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公開番号2024049719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156121
出願日2022-09-29
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 7/28 20060101AFI20240403BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】障子に給電する給電装置の劣化及び故障を抑制できる建具を提供する。
【解決手段】枠体に取り付けられた障子と、枠体の内部に位置し第1開口部を介して障子と対向する給電側電極と、框の第2開口部を介して給電側電極と対向する受電側電極と、第1開口部を遮蔽する位置と開放する位置との間を移動する第1遮蔽部と、第2開口部を遮蔽する位置と開放する位置との間を移動する第2遮蔽部と、給電側電極、受電側電極、第1遮蔽部、第2遮蔽部を、非給電位置と給電位置との間において移動させる給電装置とを備える。給電装置は、非給電位置において、第1開口部、第2開口部を遮蔽する位置に第1遮蔽部、第2遮蔽部を配置し、給電側電極を枠体の内部に配置し、受電側電極を框の内部に配置し、給電位置において、第1開口部、第2開口部を開放する位置に第1遮蔽部、第2遮蔽部を配置し、給電側電極と受電側電極を接触させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
矩形状の枠体に取り付けられた障子と、
前記枠体の内部に、前記枠体における前記障子と対向する第1対向面に形成された第1開口部を介して前記障子と対向して設けられ前記障子との対向方向に移動可能な給電側電極と、
前記障子における框の内部に設けられ、前記障子が閉じたときに前記第1開口部と対向する位置に、前記框における前記枠体と対向する第2対向面に形成された第2開口部を介して前記給電側電極と対向し、前記対向方向に移動可能な受電側電極と、
前記枠体の内部に設けられ、前記第1開口部を遮蔽する位置と開放する位置との間を移動可能な第1遮蔽部と、
前記框の内部に設けられ、前記第2開口部を遮蔽する位置と開放する位置との間を移動可能な第2遮蔽部と、
前記給電側電極、前記受電側電極、前記第1遮蔽部及び前記第2遮蔽部を、前記給電側電極から前記受電側電極に給電が行われない非給電位置と、前記給電側電極から前記受電側電極に給電が行われる給電位置との間において一体的に移動させる給電装置と、
を備え、
前記給電装置は、
前記障子が閉じる前の前記非給電位置において、前記第1開口部を遮蔽する位置に前記第1遮蔽部を配置し、前記第2開口部を遮蔽する位置に前記第2遮蔽部を配置し、前記給電側電極を前記枠体の内部に配置し、前記受電側電極を前記框の内部に配置し、
前記障子が閉じたときの前記給電位置において、前記第1開口部を開放する位置に前記第1遮蔽部を配置し、前記第2開口部を開放する位置に前記第2遮蔽部を配置し、前記給電側電極と前記受電側電極を接触させる、建具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記給電装置は、
前記枠体の内部に設けられ、前記対向方向に移動可能な第1突出部と、
前記框の内部に設けられ前記対向方向に移動可能な第2突出部と、
前記第1突出部の前記対向方向の移動に伴って、前記第1突出部の移動方向と逆側に前記給電側電極を移動させる第1リンク機構と、
前記第2突出部の前記対向方向の移動に伴って、前記第2突出部の移動方向と逆側に前記受電側電極を移動させる第2リンク機構と、
を有し、
前記第1突出部は、前記枠体に形成され前記第1開口部と異なる第3開口部と対向し、
前記第2突出部は、前記框に形成され前記第2開口部と異なる第4開口部と対向し、
前記第1突出部が前記対向方向に移動して前記第3開口部から突出するとともに、前記第2突出部が前記対向方向に移動して前記第4開口部から突出したときに前記非給電位置となり、
前記障子が閉じて前記第1突出部及び前記第2突出部が前記対向方向に移動して、前記第1突出部の先端面と前記第2突出部の先端面が前記第1対向面及び第2対向面と面一のときに前記給電位置となる、
請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記第1突出部が前記第3開口部から突出する向きに前記第1突出部を付勢する第1付勢部材と、
前記第2突出部が前記第4開口部から突出する向きに前記第2突出部を付勢する第2付勢部材と、
を有する、
請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記給電側電極の前記対向方向の移動をガイドする第1ガイド部と、
前記受電側電極の前記対向方向の移動をガイドする第2ガイド部と、
を有し、
