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公開番号2024017650
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120443
出願日2022-07-28
発明の名称コーナー方立
出願人不二サッシ株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 5/16 20060101AFI20240201BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】炎の遮断性能を有するコンパクトなコーナー方立を提供すること。
【解決手段】コーナー方立20は、第1のサッシ100の水平方向端部に設けられ、筒を縦に割った形状を有する第1のハーフ体35と、前記第1のサッシ100に対して直角に配置される第2のサッシ200の水平方向端部に設けられ、前記筒を縦に割った形状を有し、前記筒を成すように前記第1のハーフ体35に組み付けられる第2のハーフ体36と、前記第1のハーフ体35の内側に取り付けられ、縦に延びる第1の耐火材51と、前記第2のハーフ体36の内側に取り付けられ、縦に延び、前記第1の耐火材51に接着される第2の耐火材52と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1のサッシの水平方向端部に設けられ、筒を縦に割った形状を有する第1のハーフ体と、
前記第1のサッシに対して直角に配置される第2のサッシの水平方向端部に設けられ、前記筒を縦に割った形状を有し、前記筒を成すように前記第1のハーフ体に組み付けられる第2のハーフ体と、
前記第1のハーフ体に取り付けられ、縦に延びる第1の耐火材と、
前記第2のハーフ体に取り付けられ、縦に延び、前記第1の耐火材に接合される第2の耐火材と、
を備えるコーナー方立。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1の耐火材及び前記第2の耐火材が、前記筒のうち屋外に露出する部分に沿って前記筒の内側に設けられている
請求項1に記載のコーナー方立。
【請求項3】
前記第1のハーフ体が、
前記第1のサッシの前記水平方向端部に沿って縦に延びる第1のプレートと、
前記第1のプレートの屋外のエッジから前記第1のサッシの前記水平方向端部の横且つ外の方へ延び出て、前記第1のプレートと一体形成される第2のプレートと、
を有し、
前記第2のハーフ体が、
前記第2のサッシの前記水平方向端部に沿って縦に延びる第3のプレートと、
前記第3のプレートの屋外のエッジから前記第2のサッシの前記水平方向端部の横且つ外の方へ延び出て、前記第3のプレートと一体形成される第4のプレートと、
を有し、
前記第1のプレートと前記第3のプレートが直角を成すように互いに組み付けられ、
前記第2のプレートと前記第4のプレートが直角を成すように互いに組み付けられ、
前記第1の耐火材及び前記第2の耐火材が、前記第2のプレート及び前記第4のプレートに沿って前記筒の内側に設けられている
請求項2に記載のコーナー方立。
【請求項4】
前記第1の耐火材が、前記第1のプレート及び前記第2のプレートの成す入り隅に突き当てられるよう配置され、
前記第2の耐火材が、前記第3のプレート及び前記第4のプレートの成す入り隅に突き当てられるよう配置される
請求項3に記載のコーナー方立。
【請求項5】
前記第1のプレート及び前記第3のプレートの成す入り隅に詰められる耐火断熱材を更に備える
請求項3又は4に記載のコーナー方立。
【請求項6】
前記第1のプレートが、前記第1のサッシの縦枠の屋内の見付け面から屋内に張り出し、
前記第3のプレートが、前記第2のサッシの縦枠の屋内の見付け面から屋内に張り出し、
前記耐火断熱材は、前記第1のプレートが屋内に張り出した部分を覆うとともに、前記第3のプレートが屋内に張り出した部分を覆う
請求項5に記載のコーナー方立。
【請求項7】
前記筒の内側において前記第1の耐火材に沿って縦に延びる第1の間柱
を更に備える請求項1から4の何れか一項に記載のコーナー方立。
【請求項8】
前記第1の間柱の下端部及び上端部にそれぞれ取り付けられるロアブラケット及びアッパーブラケット
を備える請求項7に記載のコーナー方立。
【請求項9】
前記筒の内側において前記第2の耐火材に沿って縦に延びる第2の間柱
を更に備える請求項7に記載のコーナー方立。
【請求項10】
前記第2の間柱の下端部及び上端部にそれぞれ取り付けられる第2のロアブラケット及び第2のアッパーブラケット
を備える請求項9に記載のコーナー方立。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コーナー方立に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
複数のサッシが横に連なるとともに建物の躯体の開口部に設置される場合、桟としての方立がこれら窓の間に設けられる。特許文献1には、方立を耐火構造とする技術が開示されている。特許文献2には、開口部が建物の躯体の角部に形成され、2つのサッシが直角に配置されて開口部に設置され、コーナー方立がこれらサッシの成す角部に設けられる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-1120号公報
実公昭63-17811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、屋外又は屋内の火災時の炎がコーナー方立を通過しないように、コーナー方立の耐火性能が求められている。特許文献1の耐火構造をコーナー方立に適用した場合、コーナー方立の耐火性能が高くても、そのサイズが大きくなり、コーナー方立の製造と設置のコスト及び労力が高くなる。また、コーナー方立が大きいと、建物やサッシのデザイン性が劣る。
【0005】
そこで、本発明の目的は、炎の遮断性能を有するコンパクトなコーナー方立を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、上記課題を解決するために、第1のサッシの水平方向端部に設けられ、筒を縦に割った形状を有する第1のハーフ体と、前記第1のサッシに対して直角に配置される第2のサッシの水平方向端部に設けられ、前記筒を縦に割った形状を有し、前記筒を成すように前記第1のハーフ体に組み付けられる第2のハーフ体と、前記第1のハーフ体に取り付けられ、縦に延びる第1の耐火材と、前記第2のハーフ体に取り付けられ、縦に延び、前記第1の耐火材に接合される第2の耐火材と、を備えるコーナー方立が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、第1及び第2の耐火材が、第2のハーフ体が第1のハーフ体に組み付けられてなる筒の内側に収まる。そのため、屋外又は屋内の火災時の炎がコーナー方立を通過し難い上、そのコーナー方立がコンパクトである。第2の耐火材が第1の耐火材に接合されることは、コーナー方立の炎の遮断性能の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、コーナーサッシを概略的に示す。
図2は、コーナー方立の横断面を示す。
図3は、分解されたコーナー方立の横断面を示す。
図4は、コーナー方立の下部の取付状態を示す。
図5は、図4におけるV-Vに沿った面を示す。
図6は、図4におけるVI-VIに沿った面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。ただし、本発明の範囲は、以下に開示された実施形態に限定されない。図面は例示のみのために提供されるため、本発明の範囲は図面の例示に限定されない。
【0010】
[1. 建物の躯体及びコーナーサッシ]
図1は、建物の躯体1に取り付けられたコーナーサッシ10を概略的に示す内観図である。このコーナーサッシ10は、建物の躯体1の角部に形成された開口部2に装着されて、設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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