材と室内側部材の2部材で閉塞体を通すスリットが形成され、スリットの幅を所定寸法に調整して固定してあることで、火災時に閉塞体がガイド部材から抜けるのを防ぎ、建物の開口部に防火性能を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の開口部装置の一実施形態を示す縦断面図である。
同開口部装置の横断面図である。
同開口部装置の室内側から見た正面図である。
同開口部装置のガイド部材の周辺を拡大して示す横断面図である。
ガイド部材の組立て手順を示す斜視図である。
補強部材のスリットの幅を調整して固定する様子を示す斜視図である。
ガイド部材の下端部を示す斜視図であって、(a)は室外側のガイド部を取付ける前の状態、(b)はエンドバーが閉塞位置にある通常時の状態、(c)は火災時にエンドバーが熱伸びし、エンドバーの長手方向端部が呑み込み口からガイド部材に呑み込まれた状態を示す。
火災時に不燃シートに取付けたハトメが補強部材のスリットに係止して抜け止めされた状態を示す斜視図である。
本発明の開口部装置の他の実施形態を示すガイド部材周辺の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1~4は、本発明の開口部装置11の一実施形態を示している。本開口部装置11は、図1,2に示すように、木造住宅の屋外に面した開口部9に設置した例を示している。開口部9の室外側には、窓サッシ(縦すべり出し窓)10が設置してあり、本開口部装置11は窓サッシ10の室内側に設置してある。窓サッシ10は、防火性能を有しないものであり、窓サッシ10の室内側に本開口部装置11を設置することで、開口部9に防火性能を付与している。
【0008】
本開口部装置11は、図1,2に示すように、開口部9の上側の内周面12aに取付けたロールスクリーン13と、開口部9の左右両側の内周面12b,12bに取付けたガイド部材2,2とを備えている。
ロールスクリーン13は、図1に示すように、巻取り軸14と、巻取り軸14を収納するボックス15を備えている。巻取り軸14には不燃シート(閉塞体)1が巻き付けてあり、巻取り軸14が図1の時計方向に回転すると不燃シート1が巻取り軸14から繰り出され、反時計方向に回転すると不燃シート1が巻取り軸14に巻き取られる。
不燃シート1は、例えばガラス繊維から成る布を樹脂でコーティングしたもの等を用いることができる。図2,4に示すように、不燃シート1の左右両側の側縁部1aには、抜け止めとなる金属製のハトメ16が上下方向に間隔をおいて設けてある。また、不燃シート1の下縁部には、図1に示すように、エンドバー3が取付けてある。
【0009】
ボックス15は、アルミニウム合金の押出形材で形成してあり、図1に示すように、室内側の下面と室内側が開放した略C字型断面になっており、その開放部は着脱自在なカバー17で塞がれている。ボックス15の内部には、巻取り軸14を囲むようにスチール製の補強部材18a,18bが設けてある。ボックス15の左右両側の側面には、側板19が取付けてある(図3参照)。
ボックス15は、図1に示すように、上面の室外側の位置と室内側の位置の二箇所に鉤状の係止部20a,20bが室外側に向けて形成してあり、この係止部20a,20bを開口部9の上側の内周面12aに取付けられた取付材21の被係止部22a,22bに室内側から係止し、室内側からねじ23で固定することで取付けてある。
取付材21は、アルミニウム合金の押出形材で形成した長尺材であり、開口部9の上側の内周面12aに当接して下方からのねじ24で躯体に固定されている。取付材21は、上面の室外側の位置と室内側の位置の二箇所に浅い溝が長手方向に沿って形成されており、該溝内に加熱発泡材25がそれぞれ設けてある。
【0010】
ガイド部材2は、図4に示すように、中空部6を有するアルミニウム合金の押出形材で形成してあり、ガイド部材本体26と、ガイド部材本体26の内周側に設けた内外のガイド部27a,27bを有している。内外のガイド部27a,27bは、エンドバー3の長手方向の端面に対向する見込壁28と、エンドバー3の長手方向端部の室外側面と室内側面にそれぞれ対向する見付壁29を有しており、これらの見込壁28と見付壁29とによりエンドバー3の長手方向端部をガイドしている。内外のガイド部27a,27bの見込壁28,28同士の間にはスリット30が形成してあり、スリット30に不燃シート1が通っている。スリット30の幅は、不燃シート1の厚みより若干広く、且つハトメ16が抜けない寸法としてある。見込壁28,28の端縁部は、円弧状に面取りしてある。
内外のガイド部27a,27bのうち室外側のガイド部27aは、ガイド部材本体26と別体で形成してあり、見付壁29の室外側に取付片31を一体に有し、取付片31をガイド部材本体26の内周側面に当接して内周側からねじ32で固定し、着脱自在に設けてある。室内側のガイド部27bは、ガイド部材本体26と一体で形成されている。よって、室外側のガイド部27aを取り外すことで、不燃シート1の側縁部1aをガイド部材2内に容易に抜き差しすることができる。
ガイド部材本体26は、外周側面の室外側の位置と室内側の位置の二箇所に浅い溝が長手方向に沿って形成されており、該溝内に加熱発泡材33がそれぞれ設けてある。
(【0011】以降は省略されています)

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