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公開番号2024047252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152775
出願日2022-09-26
発明の名称建具
出願人昭和フロント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 3/38 20060101AFI20240329BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】障子の組み付け作業性を向上させる。
【解決手段】枠体2と、框体34を有し、枠体2の内側に配置される障子3と、枠体2と框体34との間に設けられるヒンジ機構4と、を備え、ヒンジ機構4を回動支点として障子3を開閉動作させる建具1であって、ヒンジ機構4は、框体34から延在する框側ヒンジ部41と、枠体2側にねじ42を介して固定され、框側ヒンジ部41を回動可能に支持するヒンジ部材43と、を備えて構成され、ヒンジ部材43は、予め框側ヒンジ部41に取り付けられ、障子3を枠体2に組み付ける際にねじ42を介して枠体2に固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
枠体と、
框体を有し、前記枠体の内側に配置される障子と、
前記枠体と前記框体との間に設けられるヒンジ機構と、を備え、
前記ヒンジ機構を回動支点として前記障子を開閉動作させる建具であって、
前記ヒンジ機構は、
前記框体から延在する框側ヒンジ部と、
前記枠体側にねじを介して固定され、前記框側ヒンジ部を回動可能に支持するヒンジ部材と、を備えて構成され、
前記ヒンジ部材は、
予め前記框側ヒンジ部に取り付けられ、前記障子を前記枠体に組み付ける際に前記ねじを介して前記枠体に固定されることを特徴とする建具。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ヒンジ部材は、
前記框側ヒンジ部を回動可能に支持する回動支持部と、
前記枠体側の被固定部に沿い、前記ねじを介して前記被固定部に固定される固定部と、
前記枠体側に係合し、前記ヒンジ部材の前記框体側への移動、及び前記ヒンジ部材の屋内側への移動を規制する第1係合部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記第1係合部は、前記障子から荷重を受けると、前記ヒンジ部材の回動支点となり、前記固定部を前記被固定部に押し付ける方向に回動させることを特徴とする請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記ヒンジ部材は、前記枠体側に係合し、前記ヒンジ部材の屋外側への移動を規制する第2係合部をさらに備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の建具。
【請求項5】
前記被固定部は、屋内側を向く傾斜面であることを特徴とする請求項2に記載の建具。
【請求項6】
前記框体は、前記障子の通常開閉範囲において、前記回動支持部に干渉して前記障子の脱落を規制する第1脱落規制部を備えることを特徴とする請求項2に記載の建具。
【請求項7】
前記枠体は、前記障子が通常開閉範囲を超えて開放されたとき、前記框体に干渉して前記障子の脱落を規制する第2脱落規制部を備えることを特徴とする請求項6に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、突き出し窓などの建具に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
枠体と障子との間にヒンジ機構を備え、該ヒンジ機構を回動支点として障子を開閉動作させる建具が知られている。例えば、特許文献1に記載される建具は、枠体の上枠と障子の上框との間にヒンジ機構を備え、該ヒンジ機構を回動支点として障子を屋外側に開放動作させる突き出し窓を構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平1-38233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この種の建具に設けられるヒンジ機構は、框体から延在する框側ヒンジ部と、枠体から延在し、框側ヒンジ部を回動自在に支持する枠側ヒンジ部と、框体又は枠体に取り付けられ、框側ヒンジ部の脱落を規制する脱落規制部材と、を備えて構成されており、障子を枠体に組み付ける際に、框側ヒンジ部を枠側ヒンジ部に係合させる必要があるので、障子の組み付け作業性において改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、枠体と、框体を有し、前記枠体の内側に配置される障子と、前記枠体と前記框体との間に設けられるヒンジ機構と、を備え、前記ヒンジ機構を回動支点として前記障子を開閉動作させる建具であって、前記ヒンジ機構は、前記框体から延在する框側ヒンジ部と、前記枠体側にねじを介して固定され、前記框側ヒンジ部を回動可能に支持するヒンジ部材と、を備えて構成され、前記ヒンジ部材は、予め前記框側ヒンジ部に取り付けられ、前記障子を前記枠体に組み付ける際に前記ねじを介して前記枠体に固定されることを特徴とする建具。