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公開番号2024029972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132474
出願日2022-08-23
発明の名称戸袋
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 3/32 20060101AFI20240229BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 従来品に比べて水平方向の力に対する強度が向上した戸袋を提供する。
【解決手段】 引き戸1を収納する戸袋であって、戸袋の上下方向に延びており、引き戸1が戸袋に収納された閉状態で、引き戸1の移動方向において、引き戸1と隣り合う第一支柱22と、上下方向に延びており、移動方向において第一支柱22から離れ、且つ、引き戸1の厚さ方向において、引き戸1と隣り合う第二支柱3と、移動方向において、第一支柱22及び第二支柱3の間の、閉状態の引き戸1と平行な位置に引き戸1と隣接して配置された枠体41と、を有し、枠体41は、上下方向における枠体41の両端の間に配置され、移動方向に、複数の断片に分かれて断続的に延びている横桟411と、移動方向における枠体41の両端の間に配置され、上下方向に、複数の断片に挟まれた状態で連続して延びている縦桟412と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
引き戸を収納する戸袋であって、
前記戸袋の上下方向に延びており、前記引き戸が前記戸袋に収納された閉状態で、前記引き戸の移動方向において、前記引き戸と隣り合う第一支柱と、
前記上下方向に延びており、前記移動方向において前記第一支柱から離れ、且つ、前記引き戸の厚さ方向において、前記引き戸と隣り合う第二支柱と、
前記移動方向において、前記第一支柱及び前記第二支柱の間の、前記閉状態の前記引き戸と平行な位置に前記引き戸と隣接して配置された枠体と、を有し、
前記枠体は、
前記上下方向における前記枠体の両端の間に配置され、前記移動方向に、複数の断片に分かれて断続的に延びている横桟と、
前記移動方向における前記枠体の両端の間に配置され、前記上下方向に、前記複数の断片に挟まれた状態で連続して延びている縦桟と、を有することを特徴とする戸袋。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記枠体は、複数の前記縦桟を含んで構成されている、請求項1に記載の戸袋。
【請求項3】
前記縦桟は、互いに材質が異なる複数の部分を含んで構成されている、請求項1又は2に記載の戸袋。
【請求項4】
前記縦桟は、金属製の金属桟と木製の木桟とを有し、前記金属桟と前記木桟とが前記移動方向において当接されている、請求項3に記載の戸袋。
【請求項5】
前記移動方向において、前記金属桟は、2つの前記木桟の間に挟まれている、請求項4に記載の戸袋。
【請求項6】
前記移動方向において、前記縦桟は、前記第一支柱よりも、前記第二支柱に近い位置に配置されている、請求項1又は2に記載の戸袋。
【請求項7】
前記第二支柱と隣接する位置に、第三支柱が設けられている請求項1又は2に記載の戸袋。
【請求項8】
前記第三支柱は、水平方向の断面が正方形である中空状の金属製の柱材である請求項7に記載の戸袋。
【請求項9】
上吊り式の前記引き戸を収納する戸袋である、請求項1又は2に記載の戸袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、戸袋に係り、特に、水平方向の力に対する強度を向上させた戸袋に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
引き戸と戸袋とを含む引き戸ユニットには、通常、鉛直方向の力に対する強度を確保する目的で、引き戸ユニットの外枠の中央位置に、鉛直方向に延びた部材である中方立が配置されることがある。
【0003】
しかし、中方立を有する引き戸ユニットが利用される際、通常想定される大きさ以上の力が引き戸ユニットに加わった場合、中方立に撓みが生じる虞がある。中方立の引き戸側への撓み量が、引き戸と中方立との間隔よりも大きくなった場合、中方立が引き戸の移動を妨害してしまい、引き戸ユニットの利用に不具合が生じる。その対策として、中方立とは別の補強部材を新たに配置することは、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1には、引き戸ユニット内に、中方立を補強する補強用ブラシを設けることが記載されている。特許文献1に記載された補強用ブラシによれば、比較的簡易な構成により、中方立の撓みを低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-170082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の中方立を有する引き戸ユニットでは、中方立に補強用ブラシを配置することで鉛直方向の力に対する強度は十分確保される。しかし、このような構造の引き戸ユニットであっても、水平方向の力に対する強度は未だに十分ではなく、通常想定される大きさ以上の水平方向の力が引き戸ユニットに加わった場合、中方立に水平方向の撓みが生じ、それに起因して中方立に残留変位が発生することがある。そして、中方立の引き戸側への撓み及び残留変位が大きくなったとき、中方立が引き戸と干渉し、引き戸ユニットの利用に不具合が生じてしまう虞がある。以上のような事情から、より簡単な構造により、水平方向の力に対する強度が向上した戸袋が求められている。
【0007】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来品に比べて水平方向の力に対する強度が向上した戸袋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題は、本発明の戸袋によれば、戸袋の上下方向に延びており、引き戸が戸袋に収納された閉状態で、引き戸の移動方向において、引き戸と隣り合う第一支柱と、上下方向に延びており、移動方向において第一支柱から離れ、且つ、引き戸の厚さ方向において、引き戸と隣り合う第二支柱と、移動方向において、第一支柱及び第二支柱の間の、閉状態の引き戸と平行な位置に引き戸と隣接して配置された枠体と、を有し、枠体は、上下方向における枠体の両端の間に配置され、移動方向に、複数の断片に分かれて断続的に延びている横桟と、移動方向における枠体の両端の間に配置され、上下方向に、複数の断片に挟まれた状態で連続して延びている縦桟と、を有することにより解決される。
本発明の戸袋は、枠体の構造が、いわゆる縦勝ちの形状をなしている。これにより、戸袋に対して水平方向の力が作用した場合にも、第二支柱の撓み及び残留変位が抑制される。つまり、本発明によれば、従来品に比べて水平方向の力に対する戸袋の強度を向上させることができる。
【0009】
また、本発明の戸袋において、枠体は、複数の縦桟を含んで構成されているとよい。
上記の構成では、枠体内に複数の縦桟を配置することで、水平方向の力に対する戸袋の強度をより向上させ、戸袋の撓みをより軽減することができる。
【0010】
また、本発明の戸袋において、縦桟は、互いに材質が異なる複数の部分を含んで構成されているとよい。
上記の構成では、縦桟が、温度及び湿度の変化に対する膨張率及び収縮率の異なる複数の材質を含む。よって、戸袋の温度及び湿度の変化による反り及び歪みを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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