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公開番号2024130831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040745
出願日2023-03-15
発明の名称作業機用空調装置
出願人サンデン株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類B60H 1/32 20060101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約【課題】簡素な構成で、エネルギー効率を向上する作業機用空調装置を提供すること。
【解決手段】制御装置は、加熱された熱媒体が空調用熱媒体循環路21a、21bを循環する暖房運転と、冷媒-熱媒体熱交換器35で吸熱された熱媒体が車載機器用熱媒体循環路21a、21cを循環する車載機器冷却運転と、を選択的に実行可能に構成され、制御装置は、暖房運転を要求する暖房要求と車載機器冷却運転を要求する車載機器冷却要求とを受けた場合、暖房運転と車載機器冷却運転を交互に切り替える併用運転を実行するように構成されている作業機用空調装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱媒体を循環させる熱媒体循環装置と、HVAC内に設けられ車室内に供給する空気を加熱する放熱器と、車載機器を温調する車載機器温調部と、熱媒体加熱装置とを有した熱媒体回路と、
冷媒と前記熱媒体回路を流れる熱媒体とを熱交換させて熱媒体を冷却する冷媒-熱媒体熱交換器を有した冷媒回路と、
制御装置と、
を備えた作業機用空調装置であって、
前記熱媒体回路は、前記熱媒体循環装置が設置された第1熱媒体流路と、前記放熱器が設置された第2熱媒体流路と、前記車載機器温調部および前記冷媒-熱媒体熱交換器が設置された第3熱媒体流路とを備え、
前記第1熱媒体流路および前記第2熱媒体流路は、空調用熱媒体循環路を形成し、
前記第1熱媒体流路および前記第3熱媒体流路は、車載機器用熱媒体循環路を形成し、
前記制御装置は、前記熱媒体加熱装置によって加熱された熱媒体が前記空調用熱媒体循環路を循環する暖房運転と、前記冷媒-熱媒体熱交換器で吸熱された熱媒体が前記車載機器用熱媒体循環路を循環する車載機器冷却運転と、を選択的に実行可能に構成され、
前記制御装置は、前記暖房運転を要求する暖房要求と前記車載機器冷却運転を要求する車載機器冷却要求とを受けた場合、前記暖房運転と前記車載機器冷却運転を交互に切り替える併用運転を実行するように構成されていることを特徴とする作業機用空調装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記作業機用空調装置の起動時において、前記暖房要求および前記車載機器冷却要求を受けている場合、前記車載機器冷却運転から開始させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業機用空調装置。
【請求項3】
前記熱媒体回路は、前記熱媒体加熱装置として、前記第1熱媒体流路に設置された第1の熱媒体加熱装置と、前記第2熱媒体流路に設置された第2の熱媒体加熱装置とを備え、
前記制御装置は、前記併用運転における前記暖房運転時に、前記第1の熱媒体加熱装置による熱媒体の加熱を行うことなく、前記第2の熱媒体加熱装置による熱媒体の加熱を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業機用空調装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記併用運転における前記車載機器冷却運転時に、前記第2の熱媒体加熱装置による熱媒体の加熱を行うように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の作業機用空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機用空調装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、クレーンやショベル等の作業機に搭載される作業機用空調装置として、作業機の車室内の暖房のために車室内に供給する空気を加熱するための放熱器とバッテリ等の車載機器を温調するための車載機器温調部とを有した熱媒体回路と、熱媒体を冷却する冷媒-熱媒体熱交換器を有した冷媒回路とを備えた作業機用空調装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-245457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上述したような作業機用空調装置においては、エネルギー効率の観点で改善の余地がある。
【0005】
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡素な構成で、エネルギー効率を向上する作業機用空調装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、熱媒体を循環させる熱媒体循環装置と、HVAC内に設けられ車室内に供給する空気を加熱する放熱器と、車載機器を温調する車載機器温調部と、熱媒体加熱装置とを有した熱媒体回路と、冷媒と前記熱媒体回路を流れる熱媒体とを熱交換させて熱媒体を冷却する冷媒-熱媒体熱交換器を有した冷媒回路と、制御装置と、を備えた作業機用空調装置であって、前記熱媒体回路は、前記熱媒体循環装置が設置された第1熱媒体流路と、前記放熱器が設置された第2熱媒体流路と、前記車載機器温調部および前記冷媒-熱媒体熱交換器が設置された第3熱媒体流路とを備え、前記第1熱媒体流路および前記第2熱媒体流路は、空調用熱媒体循環路を形成し、前記第1熱媒体流路および前記第3熱媒体流路は、車載機器用熱媒体循環路を形成し、前記制御装置は、前記熱媒体加熱装置によって加熱された熱媒体が前記空調用熱媒体循環路を循環する暖房運転と、前記冷媒-熱媒体熱交換器で吸熱された熱媒体が前記車載機器用熱媒体循環路を循環する車載機器冷却運転と、を選択的に実行可能に構成され、前記制御装置は、前記暖房運転を要求する暖房要求と前記車載機器冷却運転を要求する車載機器冷却要求とを受けた場合、前記暖房運転と前記車載機器冷却運転を交互に切り替える併用運転を実行するように構成されていることにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、簡素な構成で、エネルギー効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る作業機用空調装置の構成を示す説明図。
制御装置による制御の概略を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の一実施形態に係る作業機用空調装置10について、図面に基づいて説明する。
なお、本明細書で使用する「上流」「下流」の用語は、熱媒体または冷媒の流れ方向における上流または下流を意味する。
【0010】
まず、作業機用空調装置10は、ラフテレーンクレーン、油圧ショベル、ホイルローダ、ブルドーザ、トラクタ、コンバイン、フォークリフト、クローラクレーン、トラッククレーン、モータグレーダ、掘削作業車、等の作業機に搭載され、作業機の車室内の空調(暖房・冷房)を行うとともに、作業機に搭載されたバッテリ等の車載機器12の温調(冷却・加熱)を行うものであり、図1に示すように、クーラント(水)等の熱媒体を用いた熱媒体回路20と、ハイドロフルオロオレフィン等の冷媒を用いた冷媒回路30と、作業機用空調装置10の各部を制御する制御装置(図示しない)とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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