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公開番号2024130647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040496
出願日2023-03-15
発明の名称蓄電モジュール
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/516 20210101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】レーザ照射領域の長手方向の両端部における、バスバと外部端子との接合強度を安定させる。
【解決手段】本開示に基づく蓄電モジュール1において、バスバ20は、外部端子11との接合のためにレーザが照射されることで形成された環状の溶接線30と、溶接線30の外周縁30Eより内側の領域であるレーザ照射領域40とを有している。レーザ照射領域40は第1方向DR1に延び、第1方向DR1の一方端に位置する第1端部41と、第1方向DR1の他方端に位置する第2端部42と、第1方向DR1の中央に位置する中央部43とを有している。第1端部41の第1方向DR1に直交する第2方向DR2における寸法である第1幅寸法D1、および、第2端部42の第2方向DR2における寸法である第2幅寸法D2は、それぞれ、中央部43の第2方向DR2における寸法である中央幅寸法DCより長い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部端子を有する蓄電セルと、
前記外部端子の上面に配置され、上方からのレーザ溶接により前記外部端子と接合されているバスバとを備え、
前記バスバは、前記外部端子との接合のためにレーザが照射されることで形成された環状の溶接線と、該溶接線の外周縁より内側の領域であるレーザ照射領域とを有し、
前記レーザ照射領域は第1方向に延び、前記第1方向の一方端に位置する第1端部と、前記第1方向の他方端に位置する第2端部と、前記第1方向の中央に位置する中央部とを有し、
前記第1端部の前記第1方向に直交する第2方向における寸法である第1幅寸法、および、前記第2端部の前記第2方向における寸法である第2幅寸法は、それぞれ、前記中央部の前記第2方向における寸法である中央幅寸法より長い、蓄電モジュール。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記中央幅寸法は、前記バスバのうち前記外部端子の前記上面に位置する部分の厚さの寸法以上である、請求項1に記載の蓄電モジュール。
【請求項3】
前記外部端子の前記上面には、上下方向から見たときに前記レーザ照射領域の前記第1方向における両側に位置する、一対の孔部が形成されている、請求項1に記載の蓄電モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、蓄電モジュールは複数の蓄電セルを備えている。蓄電セルは外部端子を有する。複数の蓄電セルの各々の外部端子が、互いにバスバによって接続されている。外部端子およびバスバは、レーザ溶接によって互いに接合される。特開2016-196034号公報(特許文献1)には、レーザ溶接に関する技術が開示されている。特許文献1に開示された溶接構造物は、第1の部材と、第1の部材とレーザ溶接によって接合され、少なくとも1本の溶接線を有する溶接施工部が形成された第2の部材と、を備えている。当該溶接線の各端部は、溶接施工部を最短の長さで囲む1本の外周線から離間して配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-196034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、外周線によって画定される領域をレーザ照射領域として見た場合、レーザ照射領域の長手方向における両端部においては、溶接線が大きく曲がっている。溶接線が大きく曲がるようにレーザを照射すると、レーザ照射器の出力が低下したり、レーザ軌跡が予定された経路より内周側を通ったり、または、レーザの走査速度が変動する場合がある。このため、レーザ照射領域の長手方向における両端部は、接合強度が不安定となる。
【0005】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、レーザ照射領域の長手方向の両端部における、バスバと外部端子との接合強度を安定させることができる蓄電モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく蓄電モジュールは、蓄電セルと、バスバとを備えている。蓄電セルは、外部端子を有している。バスバは、外部端子の上面に配置され、上方からのレーザ溶接により外部端子と接合されている。バスバは、外部端子との接合のためにレーザが照射されることで形成された環状の溶接線と、該溶接線の外周縁より内側の領域であるレーザ照射領域とを有している。レーザ照射領域は第1方向に延び、第1方向の一方端に位置する第1端部と、第1方向の他方端に位置する第2端部と、第1方向の中央に位置する中央部とを有している。第1端部の第1方向に直交する第2方向における寸法である第1幅寸法、および、第2端部の第2方向における寸法である第2幅寸法は、それぞれ、中央部の第2方向における寸法である中央幅寸法より長い。
【0007】
上記の構成によれば、第1幅寸法および第2幅寸法が、中央幅寸法より長いため、第1端部および第2端部において、バスバと外部端子との第2方向における接合長さがより長くなる。これにより、溶接線が大きく曲がっていることに起因する接合強度不安定化の影響を相対的に小さくすることができる。よって、レーザ照射領域の長手方向の両端部における、バスバと外部端子との接合強度を安定させることができる。
【0008】
上述の蓄電モジュールにおいて、中央幅寸法は、バスバのうち外部端子の上面に位置する部分の厚さの寸法以上であってもよい。
【0009】
上記の構成によれば、レーザ照射領域の中央部において所望の接合強度を確保することができる。
【0010】
上述の蓄電モジュールにおいて、外部端子の上面には、上下方向から見たときにレーザ照射領域の第1方向における両側に位置する、一対の孔部が形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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