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公開番号2024131631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042016
出願日2023-03-16
発明の名称二重窓
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 7/02 20060101AFI20240920BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】室内外の換気状態における断熱性および遮音性の低下を抑制し得る二重窓を提供すること。
【解決手段】二重窓1は、スライド移動する外障子25A,内障子35Bをそれぞれ有する外窓2および内窓3を備える。二重窓2の換気状態では、外窓2は、外障子25Aがその換気位置に配置されてX軸方向における一方側を開放し且つX軸方向における他方側を閉鎖すると共に、内窓3は、内障子35Bがその換気位置に配置されてX軸方向における一方側を閉鎖し且つX軸方向における他方側を開放する構成とされる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外窓および内窓を備える二重窓であって、
前記外窓および前記内窓のうち一方の窓は、当該一方の窓における閉鎖位置および開放位置と、前記閉鎖位置および前記開放位置の間の位置である換気位置とに配置可能に面内方向に沿ってスライド移動する第一障子を備え、
前記外窓および前記内窓のうち他方の窓は、当該他方の窓における閉鎖位置および開放位置と、前記閉鎖位置および前記開放位置の間の位置である換気位置とに配置可能に開閉移動する第二障子を備え、
前記二重窓の換気状態では、
前記一方の窓は、前記第一障子がその前記換気位置に配置されて前記面内方向における一方側を開放し且つ前記面内方向における他方側を閉鎖する構成とされると共に、
前記他方の窓は、前記第二障子がその前記換気位置に配置されて前記面内方向における一方側を閉鎖し且つ前記面内方向における他方側を開放する構成とされる
ことを特徴とする二重窓。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
外窓および内窓を備える二重窓であって、
前記外窓および前記内窓のうち一方の窓は、当該一方の窓における閉鎖位置および開放位置と、前記閉鎖位置および前記開放位置の間の位置である換気位置とに配置可能に面外方向に回転開閉移動する第一障子を備え、
前記外窓および前記内窓のうち他方の窓は、当該他方の窓における閉鎖位置および開放位置と、閉鎖位置および開放位置の間の位置である換気位置とに配置可能に開閉移動する第二障子を備え、
前記一方の窓の第一戸先部および前記他方の窓の第二戸先部は、互いに面内方向に離間して配置され、
前記二重窓の換気状態では、
前記一方の窓は、前記第一障子がその前記換気位置に配置されて前記第一戸先部を開放し且つ前記第二戸先部に対して面外方向に対向する対向位置が閉鎖状態とされると共に、
前記他方の窓は、前記第二障子がその前記換気位置に配置されて前記第二戸先部を開放し且つ前記第一戸先部に対して面外方向に対向する対向位置が閉鎖状態とされる
ことを特徴とする二重窓。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の二重窓において、
当該二重窓の開口を区画する開口区画部を有し、
前記開口区画部には、前記第一障子の前記換気位置および前記第二障子の前記換気位置のうち少なくとも一方を示す目印部が設けられる
ことを特徴とする二重窓。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の二重窓において、
前記外窓および前記内窓のうち少なくとも一つには、その開口開放量を制限する開口制限機構が構成される
ことを特徴とする二重窓。
【請求項5】
請求項4に記載の二重窓において、
当該二重窓の開口を区画する開口区画部を有し、
前記開口制限機構は、前記第一障子または前記第二障子に構成される障子連結部と、前記開口区画部に構成される開口連結部と、前記障子連結部および前記開口連結部を連結および解除する連結部材とで構成される
ことを特徴とする二重窓。
【請求項6】
請求項5に記載の二重窓において、
前記連結部材は、一端が前記障子連結部および前記開口連結部の一方に取り付けられる長尺体であり、その長手方向に沿って前記障子連結部および前記開口連結部の他方に係止される被係止部が複数並んで形成される
ことを特徴とする二重窓。
【請求項7】
請求項4に記載の二重窓において、
前記外窓および前記内窓のうち少なくとも一つは、召合せ部を有して引き違い可能に構成され、
前記開口制限機構は、前記召合せ部に構成される
ことを特徴とする二重窓。
【請求項8】
請求項1に記載の二重窓において、
前記外窓は、前記第一障子と、前記第一障子に対して引き違い可能に配置される他の障子とを備え、
前記内窓は、前記第二障子と、前記第二障子に対して引き違い可能に配置される他の障子とを備え、
前記内窓における前記他の障子には、開放を規制する戸先錠が設けられ、
前記一方の窓における前記第一障子と前記他の障子との召合せ部には、操作可能な付設物が構成され、
換気状態において、前記付設物には、前記戸先錠が施錠状態とされた前記内窓の前記他の障子またはスライド移動が制限された前記第二障子が見込み方向に対向して配置される
ことを特徴とする二重窓。
【請求項9】
請求項1に記載の二重窓において、
前記外窓は、前記第一障子と、前記第一障子に対して引き違い可能に配置される他の障子とを備え、
前記内窓は、面内方向にスライド移動可能な構成とされる前記第二障子と、前記第二障子に対して引き違い可能に配置される他の障子とを備え、
前記第一障子は、前記外窓における前記他の障子よりも室外側に配置され、
前記外窓における前記他の障子の召合せ部には、操作可能な付設物が設けられ、
前記第二障子は、前記内窓における前記他の障子よりも室外側に配置される
ことを特徴とする二重窓。
【請求項10】
請求項2に記載の二重窓において、
前記外窓は、前記第一障子を備え、
前記第一障子は、室外側に向かって回転開放可能に構成される