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の建具であって、前記ヒンジ部材は、前記框側ヒンジ部を回動可能に支持する回動支持部と、前記枠体側の被固定部に沿い、前記ねじを介して前記被固定部に固定される固定部と、前記枠体側に係合し、前記ヒンジ部材の前記框体側への移動、及び前記ヒンジ部材の屋内側への移動を規制する第1係合部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の建具であって、前記第1係合部は、前記障子から荷重を受けると、前記ヒンジ部材の回動支点となり、前記固定部を前記被固定部に押し付ける方向に回動させることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の建具であって、前記ヒンジ部材は、前記枠体側に係合し、前記ヒンジ部材の屋外側への移動を規制する第2係合部をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2に記載の建具であって、前記被固定部は、屋内側を向く傾斜面であることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項2に記載の建具であって、前記框体は、前記障子の通常開閉範囲において、前記回動支持部に干渉して前記障子の脱落を規制する第1脱落規制部を備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の建具であって、前記枠体は、前記障子が通常開閉範囲を超えて開放されたとき、前記框体に干渉して前記障子の脱落を規制する第2脱落規制部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、ヒンジ機構は、框体から延在する框側ヒンジ部と、枠体側にねじを介して固定され、框側ヒンジ部を回動可能に支持するヒンジ部材と、を備えて構成され、ヒンジ部材は、予め框側ヒンジ部に取り付けられ、障子を枠体に組み付ける際にねじを介して枠体に固定されるので、障子を枠体に組み付ける際に、框側ヒンジ部を枠側ヒンジ部に係合させる従来の建具に比べ、障子の組み付け作業性を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、ヒンジ部材は、枠体側に係合し、ヒンジ部材の框体側への移動、及びヒンジ部材の屋内側への移動を規制する第1係合部を備えるので、ヒンジ部材の枠体への取り付けが容易になるだけでなく、取り付け後におけるヒンジ部材の不要な移動を規制できる。
また、請求項3の発明によれば、第1係合部は、障子から荷重を受けると、ヒンジ部材の回動支点となり、ヒンジ部材の固定部を枠体の被固定部に押し付ける方向に回動させるので、ヒンジ部材の枠体への取り付けがさらに容易になるだけでなく、取り付け後におけるヒンジ部材の不要な移動を規制できる。
また、請求項4の発明によれば、ヒンジ部材は、枠体側に係合し、ヒンジ部材の屋外側への移動を規制する第2係合部をさらに備えるので、ヒンジ部材の枠体への取り付けがさらに容易になるだけでなく、取り付け後におけるヒンジ部材の不要な移動を規制できる。
また、請求項5の発明によれば、枠体側の被固定部は、屋内側を向く傾斜面であるため、ねじを介したヒンジ部材の固定作業を屋内側から容易に行うことができる。
また、請求項6の発明によれば、框体は、障子の通常開閉範囲において、ヒンジ部材の回動支持部に干渉して障子の脱落を規制する第1脱落規制部を備えるので、障子の通常開閉範囲における脱落を防止できる。
また、請求項7の発明によれば、枠体は、障子が通常開閉範囲を超えて開放されたとき、框体に干渉して障子の脱落を規制する第2脱落規制部を備えるので、通常開閉範囲を超えた開放時でも障子の脱落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る建具を屋外側から見た正面図である。
図1のA-A断面図である。
図1のB-B断面図である。
開放状態を示す建具の要部断面図である。
通常開閉範囲を超えた開放状態を示す建具の要部断面図である。
(a)~(c)は、上框に対するヒンジ部材の取り付け手順1~3を示す図である。
(a)~(d)は、上枠に対するヒンジ部材の取り付け手順1~4を示す図である。
(a)~(d)は、上枠に対するヒンジ部材の取り付け手順5~8を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1~図3において、1は建具であって、該建具1は、左右に並ぶ2連の突き出し窓1aを備える。なお、突き出し窓1aは、単窓であってもよいし、3連以上の連窓であってもよい。以下、本発明の要部である突き出し窓1aについて説明する。
【0009】
突き出し窓1aは、建物の躯体の開口部に配置される枠体2と、枠体2に配置される障子3と、枠体2の上枠21と障子3の上框31との間に設けられるヒンジ機構4と、枠体2の縦枠23と障子3の縦框33との間に設けられる左右一対のダンパー5と、枠体2の下枠22と障子3の下框32との間に設けられるワイヤーを備えた滑車6と、を備えており、ヒンジ機構4を回動支点として障子3を開閉動作可能に構成される。なお、本発明との関連性が低いダンパー5、滑車6については、説明を省略する。
【0010】
枠体2は、例えば、押出形材や曲げ物等からなる上枠21、下枠22、及び左右の縦枠23(又は中間方立24)を連結して正面視四角形状に構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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