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公開番号2024133357
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024117139,2020047801
出願日2024-07-22,2020-03-18
発明の名称開口部装置及び窓装置
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 5/16 20060101AFI20240920BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】外窓の外観品質を確保しつつ、所定の防火性能を確保することができる開口部装置及び窓装置を提供する。
【解決手段】開口部装置は、建物の室外に面した外窓の室内側に内窓として設置される開口部装置であって、上枠、下枠、及び左右の縦枠を有する枠体と、耐熱性を有し、前記枠体の開口部で支持される面材と、を備え、少なくとも前記上枠は、その外側見込み面が前記建物の躯体部材又は前記外窓の窓枠の見込み面と連結され、前記外側見込み面と前記見込み面との間に、加熱された場合に膨張する第1の熱膨張性部材が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建物の室外に面した外窓の室内側に内窓として設置される開口部装置であって、
上枠、下枠、及び左右の縦枠を有する枠体と、
耐熱性を有し、前記枠体の開口部で支持される面材と、
を備え、
少なくとも前記上枠は、その外側見込み面が前記建物の躯体部材又は前記外窓の窓枠の見込み面と連結され、
前記外側見込み面と前記窓枠の見込み面との間に、加熱された場合に膨張する第1の熱膨張性部材が設けられることを特徴とする開口部装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の開口部装置であって、
前記外側見込み面から突出し、その先端が前記窓枠の見込み面に突き当たることで該窓枠の見込み面と前記外側見込み面との間に隙間を形成する突出片を有し、
前記第1の熱膨張性部材は、前記隙間に配置されることを特徴とする開口部装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の開口部装置であって、
前記下枠は、その外側見込み面が前記建物の躯体部材又は前記窓枠の見込み面と連結され、
前記左右の縦枠は、その室外側見付け面が前記外窓の窓枠の室内側見付け面と連結されることを特徴とする開口部装置。
【請求項4】
請求項3に記載の開口部装置であって、
前記室外側見付け面と前記窓枠の室内側見付け面との間には、加熱された場合に膨張する熱膨張性部材を設けないことを特徴とする開口部装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の開口部装置であって、
前記枠体は、アルミニウムを含む金属材料の押出形材で構成されていることを特徴とする開口部装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の開口部装置であって、
前記上枠の内側見込み面と前記面材の上端面との間に、加熱された場合に膨張する第2の熱膨張性部材が設けられ、
前記下枠の内側見込み面と前記面材の下端面との間に、加熱された場合に膨張する第3の熱膨張性部材が設けられ、
前記左右の縦枠の内側見込み面と前記面材の側端面との間に、加熱された場合に膨張する第4の熱膨張性部材がそれぞれ設けられることを特徴とする開口部装置。
【請求項7】
建物の室外に面した外窓の室内側に内窓となる開口部装置を設置した窓装置であって、
前記開口部装置は、
上枠、下枠、及び左右の縦枠を有する枠体と、
耐熱性を有し、前記枠体の開口部で支持される面材と、
を備え、
少なくとも前記上枠は、その外側見込み面が前記建物の躯体部材又は前記外窓の窓枠の見込み面と連結され、
前記外側見込み面と前記窓枠の見込み面との間に、加熱された場合に膨張する熱膨張性部材が設けられることを特徴とする窓装置。
【請求項8】
請求項7に記載の窓装置であって、
前記枠体は、アルミニウムを含む金属材料の押出形材で構成され、
前記窓枠は、アルミニウムを含む金属材料の押出形材で構成され、
前記枠体及び前記窓枠は、同一又は類似の表面処理が施されることを特徴とする窓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンウォール等の外窓の内窓として設置する開口部装置及び窓装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、建物の外壁を構成するカーテンウォールにおいて、防火構造を備えた構成が開示されている。この構成では、防火設備が必要な部分と必要でない部分とでカーテンウォールの構造を異ならせ、これにより延焼のおそれがある部分での防火対策を構築している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5376495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のカーテンウォールは、防火部分と非防火部分とで建物の外観が異なるため、建物の外観意匠の統一感が低下する。
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、外窓の外観品質を確保しつつ、所定の防火性能を確保することができる開口部装置及び窓装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様に係る開口部装置は、建物の室外に面した外窓の室内側に内窓として設置される開口部装置であって、上枠、下枠、及び左右の縦枠を有する枠体と、耐熱性を有し、前記枠体の開口部で支持される面材と、を備え、少なくとも前記上枠は、その外側見込み面が前記建物の躯体部材又は前記外窓の窓枠の見込み面と連結され、前記外側見込み面と前記見込み面との間に、加熱された場合に膨張する第1の熱膨張性部材が設けられることを特徴とする。
【0007】
本発明の第2態様に係る窓装置は、建物の室外に面した外窓の室内側に内窓となる開口部装置を設置した窓装置であって、前記開口部装置は、上枠、下枠、及び左右の縦枠を有する枠体と、耐熱性を有し、前記枠体の開口部で支持される面材と、を備え、少なくとも前記上枠は、その外側見込み面が前記建物の躯体部材又は前記外窓の窓枠の見込み面と連結され、前記外側見込み面と前記見込み面との間に、加熱された場合に膨張する熱膨張性部材が設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、外観品質を確保しつつ、所定の防火性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る開口部装置の縦断面図である。
図1に示す開口部装置の横断面図である。
上枠の納まり状態を示す縦断面図である。
下枠の納まり状態を示す縦断面図である。
第1隠蔽配置での縦枠の納まり状態を示す横断面図である。
第2隠蔽配置での縦枠の納まり状態を示す横断面図である。
第1露出配置での縦枠の納まり状態を示す横断面図である。
第2露出配置での縦枠の納まり状態を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る開口部装置及び窓装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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