ことを特徴とする二重窓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内外に外窓および内窓を備える二重窓に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、室外側に左右一対の外障子が互いに引違い可能に設けられると共に、室内側に左右一対の内障子が互いに引違い可能に設けられる二重窓が知られている(特許文献1参照)。このような二重窓においては、一般に、左右一方の外障子が開放され、且つ、当該外障子と同じ側の左右一方の内障子を開放することで室内外の換気が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-61301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の二重窓では、前述したように、左右一方の外障子が開放され、且つ、当該外障子と同じ側の左右一方の内障子を開放することで室内外の換気が行われるので、この換気状態において室外内方向において熱や音を遮る部分がなく、換気の際に断熱性および遮音性の低下を抑制することが困難である。
【0005】
本発明の目的は、室内外の換気状態における断熱性および遮音性の低下を抑制し得る二重窓を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の二重窓は、外窓および内窓を備える二重窓であって、前記外窓および前記内窓のうち一方の窓は、当該一方の窓における閉鎖位置および開放位置と、前記閉鎖位置および前記開放位置の間の位置である換気位置とに配置可能に面内方向に沿ってスライド移動する第一障子を備え、前記外窓および前記内窓のうち他方の窓は、当該他方の窓における閉鎖位置および開放位置と、前記閉鎖位置および前記開放位置の間の位置である換気位置とに配置可能に開閉移動する第二障子を備え、前記二重窓の換気状態では、前記一方の窓は、前記第一障子がその前記換気位置に配置されて前記面内方向における一方側を開放し且つ前記面内方向における他方側を閉鎖する構成とされると共に、前記他方の窓は、前記第二障子がその前記換気位置に配置されて前記面内方向における一方側を閉鎖し且つ前記面内方向における他方側を開放する構成とされることを特徴とする。
本発明の二重窓は、外窓および内窓を備える二重窓であって、前記外窓および前記内窓のうち一方の窓は、当該一方の窓における閉鎖位置および開放位置と、前記閉鎖位置および前記開放位置の間の位置である換気位置とに配置可能に面外方向に回転開閉移動する第一障子を備え、前記外窓および前記内窓のうち他方の窓は、当該他方の窓における閉鎖位置および開放位置と、閉鎖位置および開放位置の間の位置である換気位置とに配置可能に開閉移動する第二障子を備え、前記一方の窓の第一戸先部および前記他方の窓の第二戸先部は、互いに面内方向に離間して配置され、前記二重窓の換気状態では、前記一方の窓は、前記第一障子がその前記換気位置に配置されて前記第一戸先部を開放し且つ前記第二戸先部に対して面外方向に対向する対向位置が閉鎖状態とされると共に、前記他方の窓は、前記第二障子がその前記換気位置に配置されて前記第二戸先部を開放し且つ前記第一戸先部に対して面外方向に対向する対向位置が閉鎖状態とされることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、室内外の換気状態で断熱性および遮音性の低下を抑制し得る二重窓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る二重窓の換気状態を示す内観姿図。
前記実施形態に係る二重窓の換気状態を示す横断面図。
前記実施形態に係る二重窓の召合せ部における開口制限機構を示す説明図。
図3に示す開口制限機構を示す動作説明図。
前記実施形態に係る二重窓に利用可能な戸先部における開口制限機構を示す説明図。
前記実施形態に係る二重窓の目印部を示す斜視図。
前記実施形態に係る二重窓の変形例を示す横断面図。
前記実施形態に係る二重窓のスライド系のバリエーションを示す簡略図。
前記実施形態に係る二重窓のスイング系のバリエーションを示す簡略図。
図9に示すバリエーションにおける二重窓の目印部を示す矢視図。
前記実施形態に係る二重窓を連窓としたバリエーションを示す簡略図。
前記実施形態に係る二重窓を段窓としたバリエーションを示す簡略図。
前記実施形態に係る二重窓を連段窓としたバリエーションを示す簡略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2において、本実施形態に係る二重窓1は、室外側の空間および室内側の空間を区画する外窓2および内窓3を備えている。外窓2は、窓枠21(枠体)と、窓枠21内において互いに引き違い可能に配置される室外側の外障子25A(第一障子または第二障子)および室内側の内障子25B(他の障子)とを備えた引き違い窓として構成されている。内窓3は、窓枠31は、窓枠31(枠体)と、窓枠31内において互いに引き違い可能に配置される室外側の外障子35A(他の障子)および室内側の内障子35B(第二障子または第一障子)とを備えた引き違い窓として構成されている。
以下の説明において、二重窓1の左右方向(スライド方向)をX軸方向とし、二重窓1の上下方向をY軸方向とし、二重窓1の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交しており、X,Y軸方向は面内方向であり、Z軸方向が面外方向である。
【0010】
外窓2は、内窓3に対して室外側に配置されている。
窓枠21は、外窓2の開口を区画する開口区画部であり、上枠213(図6参照)、下枠(図示省略)および左右の縦枠211,212を枠組みしてなる。
外障子25Aは、上框253(図6参照)、下框(図示省略)、図2において左側に示す戸先框251(縦框)、図2において右側に示す召合せ框252(縦框(外召合せ框))およびガラスパネル等の面材250を框組みしてなる。この外障子25Aは、内障子25Bに対してX軸方向にスライド移動可能に配置されており、図2に示す左側部分を全閉鎖する閉鎖位置と、内障子25Bに対する図2に示す左側部分を全開放する開放位置と、閉鎖位置および開放位置の間の位置である図2に示す換気位置P1とに配置可能に窓枠21内に収められている。
内障子25Bは、外障子25Aと概略同様に、上框(図示省略)、下框(図示省略)、図2において右側に示す戸先框254(縦框)、図2において左側に示す召合せ框255(縦框(内召合せ框))およびガラスパネル等の面材256を框組みしてなる。この内障子25Bは、外障子25Aに対してX軸方向にスライド移動可能に配置されており、スライド移動によって図2に示す右側部分を開閉する。
(【0011】以降は省略されています)

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