前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の何れか一方は、前記対向方向と直交する第1方向の移動と、前記対向方向と前記第1方向との双方に直交する第2方向の移動とをガイドし、
前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の何れか他方は、少なくとも前記第2方向に自由度をもってガイドする、
請求項1から3のいずれか一項に記載の建具。
【請求項5】
前記給電側電極及び前記受電側電極の何れか一方は、互いに対向する面に磁石部を有し、
前記給電側電極及び前記受電側電極の何れか他方は、互いに対向する面に磁性部を有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
建具において、障子に取付けた電気錠側のリード線と、戸枠側に設けた制御盤側のリード線とを通電するための障子用の通電装置が特許文献1に開示されている。特許文献1の通電装置においては、障子側電極と枠側電極の両電極が互いに対向する方向に常時に付勢されて独立して動くことによって、両電極同士が確実に接触され接触不良が防止されると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-297881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電極同士の接点は露出しているため、水掛かり及び湿気による劣化が懸念される。戸枠と障子の隙間が小さい場合、給電側の電極が他の部材に接触して擦れる可能性が高く、故障しやすくなるという問題が生じる。
【0005】
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、障子に給電する給電装置の劣化及び故障を抑制できる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、矩形状の枠体に取り付けられた障子と、前記枠体の内部に、前記枠部における前記障子と対向する第1対向面に形成された第1開口部を介して前記障子と対向して設けられ前記障子との対向方向に移動可能な給電側電極と、前記障子における框の内部に設けられ、前記障子が閉じたときに前記第1開口部と対向する位置に、前記框における前記枠体と対向する第2対向面に形成された第2開口部を介して前記給電側電極と対向し、前記対向方向に移動可能な受電側電極と、前記枠体の内部に設けられ、前記第1開口部を遮蔽する位置と開放する位置との間を移動可能な第1遮蔽部と、前記框の内部に設けられ、前記第2開口部を遮蔽する位置と開放する位置との間を移動可能な第2遮蔽部と、前記給電側電極、前記受電側電極、前記第1遮蔽部及び前記第2遮蔽部を、前記給電側電極から前記受電側電極に給電が行われない非給電位置と、前記給電側電極から前記受電側電極に給電が行われる給電位置との間において一体的に移動させる給電装置と、を備え、前記給電装置は、前記障子が閉じる前の前記非給電位置において、前記第1開口部を遮蔽する位置に前記第1遮蔽部を配置し、前記第2開口部を遮蔽する位置に前記第2遮蔽部を配置し、前記給電側電極を前記枠体の内部に配置し、前記受電側電極を前記框の内部に配置し、前記障子が閉じたときの前記給電位置において、前記第1開口部を開放する位置に前記第1遮蔽部を配置し、前記第2開口部を開放する位置に前記第2遮蔽部を配置し、前記給電側電極と前記受電側電極を接触させる、建具である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の建具を屋内側から見た図である。
本開示の給電装置を屋内側から見た拡大図である。
本開示の給電装置を屋外側から見た斜視図である。
接触する給電側電極と受電側電極の横断面図である。
本開示の給電装置を屋内側から見た拡大図である。
本開示の給電装置の変形例示す図である。
本開示の給電装置の変形例示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の建具の実施の形態を、図1から図7を参照して説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0009】
建具1の全体構成について説明する。図1に示すように、建具1は、建物の壁に形成された開口部1Aに取り付けられる矩形状の枠体2と、枠体2に左右方向にスライド移動可能な障子10A、10Bと、給電装置30と、を備えている。枠体2は、上枠3と下枠4と左右の縦枠5とを有し、四角形枠状に形成されている。
【0010】
以下、建物の開口に取り付けられた状態の建具1を屋内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向として示す建具1において、左右方向に直交し屋内外方向に沿った方向を見込み方向と呼ぶ。見込み方向は第1方向に対応する。上下方向は、第2方向に対応する。
(【0011】以降は省略されています)

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