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公開番号2024130374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040054
出願日2023-03-14
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E05F 5/02 20060101AFI20240920BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ブレーキ装置の調整作業を容易に実施すること。
【解決手段】上枠12に設けられた外方レール部12Aを介して外障子20Aがスライド可能に配設され、上枠12に設けられた端部用当接部材40Aに対して外障子20Aに設けられたダンパ部材30を当接させることにより、枠体10に対する外障子20Aのスライド速度を減少させるブレーキ装置を備えた建具であって、外方レール部12Aに対して見込み方向のずれた内方レール部12Bに隣接して端部用当接部材40Aが設けられ、端部用当接部材40Aに当接可能となるように外障子20Aの突出部22Abにダンパ部材30が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
枠体に設けられたレール部を介して障子がスライド可能に配設され、前記障子に設けられたダンパ部材を当接部材に当接させることにより前記枠体に対する前記障子のスライド速度を減少させるブレーキ装置を備えた建具であって、
前記レール部に対して見込み方向のずれた位置に前記当接部材が設けられ、前記当接部材に当接可能となるように前記障子に前記ダンパ部材が設けられていることを特徴とする建具。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
枠体に設けられた外方レール部を介して第1の障子がスライド可能に配設されているとともに、内方レール部を介して第2の障子がスライド可能に配設され、前記第1の障子及び前記第2の障子のそれぞれに設けられたダンパ部材を当接部材に当接させることにより前記枠体に対する前記第1の障子及び前記第2の障子のスライド速度を減少させるブレーキ装置を備えた建具であって、
前記外方レール部及び前記内方レール部のいずれか一方に隣接して前記当接部材が設けられ、前記当接部材に当接可能となるように前記第1の障子及び前記第2の障子のそれぞれに前記ダンパ部材が設けられていることを特徴とする建具。
【請求項3】
前記障子を構成する框の表面に前記ダンパ部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記ダンパ部材は、周囲がカバーによって覆われていることを特徴とする請求項3に記載の建具。
【請求項5】
前記障子は、前記枠体に対して左右方向にスライドするものであり、
前記当接部材は、前記枠体を構成する横枠に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建具。
【請求項6】
前記障子は、前記枠体に対して左右方向にスライドするものであり、
前記障子の戸先となる縦框は、前記障子を閉じ位置に配置した場合に室内に臨む見付け面が前記枠体を構成する縦枠によって覆われるように構成され、
前記ダンパ部材の見付け方向に沿った寸法は、前記縦框の見付け方向に沿った寸法よりも大きく構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建具。
【請求項7】
前記障子には、前記ダンパ部材が見込み方向に複数並設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建具。
【請求項8】
前記ダンパ部材に対して前記当接部材が個別に設けられ、前記当接部材は前記ダンパ部材との当接開始位置が互いに異なるように設けられていることを特徴とする請求項7に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
引き違い窓等の建具では、縦框等の戸先となる框にダンパ部材を配設するとともに、枠体に当接部材を配設し、枠体に対して障子をスライドさせた際にダンパ部材を当接部材に当接させることで障子のスライド速度を減少させるブレーキ装置を備えたものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この種の建具では、例えば障子が閉じる際の速度を減じることで障子が突き合わせの障子や枠体に衝突する事態を防止することができる等の利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-297759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の建具では、障子を閉じ位置に配置した場合に枠体に設けられた当接部材が障子の上方に位置することになる。従って、例えばダンパ部材と当接部材との当接位置やスライド速度の減少を開始する位置等の調整を行うことが難しくなる等の問題を生じる懸念がある。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、ブレーキ装置の調整作業を容易に実施することが可能な建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、枠体に設けられたレール部を介して障子がスライド可能に配設され、前記障子に設けられたダンパ部材を当接部材に当接させることにより前記枠体に対する前記障子のスライド速度を減少させるブレーキ装置を備えた建具であって、前記レール部に対して見込み方向のずれた位置に前記当接部材が設けられ、前記当接部材に当接可能となるように前記障子に前記ダンパ部材が設けられていることを特徴とする。
【0007】
また本発明に係る建具は、枠体に設けられた外方レール部を介して第1の障子がスライド可能に配設されているとともに、内方レール部を介して第2の障子がスライド可能に配設され、前記第1の障子及び前記第2の障子のそれぞれに設けられたダンパ部材を当接部材に当接させることにより前記枠体に対する前記第1の障子及び前記第2の障子のスライド速度を減少させるブレーキ装置を備えた建具であって、前記外方レール部及び前記内方レール部のいずれか一方に前記当接部材が設けられ、前記当接部材に当接可能となるように前記第1の障子及び前記第2の障子のそれぞれに前記ダンパ部材が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、当接部材が障子のレール部に対して見込み方向にずれた位置に設けられるため、障子の位置に関わらず当接部材とダンパ部材との当接状態を視認することが可能となり、ブレーキ装置の調整作業を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態である建具を室内側から見た姿図である。
図1に示した建具の横断面図である。
図2におけるX-X線要部断面図である。
図3に示す部分を室内側から見た要部斜視図である。
図2におけるY-Y線要部断面図である。
図5に示す部分を室内側から見た要部斜視図である。
図1に示した建具の要部横断面図である。
図1に示した建具の要部を示すもので、(a)は外障子が閉じ位置に配置されて端部用当接部材に当接した状態の横断面図、(b)は外障子が開き方向に移動して中央部用当接部材に当接した状態の横断面図である。
図1に示した建具の上枠及び上框の部分を室内側から見た拡大図である。
変形例1である建具の横断面図である。
図10におけるZ-Z線要部断面図である。
変形例2である建具の要部横断面図である。
変形例3である建具の要部縦断面図である。
図13に示す部分を室内側から見た斜視図である。
図13に示した建具の要部を示すもので、(a)は要部横断面図、(b)は(a)を室内側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、下枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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